【毎月読書】『泣きたくなったあなたへ』【#1】
年初めのあたりにこんな記事を書いた。
いくつか設定した「今年やりたい&やることリスト」。その中の1つとして決めたのが、
「毎月1冊以上本を読もう!」
ということ。この記事は久しぶりに100スキを超えた(ありがとうございます!)。
目標は設定して終わりじゃない。早速やっていこう、ということで栄えあるトップバッターに選ばれたのは松浦弥太郎さんが書かれた『泣きたくなったあなたへ』という本だ。
***
松浦弥太郎さんはずっと気になっていた著者の方だったが、恥ずかしながらそれまで読んだことはなかった。これを機に、、ということでトップバッターに選んだ。
この本を簡単に紹介すると、
「くらしのきほん」というウェブサイト編集主幹である松浦弥太郎さんが贈る、個人的なおしゃべりのような24のエッセイと小さな気づきがまとめられた本。
読む人の隣に座って語りかけるような個人的で親密なエッセイと、読む人の役に立つようにと工夫して書かれた「小さな気づき」の数々がしるされている。「こうあるように!」と強さを求められるというよりも、「こんなことできたらいいよね」「こんな考えの方がいいよね」とまさに語り掛けてくれる感じの文章は、スッと懐に入ってくる。
今後読んだ本をまとめていくにあたって、どんな感じでまとめていこうかってすごく悩みどころだ。内容自体はぜひ多くの方に手を取って読んでいただきたいという思いがあるから。というわけで、
みたいな感じでまとめていければ。
***
本を読んでの感想
まずもって読み始めから「あ、これ好きなやつだ」となった。
そもそも”人の気づき”に興味関心がある私にとって、ハマってしまうのも時間の問題で。それでいて松浦弥太郎さんの言葉選びが美しい、人間らしい。
周りに強制するわけではなく、綺麗ごとを並べるばかりでもなく、読んでいる人に距離感を感じさせることもなくスッスッと言葉が入ってくる。どれもが腑に落ちる。
口調がいいのかもしれない。
「○○だと思うなぁ」って。
語り掛けてくれる感じもいい。
「みんなはどう思う?」って。
1人で読んでいるんだけど、1人じゃない感じ。それがすごく好き。
みんなはどう思う?(早速使ってみるやつ(笑))
何も考えなくていい、無心で読める本ももちろんいいけど、
「そうだよな~」「なるほどな~」「自分だったら・・」
そんな風に考えながら読める本もいいよなぁ。
特に印象に残った部分
印象に残った部分は、自分のノートにメモで書きだしているのだが案の定ノートは文字でいっぱいになった。なので1つに絞り切れないくらい印象に残った部分があるんだけど、あえて1つにするとすれば、
という部分。ちょっと大げさな表現になっちゃうけど、人生を上手く楽しくやっていくヒントがこの言葉に詰まっている気がする。
「照れない」ということ。
精一杯とか一生懸命とか、そんな姿を知り合いに見られるのは恥ずかしいからできない、、、なんてことはないだろうか。子供の頃とか特にあった気がする。でもその恥ずかしさ、照れによって選択されなかった行動や発言は、どこに行くんだろうか。その照れによって何が生まれるんだろうか。
行動や発言はどこにもいかず自分の中に残り続けるし、それとセットで後悔もついてくると思うんだ。
確かに恥じらうことに趣深さみたいなことを感じる場面もあるかもしれない。初々しさとか。謙虚さとか。そういう恥じらいも時に大事かもしれないけど、大事な時は「照れない」自分でいたいな。
***
総じてこの本は、「よかった」に尽きる。
新年から心が温まったと同時に、人としての在り方について考えさせられる内容だった。
見る、考える、学ぶ、想像する、動く、笑う、力を抜く。
取りあえずパッと並べた上記のことは、今年1年意識してやっていきたい。
そして自分の姿、行動、言葉を通じて今回学んだ部分をより普及させていければもっと温かい世界観が生まれていくんじゃないかなと思っている。
また松浦弥太郎さんの作品を読もう。
今後の記事の質向上のための資金として使わせていただきます!