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一人旅へ行こう!初めての一人旅はカンボジア&ベトナムへ《第8話》初めてのドリンク注文で赤っ恥!

《第8話あらすじ 初めてのドリンク注文で赤っ恥!》

どうにか成田空港を突破して飛行機に搭乗。

見るもの全てが新鮮で、快適な空の旅である。

しかし・・・ドリンクの注文という難関が待ち構えていたのであった・・・。

どうぞご覧ください。


はじめてご訪問の方はトップページ★もくじ★の記事よりどうぞ。


《chapter1 エアバスA350での空の旅を満喫しまくる大人》

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さてさて成田空港よりテイクオフ。

地上はどんよりとした曇り空であったが、飛行機が雲の上に出ると快晴だった!(←あたりまえ)

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特に珍しいものではないだろうが、なにしろ自分にとっては珍しすぎる窓からの光景。

まるで子供のように夢中で写真や動画を撮影した。ベトナム語のアナウンスも妙に新鮮に聞こえる。

確かに座席後方は翼があまり邪魔にならず写真が撮りやすい。この点では作戦成功である。

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後から聞いた話しではあるが、この時搭乗した機材はエアバス社のA350。

日本の航空会社にもまだ導入があまり進んでいないような最新鋭機をベトナム航空は多数所有していた。

きっと国営であるベトナム航空は外国人観光客呼び込みによる外貨獲得のために最新鋭機を導入しているに違いないと勝手に想像。

ちなみにA350は一般的に乾燥しがちな機内の湿度を快適に保つ機能があるんだとかなんとか。

他の飛行機と比べた訳ではないが全体的にキレイだし座席も広々していて快適に思えた。

一通り試してみないともったいない!

機内エンタメも充実。日本の映画もいくつか観られるがそれは後にとっておこう。

まだ離陸して間もないし、ここはとりあえず無駄にテトリス的なゲームをやってみた。

《chapter2 初めてのドリンク注文で赤っ恥!》

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空の旅を楽しんでいると、ベトナムの民族衣装であるアオザイを華麗にまとったベトナム人のCAさんがドリンク提供に前の方から回って来た。(※CA=キャビンアテンダント)

日本のタレントの小池栄子さんに似た少しワイルドな雰囲気でグラマラスなベトナム美人でうっとりである。



いかんいかん。日本男児たるもの外国の美人CAさんに見とれている場合ではない!

観察してみるとドリンクは何を飲みたいか聞いて提供しているようだ。

ベトナム語は当然分からないのでここは英語で注文しなければ・・・。

既にお気づきであろうが何でも事前に調べておく習慣のある自分。

こんな事を調べていた。

・海外の航空会社のドリンクは衛生面で問題がある事が多い。そのため単独で密封されているミネラルウォーター等が安心。

そもそも朝食をたくさん食べ今日の摂取カロリーが気になっていたので甘いソフトドリンクも避けたい。

ここはシンプルにミネラルウォーターにしておこう。

でもミネラルウォーターって和製英語のような・・・。

何て頼めば良いんだろう・・・。

単に「ウォーター!」で良いのかな?

でも・・・「ウォーター」は明らかに日本語的な発音。

正しくは・・・「ワラーっ」的な発音だったよな・・・(汗)



小池栄子似のベトナム美人のCAさんがやって来た。日本男児である自分の注文の番だ。

えいっとばかりに「ワラーっ」と注文。

すると・・・。

「コーラ?」

と聞き返され動揺・・・。



となりの席に座っていた西洋人カップルが「あちゃー・・・」という顔をした。

いかん。日本男児たるものここは平静を装わなければ。



「イェス(小声)」

そしてコーラが提供された。

日本男児、不覚にも完敗である・・・。

そして一つ人生の目標が出来た。

ちゃんと通じるように「WATER」と発音できるようになる事。


余談であるが、帰路で一緒になった日本人にこのエピソードを話したところ「WATERの発音が一番難しいですよ。私はいつもパイナップル!って言います。」と教えてくれた。

そんな動揺さめやらぬ間に今度はCAさんが前の方から大きなカートを押してやってきた。

ちょっと楽しみにしていた機内食の提供だ。

メニューには洋食(WESTERN)と和食(JAPANESE)があった。

今度は注文は簡単であった。なぜなら先にメニューを手渡されたので指さすだけだったからだ。

多少はヘルシーかと思って和食を注文。

提供されたのはこちら。

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味はなかなか良かった。

ご飯物にパンが付いてきたのはベトナムのご愛敬か。

食事を終えるとお昼寝タイム。

お腹が膨れた乗客の多くは眠りについた。

しかし自分は空の旅を満喫中。窓の外の景色をやや目をギラギラさせながら飽きずに魅了され続けている。

そもそも今はお昼の12時頃。元々眠くはない時間である。

しかし多くの乗客が眠りにつくと今度はCAさんがやってきて、笑顔で窓のブラインドを閉めるように笑顔で指示されてしまう。

しかたがないので映画を見て過ごす。

機内エンタメには日本の映画も何本かあった。

自分が見たのはこれ。

タイムリーにCAさんに似ている小池栄子さんも出演(笑)


《chapter3 ホーチミンシティーに到着 思いついた単語はビューティフルのみ》

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さて飛行機はベトナム南部に位置する最大の都市、ホーチミンシティーに近づいた。

ホーチミンシティーは以前サイゴンと呼ばれていた場所で空港の略称もSGNとなっている。

熱帯雨林を開拓したような曲がりくねった川とポップな色の建物群。日本の風景とは明らかに違う。

サイゴンといえば南北で戦ったベトナム戦争終焉の土地として有名。

映画ランボーもベトナム戦争からの帰還兵であるランボーのその後の人生を描いたものだ。

ベトナム戦争についてはまたの機会に触れたいと思うが、海外を旅行するにあたってはある程度どの国の歴史を知っておく事もマナーでは。

過去に日本も関係した戦争遺産でキャーキャーはしゃいで写真を撮りまくるといった行為があったら日本人として恥ずかしいでしょ?

またもし現地の人と仲良くなる事が出来たとして、自分の国の事を少しでも調べて来てくれている事が分かれば心を開いてくれやすいのでは。

例えばホーチミンというのは北ベトナム軍を率いた指導者の名前で遺体はベトナムの北に位置する首都ハノイに安置されている。(見学可能)

戦争当時アメリカが支援した南ベトナムのホーチミンシティーはベトナム最大の都市だが戦後その指導者ホーチミンの名前が付けられた。

となるとハノイとホーチミンシティーでは町並みに違いがある事や、市民の心境やカルチャーには違いがあるのでは? などという事もなんとなく分かってきたりして旅がより奥深いものになるのでは。

せっかく海外まで出かけて観光客目当てに作られた外資系リゾートホテルでインスタ映え写真を撮っているだけではもったいない。(と、インスタ映え女子にまた毒づく)


またまた脱線したが、着陸した空港の名称は「タンソンニャット国際空港」

たんそんにゃっとたんそんにゃっと・・・。

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(※たんそんにゃっと想像図)


《マメ知識 空港コード》

ベトナムは南北に長い国。ベトナム経由の乗り継ぎ便を利用する際はこの南部のタンソンニャット国際空港(略称SGN)か、北部にある街、首都ハノイにある空港は「ノイバイ国際空港」(略称HAN)を経由する事が多い。

空港には三文字のアルファベットがあり知っておくと地図や航空券検索の時に楽ちんだ。

またスーツケースを預けた時に取り付けられるタグにもこの3文字が目立つように表示されているので手荷物を預ける際に行き先が間違っていないか一目で確認できる。

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羽田空港→HND

成田空港→NRT

シェムリアップ空港(カンボジア)→REP

桃園(台北)→TPE

スワンナプーム(バンコク)→BKK

ドンムアン(バンコク)→DMK

(参考)日本から直行便が就航する海外の空港


そしてついに着陸。もちろん飛行機の着陸も自分にとっては新鮮。

すごいブレーキ力に若干顔が引きつる。

そして飛行機はターミナルから離れた場所に停まった。

窓からの景色優先で最後部近くに座っていた自分。降りる順番も最後の方である。

すると・・・。

例のベトナム美人なCAさんが通路で乗客を見送っている。

もたもた荷物を取り出したりしていて自分が最後の一人になり、そのCAさんの横を通過。

その時バッチリ一対一で目が合ってしまう。



ここは挨拶がてらさりげないお世辞の一つでも言いたいところ。



しかしウォーターが注文出来ない英語力の自分である・・・。



いかんっ。「ビューティフル!」としか思いつかない。

いくらなんでもストレート過ぎるしぜんぜんさりげなくない・・・。

結局もじもじしながら何も言えずに通過してしまった。

自分、悔しいであります!

英語でウォーターが注文出来るという目標の他にも女性にさりげないお世辞の一つも言えるようになるという事も加えたいと思ったのであった。

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ベトナムの空港では飛行機がいわゆる沖止めされターミナルまでバスで輸送となる事が多い。飛行機が間近で見られて自分としてはご満悦である。

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ターミナルへ移動するずいぶんと長くて大きなバスに乗り込んだ。

次の関門はカンボジア行きの飛行機への乗り継ぎだ。


(つづく)


執筆者【リョーイチ】

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東京・八王子の高尾山近くの一軒家で一人暮らし満喫中。フィットネスジムに通いつつ時々近所の山にも登ってます。そして最近は一人旅にはまり中。
テニス・バドミントン・登山・スノボは3シーズン目。DJやクラブイベントの開催活動、自宅DJレッスンもしています。

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膨大な旅の写真はInstagramにて ユーザーネームは ryoichi3

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