知らないとわからない
昨日「知りたい」というテーマで記事を書いた。
その流れと関係あるかというと、ちょっと関係ないかもしれないけど今回のテーマとしては「知らないとわからない」について思ったことを書いていきたい。
皆さんは、こんなことを思ったことはないだろうか。
立場が上になればなるほど、何かにおいて経験年数を重ねれば重ねるほど、こういった考えって生まれるものだと思っている。
じゃあ何でこういった考えが生まれるのか。
それは「自分は知ってるから」。
何が大事なポイントなのか、何が正解なのか、自分は相手に何をしてほしいのか、何を求めているのか。それを自分は知っている。
だけど「相手は知らない」。
何が大事なポイントなのか、何が正解なのか、あなたが何をしてもらいたくて、何を求めているのか。それを相手は知らない。知らないからどうすればいいかわからない。わからないから動けない。
結果自分はイライラする。
こんなよくない循環が流れているように思う。
”誰だって最初は初心者だ”
よくそんなフレーズを耳にする。
誰だって最初は知らないところからスタートする。右も左もわからない。そこで少しずつ学んでいって、知らない→知っている、に変わり、知っている→実用できる、に変わっていく。
知らない苦労を知っていながらも、知っている蜜の味が上回ってしまうものだ。これってすごい難しい塩梅だなぁ、って思う。
「初心忘るべからず」とは言うけど、それって簡単なことじゃない。
常にそのスタンスに立つのって至難の業だったりする。
そんな時、自分が大切にしたいスタンスは大学1年生の最初の講義で読んだ本のタイトルが教えてくれた。
『わかりあえないことから』
自分の思った通りにならない、そんな時、相手が自分の求めていることをわかってくれていないのと同じように、自分も相手のことを知らない、わかっていないんだというスタンスに立てればきっと楽になるだろうなと。
それが前提なんだと。お互いに知らないからわからないんだと。
ただここで止まっちゃいけない。
だから次に大切なのが「知りたい」と思う気持ち。
知らないから知りたいと思う。
そうすることで少しずつ進んでいくんじゃないかな、って。
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