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「徹底」のために必要なこと

徹底をしたい場面ってある。

それは個人においても組織においても。

徹底は言い換えるとルーティーンだったり、習慣化だったりともいえるけど、巷には三日坊主という言葉があるくらい、徹底というのは簡単じゃない。

最近勉強として、広報やマーケティング系の本を読んでいて「徹底」について印象的な表現がされていた。

何かを「徹底する」というときに、そこには「しなければ」がついてくることが多い。そこを「したい」に変えることが大事

ほんとまさしくその通りだなと思う。

自分の例をあげるとすると、このnoteは1000日以上難なく続いている。これって昔も今も変わらず「したい」から続けていることで。むしろしないと自分が保たれないから、何の違和感もなく続けられている。

一方でInstagram。1回やって、その時は明確な目的があり、その目的を実現するために「したい」があったので継続できていたのだがあるタイミングでその目的を実現できる状況じゃなくなったからストップした。

でも自己発信の手段として、チャネルを多く持っておくに越したことはないから数か月前に再開したんだけど、限られた時間の中で優先順位が低い方になっていて今は継続できていない状況にある。

もちろん「したい」し、「した方がいい」けど、どこか「しなければ」の比重が強く、だったら優先順位下げるか、になっている気がする。

これって自分のことだからこうやって冷静に自己分析できているけど、もし自分が組織に対して「これを徹底してほしい」とお願いする立場だったらまた話は変わってくる。


お願いする立場は、徹底する対象を「する」ことの重要性は熟知している。熟知しているからお願いをするわけで。

一方でお願いをされる側は、言ってしまえば自分たちからやる、というよりかは言われたからやる、スタートするのは致し方ない部分ではある。で、きっとスタートは「言われたしやるか」で続くと思う。

でもこれが1週間1か月2か月となっていく中で、「言われたからやる」のモチベーションで続けられるかというと結構ハードルが高いんじゃないだろうか。

いくら組織に属するとはいえ、人間やっぱり自分にベクトルが向くのは当たり前で。必要性を感じることとと、必要性を感じないことであれば前者の方に時間を使いたい。

そんな中で「言われたからやる」「しなきゃいけないからやる」のモチベーションだけだと、どんどん優先順位は下がるものだ。だからこそ、ここの部分を「しなければ」から「したい」ことに変えていくのが”お願いする立場”の役目だと思っている。

で、じゃあ「したい」ことに変えていくために必要なのは、する対象にとってそれを「する」ことが自分たちにとってメリットのあること、問題解決できるものであることなわけで。それを提示していくためには、相手の状況を知ることが大事なわけで。

結局何かをお願いする時って、どれだけ自分が知識豊富で強い言葉を語れたとしてもそれはオプションに過ぎなくて。相手の想いや課題を知っていて、何を求めているのか知っていて、そのために自分が提案するものがいかに有用か、というのを語れることなんだろうな、と思った。


この記事は自分の学びのアウトプットとして使った。
きっと歳を重ねれば重ねるほど、人に何かをお願いすることって増えてくるのかもしれない。そんな時、自分のわがままじゃなくて、相手のことを考えた提案が出来るようにこの記事に立ち返ってきたいな。

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