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安定してるからではなく、自分基準で仕事を選ぶこと

これから書くことは、就職活動、そして入社してから自分が働きやすい環境にすることにおいて非常に重要な考え方だと思います。
先に私の経歴をお伝えします。

大学新卒で商工会議所経営指導員から営業職、アパレル店員、エルメスバックヤード、組み立て製造、時計販売員、、
と多くの業種を経験しています。

はたからから見ると、会社を転々としてるんだな。仕事が続かないのかなと思いますよね。
それはあなたの石の上にも3年という古い価値観に囚われているにすぎません。私には私の仕事選びの3つの軸に沿ってこの仕事を選び抜いています。全く異なる仕事ですが、私の中では全て繋がっているのです。

あなたの仕事に対する考え方が変わるかどうか分かりませんが、自分自身仕事について考え抜いた結論です。

仕事選びには3つの軸があると思っています。


1つ目の軸は、好きな事を仕事にすること。自分がやっていてこれが好きだな、楽しいなと思えることです。それらを仕事にすることです。例えば、自分は服やオシャレ、ファッションが好きだから、アパレル店員などです。これは多くの人が考えることだと思います。

2つ目の軸は、自分に向いている事です。自分は人と話すのが得意で向いているから、接客サービスであったり、自分は他人と関わるのが面倒で、ひとりで1つの事をもくもくと作業をするのが良いという方なら、製造業やフリーランス、職人などが該当すると思います。

そして3つ目の軸は、社会的地位と給与の高さです。大企業や公務員、ネームブランドがある誰もが聞いて分かる企業に就職することです。ここの利点は退職した後でも、あの大企業から転職されてきたなど、転職活動や入社した後でも元〇〇のブランドイメージがあるため、自分の人生にプラスに働くことが多いと思います。

この3つの軸がある中で、私は大学時代3つ目の軸の社会的地位と給与の高さを選び、商工会議所に入所しました。1年目から7桁の賞与、毎年上がる昇給。両親、大学時代の教授、友達からも、良いところに就職出来たなと言われました。また初対面の方、会社の社長さんからも商工会議所職員というだけで自分に対する態度が変わるのを感じ、最初は優越感に浸っていました。

しかし、私はその社会的地位があり、給与もまあまあ良かった商工会議所を2年2ヶ月で辞めることになります。
辞めた理由はシンプルです。仕事選びの1つ目の自分の好きな仕事ではなかったから。そして2つ目の自分に向いている仕事ではなかったからです。おそらく社会人としてこの3つの軸のうち2つダメなら退職を考えるべきでしょう。というより、辞めたくなると思います。

商工会議所を辞めた後、仕事選びの1つ目の好きなことを仕事にしようと思いました。当時、私はファッションやブランドが好きだったので、アパレルの仕事をしようと決めました。営業成績トップになったこともありましたが退職しました。私は他人に合わせられることはできますが、あまり接客が向いているとは思えなかったのです。

そして残った最後の軸である仕事選びの2つ目、自分に向いていることを仕事にしました。私は一つの事をコツコツと作業をするのが向いていると自己分析し、製造業の仕事をしてみました。これが本当に面白くて、やっとこれだというものに出会うことができました。自分に向いていることだから基本的に一度言われたら理解することができ、どんどん仕事ができるようになり、仕事を任せてくれて面白く感じました。現在ドイツでも、自分に向いていることで働いていますが毎日やりがいを感じて働いております。

このことから、仕事選びの3つの軸の2つ目である自分に向いていること。これを仕事にすることが私自身は合っていました。これは人によって重要視するところが異なると思いますが、この3つの軸は多くの人に該当すると考えております。

また、この3つの軸で面白いと思うのが、2つの軸を組み合わせられることです。例えば、私は服を描いたり、ファッションが好きで、1人でコツコツすることが向いているのなら、ファッションデザイナーであったり。
旅行が好きで人々が楽しむ姿に生きがいを感じ、計画通りツアーを成功させ、人と関わることが向いていると思うのなら、ツアーコンダクターなど。

何かになりたいと考えるのではなく、自分はこれが好きで、こういうことが向いていると思うから、こんな仕事はないかなと探してみる。こういった仕事の探し方をしてみても面白いのではないかと思います。

これから就職活動をする皆さんにはこの仕事探しの3つの軸を意識して、自分の好きなことは。自分に向いていることは。社会的地位やお金はそれよりも必要かな。と考えて頂けるとまた違った見方が出来るのではないかと思います。


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