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熱量の高い組織づくりを皆でやろう - キャディ関西オフィスの組織運営

初めまして、キャディの坂本遼平です。

日本のスタートアップ企業というと、勤務地はふつう東京になりますよね。
ですが、じつはキャディは関西でも働ける貴重なスタートアップ企業です。

そのキャディ関西オフィスの『組織づくり』が、いま熱いんですよ。

キャディに関心のある方はもちろん、熱い組織で働きたい方、『関西 x スタートアップ』に関心のある方はぜひお目通しください!


新入社員Welcome Lunch @関西オフィス



はじめに

自己紹介

坂本遼平、35歳。新卒からずっと『関西 x 製造業』で働いています。

  • キャディ入社前

    • 新卒でプラスチック材料の研究開発、2社目で工場向けAIシステム開発を経て、3社目でキャディに入社。

  • キャディ入社後

    • 入社後1年間は、Manufacturing事業本部に所属。社内用の見積プロダクトの開発と、産業装置顧客向けのサプライチェーン構築に携わりました。

    • 現在は、Drawer事業本部にてカスタマーサクセスを担当しつつ、関西オフィスがさらに熱く働ける場となるよう、関西オフィスの組織づくりのリードをしています。


なぜキャディに来たか

私がキャディに来たいと思った理由は大きく2つでした。

  1. 熱い組織を生み出しているから

  2. 製造業の仕事をもっと面白くしていけそうだから

これまで、キャディに来る前から自分なりに『日本を製造業から盛り上げよう』としてきたのですが、製造業は日本を支える超巨大な産業。
一朝一夕でできる仕掛けはまずありません。

大きなゲームチェンジを仕掛けようにも、製造業の技術は大局的にはすでに成熟し、競合はひしめきあい、海外のコストパフォーマンスの優れた製品が当たり前になった時代。

メイド・イン・ジャパンとして高機能、高精度、高耐久といった付加価値はあるにせよ、既存のものづくりの延長では勝ちきれない、非連続な変化の求められる時代。 

そんな時代にゲームチェンジを仕掛けるなら、少々のことでは凹まない、
熱くて強い組織が必要不可欠です。

そんな中で、キャディは採用から組織運営に優れていて、メンバーのベースの熱量が高く、まさに熱くて強い組織を生み出せています。

この点が私個人にとって間違いなく為になると確信しましたし、キャディからなら製造業をきっと盛り上げていけると思い、私自身も入社するに至りました。

私の好きな、キャディ社内slackへの小池GMの定期投稿。
熱い声かけが対面・slack問わず、いろいろな場面で行われています。

関西オフィスで働く醍醐味

皆が手触り感を持って組織運営ができる

そもそも "組織運営" って、皆さん今までの人生でされたことありますか?

私個人でいうと、実は恥ずかしながら、キャディに入るまで "組織運営" に向き合ったことがありませんでした。

前職までなら、

  • マネージャー層とメンバー層とで、なんか温度差大きいんだよな

  • あの新入社員、なんか大変そうだな

  • この会社は風通しが良くない(からダメだ)

と、現状の組織を遠くから見ているだけで、自分からは何もアクションしないのが普通でした。

ですが、キャディでは個人の人事評価の三本柱の一つに "組織貢献" があるくらい、個人から組織への働きかけを重視。
皆一人ひとりからの貢献で組織を作っていくことを重要視しています。

そして、とくに関西オフィスには、専属のHR部門があるわけでもないので、なおさら各メンバーが自ら組織づくりを担う必要があります。

皆がお互いに『どうやったら関西オフィスの皆が今よりさらに熱く働けるようになるだろう?』と知恵を出し合い、自らが仕掛け人として考えた施策を動かすわけです。

これが一度やってみると面白く、日々顔を合わせるメンバーを相手にして、施策の手応えをダイレクトに感じられるのはなかなか刺激的です。

皆の熱量が上がっていく瞬間をすぐ傍で見れるのは、一度やってみた人にしか伝わらないやりがいがあります。

キャディに入社した今となっては、皆が自ら組織運営に関わることはとても健全で、どんな会社・組織でも本来やるべきだよな、と思うようになりましたし、これが当たり前の組織に所属できていることは貴重だなと実感しています。

関西メンバー皆の調子を掴むための、"調子はどない?" ワークフロー。
毎日は顔を合わせられなくても、皆の調子を少し掴むことができます。


組織の大きさが手頃で、深い交流がしやすい

キャディは今やグローバルで数百名規模の会社となりましたが、関西オフィスのメンバーはまだ数十名。
お互いに顔も名前も覚えやすいですし、人数がそこまで多くない分、深い交流がしやすいです。

そしてキャディには製造業出身かどうかにかかわらず、本当に多種多様なメンバーがいます。
製造業だけで言っても、溶接のような現場のプロ人材から、貿易・物流・倉庫オペレーションのスペシャリスト、コンサルタントとして製造業の案件に携わっていたメンバー、海外メーカーの日本法人代表、等々と実に様々。

関西オフィスでは、これだけ様々なバックグラウンドを持つ熱いメンバー同士が、ちょうどいい規模感ゆえに深く交流しやすい環境になっているので、普段の何気ないコミュニケーションも刺激的です。

さらに、関西オフィスの立地は、大阪梅田の駅ビル・北新地の繁華街のど真ん中。
ランチ・終業後の飲み会も、お互い気軽に誘い合って行けてしまうのは純粋に刺激的で楽しいです。

東京のメンバーが関西オフィスに立ち寄った際には『関西はちょうどいい規模感で楽しい』と毎度のように言われるほど。
メンバー間でのより深いコミュニケーションを重視するなら、キャディの中では関西オフィスが一番だと思っています。

ただでさえ様々なバックグラウンドを持つキャディメンバー同士での交流をもう一段濃くできてしまうのは、関西オフィスならではの大きな魅力です。


終業後、夕飯を口実に集った関西オフィスメンバーたち。
話題は真面目なものからくだらないものまで様々。


実は一年前はそうでもなかった

事業成長における『成長痛』

ここまで書いておきながら、そんなキャディでつねに組織運営が順風満帆かというと、そんなことはありません。

キャディが急成長・急増員する中で、関西オフィスも当然急増員。
新メンバーも続々入社してくるので、何かしらのケアは必要になります。

また、関西メンバー同士は必ずしも業務上の関わりがあるわけではありません。
そのため、じつは半年~1年ほど前は関西メンバー間の交流は少なく、挨拶すらそっけない状態でした。笑

ただ、キャディは『製造業のポテンシャル解放』という非常に大きなミッションを掲げている会社。
いくらベースの熱量の高いキャディメンバーであっても、メンバーはそれぞれのタイミングでどこかしら壁にぶつかります。

そんなときに一番寄り添えるのは、直接日々顔を合わせているオフィスのメンバーですから、いくら業務上の関わりが少なかったとしても、雑談から相談までしやすい土壌を関西オフィスで作っておくことには大きな意義があります。

一年前は後手に回ってしまっていた組織運営でしたが、関西メンバーからの課題提起を皮切りに、この半年強かけて『関西オフィス Raise the Bar プロジェクト』として組織づくりを行うに至りました。

※キャディでは、「組織の行動の質、基準を引き上げていく行動」を推奨しており、それを「Raise the bar」と表現しています。(参考:キャディ創業5周年note

関西オフィスの皆で取り組んできたこと

この半年強で実際に行ってきたことは以下の内容です。
大玉から小玉まで粒度の差はあれど、要は『関西メンバー同士の相互理解を促進し、雑談から相談まで気軽に行えるようにサポートした』ということです。

  • 定期的なチーミングの設計と運営

    • 出社の頻度について、関西オフィス内で議論・決定。

      • 各メンバーの事情を汲み取りつつ、東京本社での動きとは別に、関西オフィスに最適な頻度を全員で決定。

    • グループ分けをし、グループ別で原則出社とする曜日を決定。

      • 出社日は、ランチに一緒に行く、定時後に歓談スペースで軽く飲む等でコミュニケーションを促進。

  • メンバー同士の相互理解を加速させるためのイベント開催

    • 関西一丸デー:関西メンバー同士の相互理解促進を図って、コンテンツの企画から運営までを関西メンバーが独自で対応。当日は関西メンバーが一同に期し、半日集中して相互理解にフォーカス。普段関われていない人とも話せる機会。

  • 個別のメンバーケア

    • リーダー層からメンバーへの意識的な声掛け・ケア

    • 関西メンバー同士での『ななメンター』の運用

      • 部門の異なる人をメンターとして置き、フラットに相談しやすい相手をつくる

その他、組織の状態の定点観測を図った『アンケート施策』、新入社員のオンボーディングとしてAMA(Ask me anything; なんでも質問して良い会)の開催、GM(執行役員)との飲み会開催などの施策も打ってきました。

キャディ関西オフィスメンバーが半日かけて相互理解に集中した『関西一丸(イチガン)デー』
関西一丸(イチガン)デーでは、普段は出張続きのメンバーも含めて、
皆が予定を調整してオフィスで開催。


さて、上記の施策を眺めてみると、パッと見た感じはいずれもそこまで難しいものではなく、キャディでなくてもできるものがほとんどかと思います。

ただ、やってみて思ったのは、施策を実施して期待効果を得ることももちろん重要なのですが、組織運営においては『企画から参加すること』が同等かそれ以上に重要ということです。

企画の際には、多くの問いと対峙することになりますが、その過程で自らが組織とまっすぐ向き合うようになります。

  • この組織をこれからどのように盛り上げていくのがいいのだろうか?

  • 直近の事業状況を踏まえると特にどんな層をターゲットに企画をしようか?

  • 皆に発信する告知はどんなスタンスでいこうか?

  • 当日のコンテンツはどこまでフォーカスを絞るべきだろうか?…など

もちろん、上記のような組織運営を自分たちで行うのは短期的には負荷になりますが、皆で施策を企画・運営することは、皆自身に気づきを与えることで自らの組織の熱量を高めていく循環をつくることに繋がり、結果的には中長期で働きやすい場を築くための投資になっているように感じます。

事業の状況も、組織の状況も変化し続ける中、『組織は生き物』であることを日々実感しますが、組織を育てるのは『組織の中の人』であり、自分たちの運営次第でもっと組織の熱量を高めていけることに気づけたこの半年はとても貴重でした。

これからもキャディ関西メンバーの皆で、さらに熱く強い組織づくりを追究していく所存です!

ぜひ話しましょう!

自らの業務を持ちながらも、自分たちでオフィス・組織を運営するというのは私は初めてなのですが、やってみるとめちゃくちゃ楽しいです。

そして、ここまで組織運営を楽しめるのは、熱いメンバーの揃っているキャディだからだろうなとも思います。

このnoteを読んで、キャディや関西オフィスのことが気になると思った方は、ぜひ一度お話しましょう!

そして御縁があれば、ぜひ一緒に、関西からキャディを・製造業を盛り上げていきましょう!

ご一読ありがとうございました!

【キャディ採用サイトはこちら】
https://caddi.com/careers/ 


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