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空前の個人的「合唱」ブーム

自分の中で今アツいものがある。

それが、
「合唱」

いただきます、の方の合掌じゃなく、
歌う方の合唱。

とは言っても自分が歌っているわけではなく。
通勤中とか、家にいる時間とかにたまに学生時代歌ってた合唱曲をSpotifyで聴くことが多い。懐かしいなーって。

小中学生の頃は「合唱」が当たり前にあった。

音楽祭みたいなのもあれば、音楽の授業で合唱することもあるし、小学生の時なんかは何なら毎月何か合唱曲があった気がする。


自分はどちらかというと合唱みたいな「みんなで何かを作り上げる」系のものは大好きな人間なので前のめりに参加するタイプだったんだけど、どっちかというと「合唱をする」という行為が好きで、曲がどうとかはあんまり気にしていなかった。

だけどここにきて曲の歌詞の意味に惹かれ始めてきた。


例えば、「この地球のどこかで」

歌ったことがある人も多いのではないだろうか。

ほら昨日までの
ふり続いた雨も上がり
頬に夜明けの風を受けている

もう初っ端から歌詞がエモい。でも一体どれだけの小学生がこの描写を読み取れるか、という話だが。

そしてサビとなる部分。

歩いて行く道は
きっと違うけれど
同じ空見上げているから
この地球のどこかで

たまに歌詞を思い出して空を見上げること、あります、私。

小中学生の頃って、まだ周りにいるメンバーがほぼ同じで(自分の場合)、「歩いていく道はきっと違う」なんて正直想像できなかった。

でも今こうやって地元を離れて、周りにはむしろ自分の知っている人は誰もいない環境になって、この歌詞の深さが身に沁みる。

大人になってから歌った方がいい曲なんじゃないか。


それこそアンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」なんかは私が小学校高学年の頃に流行った曲で、合唱で歌った記憶がある。

今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?

一体これほどの歌詞を、小学生の頃の自分はどれだけ味わえていただろう。ほぼほぼ意味は理解していなかったはずだ。

でもそれでいいのかもしれない。
大人になってこうやって思い出して、

「あの曲、めっちゃよかったじゃん」

って、思い出とセットに歌詞を思い出す時間がたまらなく心地いいから。


だから絶賛、個人的「合唱」ブームの到来だ。

合唱曲の感じ方で、自分の成長を感じるなんて贅沢だなぁと思いながら。

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