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一人旅へ行こう!初めての一人旅はカンボジア&ベトナムへ《第10話》カンボジアへのフライト 小さすぎて見えな~い!

《第10話 あらすじ》カンボジアへのフライト 小さすぎて見えな~い!

最終目的地であるカンボジアのシェムリアップ空港へ。

機内で配布された入国カードの記入に四苦八苦。

そして空港に到着。例のアライバルビザの申請が必要だ。

なぜか送迎サービスで自分の名前が書かれたプラカードが二枚・・・。

長い空の旅を終えてようやくホテルに到着。初めてのカンボジアの食事。

どうぞご覧ください。


はじめてご訪問の方はトップページ《もくじ》の記事からどうぞ。


《chapter1 小さすぎて見えな~い!》

どうにかベトナムで乗り継いでカンボジア、シェムリアップ国際空港行きの便に搭乗。

しばらくするとCAさんがカンボジアへの入国カードを配布してくれた。

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見てみたところ説明がカンボジア語(クメール語)、英語、中国語で書かれている。



ところが・・・。

そもそも小さな用紙であり、そこに説明の文字が3カ国語で書かれている訳で具体的に何が書いてあるのか・・・

小さすぎて見えな~い!!!

また日本語の説明は無いので最低限の英語の読解力も必要だ。

そして筆記用具も用意されていない。

どうしよう!

そうならないためにもまず細字のボールペンを機内持込荷物に加えておく事をオススメする。

また各国の出入国カードの書き方はこちらにまとめられているので参考にすると良いだろう。

JAL 出入国カードの書き方

ただし機内ではスマホによるWEB閲覧ができないので事前にプリントアウトやスクリーンショットをしておくと良いだろう。


それで自分はどうしたか。

ボールペンは持ち合わせていたが、小さすぎる文字はスマホで写真を撮影して拡大しながら記入したのであった。



念のため触れておきたいが、あくまで字が小さすぎるだけであって老眼では無い。

《chapter2 カンボジアへ入国せよ!》

やがて飛行機の窓から見えて来たのは赤土の大地。

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とうとうアンコール遺跡の街、カンボジアのシェムリアップ国際空港に到着した。

時刻は既に夕方。時差2時間をプラスして考えると成田を出発して9時間くらい経過しただろうか。

この空港では入国審査に向かう前にするべき事がある。

それは例のアライバルビザの取得だ。

以前の回でカンボジアへの入国にはビザの取得が必要であり事前に日本にある大使館でも取得は可能である。

しかし恐らく観光客から外貨獲得するための形式的なビザ発給制度だろうと予想して現地空港で即時発給してもらう事にしていた。

シェムリアップ空港は割と小さな空港で日本の地方空港くらいのサイズである。

今回はじめての海外一人旅という事で空港からホテルまでの送迎サービスの現地オプションを申し込んでいた。

【空港送迎】シェムリアップ空港⇔市内ホテル VIP入国サービス付☆深夜・早朝便でも追加料金なし!<日本語ガイド>

それでこのリンク先を見ると分かるのだが単なる送迎は12ドル、VIP入国サービス付きが28ドルとなっている。

この16ドル差で利用できるVIP入国サービスというのは現地入国時にアライバルビザを申請して入国する旅行者向けサービスだそうで、空港スタッフがそれらの手続きを代行してくれるというもので不慣れな自分は申し込んでいた。

また事前にシェムリアップ空港の到着エリアのマップも旅行代理店からPDFファイルで送られて来ていた。

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空港に到着したところで現地空港スタッフが全てやってくれるという触れ込み。

ところがだ・・・。

空港に入ってすぐの待ち合わせ場所にその空港スタッフが居なかったのである。

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ベトナムでの乗り継ぎの際に乗り継ぎカウンターを一緒に探した他の組の一部もここで再会。

同じようにキョロキョロしながら困ったような顔をしている。

「VIP入国サービスというのを申し込んでいましたか?」

「そうですそうです!」

と、同じサービスを利用していたものの係員が現れない事に戸惑っていた。

『金返せ(怒)』状態ではあるが、この状況をなんとかしなければならない・・・。

この空港が小さかったため他の乗客を観察していたところ空港内に入って奥の方の入国ブースに向かった乗客の他に、右手前のカウンターに並んだ人々が数十人。

欧米のバックパッカーが多く見られた事もあり、どうやらこれがアライバルビザの申請カウンターだなと気づく。

他の日本人が自分が記入に四苦八苦した入国カードを書き終えられていなかったので上記マップの空港担当者ミーティングポイントと書いてあるあたりにあった記入台でお互いに教え合っていると、そこへ空港スタッフがやってきた。

日本語が話せない彼らであったが、こちらの名前が書かれたプラカードを持っていた。どうやら彼らがそのVIP入国サービスとやらのスタッフか。(登場、遅っ!)

概ね記入が終わりかけていた入国カードの最後の署名欄を指さして「サイン!」とだけ指示。

そして、既に気づいているアライバルビザのカウンターへ行くよう身振りで伝えて来た。

事前の触れ込みでは全てやってくれるので、自分でする事はその間に預入荷物をピックアップしておくだけと書いてあったはずであるが、VIP入国サービスはたったこれだけだった。

16ドルも追加料金とられて重ねて腹立たしい・・・。

アライバルビザカウンターに入国カードとパスポートを提出。

他の旅行者は既に提出を終えてビザ発給の手続き待ちの様子でカウンター近くで集っておしゃべりしていた。

待つこと数分だっただろうか。

にこりともしないビザカウンターの公務員らしき人物が最後に申請をした我々日本人から名前を呼びはじめる。

「○○ ○○(日本人名)!」と、パスポートをカウンター上に置く。

「○○ ○○(日本人名)!」と、パスポートをカウンター上に置く。

「リョーイチ○○(自分)」と、パスポートをカウンター上に置く。



「○▲◆★(謎の現地語)」

勝手に想像で通訳すると「他の人の分は適当に置いておく!」と言ったに違いない。

本当に適当にカウンター上にその他大勢の旅行者のパスポートを片っ端から並べ始めた。

間違えて自分のパスポートを他人に持って行かれかねない状況だ。

他の旅行者にすれば「おいおいっ!」であり、空港内が軽い騒ぎ状態。



うーむ、恐るべしVIP入国サービス。

ここで他の旅行者と違って優先的に名前を呼んでもらえる権利が料金に含まれていたようだ・・・。

(なおこのVIP入国サービス、自分が利用した当時はサービスが開始されて間もなかったようで、最近の口コミを見ると触れ込みに近い状態になってはいるようである。但し空港に到着して空港スタッフが現れるまで15分掛かった等、お国柄のルーズな対応は変わらないようだが。)

いずれにせよアライバルビザをゲット!(パスポートのページにビザが貼られているので確認を)

そこでさっきの空港職員と再会。

「あっちへ行け!」といった身振りで入国審査を指さす。

さすがにそんな事くらいは分かる・・・。

カンボジア語で「16ドルのうち10ドルくらい返してくれないか!」と言いたかった。。。


ようやく空港の外に出ると、そこにははやり自分の名前が書かれた大きめのプラカードを持った現地人の空港送迎サービスのスタッフが待ち構えていた。

彼は日本語が話せた。カンボジアには国家資格で定められた観光ガイド多くいて彼らは国指定の制服を着ている。

乗り合いバスで日本人ご一行(数名)をホテルに順に送り届けてくれる。

バスはホテル方面に向けて出発。

ガイドが自分に「これもあなたか?」と、自分の名前が書かれたさっきのプラカードをもう1枚取り出す。

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どうやら自分の名前が書かれたプラカードが2枚存在したようだ。

???

「そうですよ。」

この時は良く意味が分からなかったがそれだけのやりとりで終わった。

(実はこの事が後にまた別のちょっとしたトラブルに繋がるのであったが・・・。)

《chapter3 ホテル Lotus Blanc Resort》

今夜の自分の宿泊ホテルはアンコールワットのある街、シェムリアップの空港側にあったので他の日本人に先駆けて自分のホテルに到着。

事前に写真で見てなんとなくは分かっていたが結構ゴージャスなホテルではあるものの街の中心部からやや外れている事もあり宿泊費はさほど高くは無い。

良く五つ星ホテルなどとホテルのグレードが表記されているが、このホテルはグーグルマップで見る限り五つ星であるようだ。

ただこの星のグレード分け。厳密なルールが存在する訳でも無く、最高グレードの五つ星といえどお国柄で結構差異はあるそうだが。

ちなみにトリップアドバイザーでもなかなかの高評価。

夜に街の飲み屋街に歩いて自力で向かったりしないのであればコスパの良いホテルと言えるだろう。


ホテルに到着するとベテラン風の男性スタッフが「ウェルカム!」と満面の笑顔で寄ってきた。

エントランスフロアーの大きなソファーに座らせられると今度は女性スタッフ二人がドリンクとトングに挟んでおしぼりを持って来た。

日本ではビジネスホテルばかり宿泊している自分からするとまさに王様気分であるが逆に大げさすぎてちょっと恥ずかしい。

ちなみに外国のホテルのチェックインはパスポートの提示を求められる。

加えてネット予約等した際にプリントできるようになる宿泊予約した内容が分かる印刷物(バウチャー)を提示すればよりスムース。

用心深い自分は旅行代理店から送られて来ていた各種情報は全てプリントアウトして持って来ていた。

チェックインを終え今度はポーターが部屋までご案内。荷物も運んでくれる。

小さい頃から親に「自分の事ぐらい自分でしなさいっ!」と言われ続けて育った自分としては逆に落ち着かない。

部屋に到着した。

ここが今朝両替したチップを渡す場面だな!

そう思った自分。ちなみに過去の人生に於いて人にチップを渡した事など無い。

しかし成田空港で両替したのは10ドル札と20ドル札。

それ以下の細かいお札を持っていないのである・・・。

(現地の人はチップで生活しているなんて聞くし・・・)

しかたないので10ドル札を渡した。

するとポーターの若い男性がものすごい勢いで喜んだ!

(やっぱりどう考えても10ドルは渡しすぎだよな・・・)

カンボジアは日本と貨幣価値が3~4倍は違うなんて聞いたような気がしたが、となると10ドル=千円少々。

それが3~4倍なら3千円~4千円相当。

スーツケース部屋まで運んだだけで3千円~4千円貰えたらそれは大喜びだろう。

後でそのエピソードを現地ツアーで一緒になって日本人観光客に話したら

「カンボジアでチップに10ドルはあり得ない。」と言っていた。

だってチップ渡して「お釣りをください!」なんて言えないじゃない。それも現地語で。

「そりゃそうだ(笑)」

なんて話しになった。

部屋はなかなかゴージャス。

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広いし枕がたくさんある!

「自分、頭は一つですからそんなに枕があっても使えませんからーっ!」

などと心の中で呟いた。

そう。年甲斐も無くはしゃいでいるのである。


《chapter4 はじめてのカンボジアの食事》

もう外は真っ暗。

とりあえずお腹が空いた。

初めての海外一人旅。

長旅で少し疲れていたし、さすがに初日から街へ繰り出す度胸も無い。

ホテルのレストランで食事をしようと部屋を出る。

フロントで聞けば良いかなと思ったがそこは五つ星ホテル。

フロアー毎にデスクが設置されスタッフが常駐しているようで、歩いて数秒でこう呼び止められた。

「メイアイヘルプユー、サー!?」

「サー」なんて言葉、卓球の愛ちゃん以外で口にしている人を見た事は無い。

ちなみに自分の英会話力はお粗末なものである。

大学受験の時のペーパー試験ようの英語勉強を多少したくらいで、それも成績は悪かった。会話力はほぼゼロ。

また日本人ならではというか、カタコトの英語で話す自分が恥ずかしい・・・。

小さい声で「アイムハングリー」とか何とか言ったような。

レストランに行きますか?

とかなんとか言われたような。まっすぐホテルのレストランに連れて行かれた。レストランもなかなかにゴージャスだ。

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生まれて初めての五つ星ホテル。本当はレストランに行く前にホテルの中を探検してみたかったのだがこのホテルではそれは難しそうだ・・・。

余談であるが自分はこの時ダイエットにチャレンジしていてあまり多くの炭水化物を食べたくは無かった。

実はダイエットのブログもやっていたりするので詳しくはそちらで。(なお執筆途中で放置気味)

話しを元に戻してレストランでの食事を紹介しよう。

人の良さそうなウェイターがメニューを持って来てくれた。

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はじめてのカンボジアでの食事。

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味も見栄えも良かったが、これで35ドルくらい取られた。

日本の貨幣価値が現地の3~4倍である事を考えるとなかなかのお値段ではあったが。

食事を終えた頃、さっきのウェイターに「良かったらトリップアドバイザーでこのレストランの評価を書いてください。」と頼まれた。

トリップアドバイザーのサイトは世界の旅行者が参考にしているようで、現地スタッフに度々良い口コミを書くように頼まれる事があるだろう。

逆にそのような口コミに惑わされてはならない。だいたいその場でスタッフに頼まれて書かされているので誤字があったりするし文章もつたない内容になりがち。文末に「ありがとう○○!(←従業員の名前)」なんてあったらほぼ書かされていると思って間違い無いだろう。


食事の後はそのまま部屋に戻る。部屋のお風呂はバスタブは無くガラス張りのシャワールームのみ。生まれて初めての天井シャワーだったが逆にやや使いにくかった。

さてお腹も膨れたし汗も洗い流した。日本から持って来た甘い物も多少食べてベッドへ。

今夜は早く眠りたい。なにしろ明朝はなんと4時起きでアンコールワットの日の出ツアーから始まるのだ。

いよいよ冒険の始まりだ。

(つづく)

執筆者【リョーイチ】

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東京・八王子の高尾山近くの一軒家で一人暮らし満喫中。フィットネスジムに通いつつ時々近所の山にも登ってます。そして最近は一人旅にはまり中。
テニス・バドミントン・登山・スノボは3シーズン目。DJやクラブイベントの開催活動、自宅DJレッスンもしています。

まだnoteは始めたばかり。記事への「すき」、「フォロー」をして頂けると嬉しいです♪

(noteシリーズ「山登りへ行こう!」

膨大な旅の写真はInstagramにて ユーザーネームは ryoichi3

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