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About myself.-偏差値36から天文学者へ-

はじめまして、佐々木亮(26)です。
天文学者を目指す博士課程2年生で、これまでにNASAで宇宙の研究をしたり、フリーでWebライティング・マーケティングをやったり、現在はAIエンジニアもやらせてもらっています。
タイトルの通り、大学の受験勉強を始めた最初の偏差値は36(笑)。そこからここまで気合いできました。

noteではチャレンジしている内容や、これまでの経験と、そこから考えたことどかもまとめられればいいなと思っています。
とりあえず、記事を読んでいただく上で自分のことを知ってもらえた方がいいかなと思ったので、以下には自分の経歴をまとめてみます!

興味を引かれたら是非フォローお願いします。

経歴

とりあえずlinkedinのアカウントは貼っておきます。時系列で見やすいので。

www.linkedin.com/in/ryo-sasaki-astro

ぜひコンタクトしてください!

博士課程学生(現在)

現在は中央大学大学院の博士課程の2年生です。
専攻は宇宙物理学で、その中でもX線天文学を主に行なっています。馴染みがないと思いますので、そこらへんは追い追い書いていければと思います。
簡単に言えば、星やブラックホールなどから発せられるX線を研究する分野です。

私が日々使っているのが国際宇宙ステーションに搭載されている全天X線監視装置MAXIという検出器。国際宇宙ステーションは宇宙飛行士が滞在しているアレですね。

MAXIを使って、宇宙にある太陽のように自分で輝く「恒星」を研究対象に、日々データ解析、論文書きに追われております。

学部4年生からかれこれ5年間、MAXIの運用とデータ解析をずっとやってきています。きっかけは「国家プロジェクト」や「世界最先端」とかいう言葉でしたが、結果それからずっとこのプロジェクトに参加しているわけで。
マイナーな分野なので、ここら辺の認知度をあげたいと思っています!

こちら私の研究内容をまとめました。


理化学研究所研究員(現在)

理化学研究所でJRA(競馬じゃないです)という役職で大学院生研究員をしています。
5年間携わっているMAXIの本部があるのが理化学研究所でして、その研究室に採用してもらっています。
博士課程の学生は、給料をもらいながら研究ができるのがメリットで、その恩恵を理研から受けています。感謝。
海外ではもっと高待遇だ、という話も聞きますが、研究環境を考えると恵まれている方かと思いますね。

フリーランスのAIエンジニア(現在)

研究とは少し別軸でAIプログラミングをするエンジニアをやっています。Edge Technology Inc.という会社です。

私がお仕事をいただけているのは、この会社の系列「AIジョブカレ」が行なっている経済産業省認定の機械学習・深層学習の講座に半年ほど参加していたこと、衛星の観測データに使う画像認識の深層学習プログラムを作っていたことなどが相まって、という感じですね。

業務内容はAmazon, Google, Microsoftなどがリリースしているオープンソースを利用したデモ機の作成とその性能評価です。
これらの導入や活用の案があれば、是非一緒に仕事しましょう!

天文学はいわゆる基礎研究であり、自分の研究成果は直接何かに使われることもなければ、お金を生み出すものではありません。
もちろんそこにロマンがあるわけなんですが、別軸でこういった仕事をすることで、また違った満足感があるのでいいなと思っています。

この辺りの話や、研究をしながらエンジニアの仕事をする理由についてもかければいいなと思っています!

コロナウイルスの影響で、5月は仕事がストップしてしまっています。一応先方には6月から仕事を復活させていただけるよう動いてもらっているので、期待して待っております!!

NASA visiting researcher

2018年度、博士課程1年次にアメリカのメリーランド州にあるNASA Goddard Space Flight Centerで研究していました。NASAでの研究員になるために、競争的資金(研究者のコンペみたいなもの)「若手研究者海外挑戦プログラム」に応募し、採択されたことで渡航資金を獲得しました。

研究内容は国際宇宙ステーションに搭載されているアメリカのX線天文観測機NICERのデータ解析です。
私が研究の軸として使っているMAXIと、国際協力を開始したNICER。連携観測を複数成功させていたので、そのデータ解析です。
他にも日本とアメリカ間の連携観測のパイプ役をしたりと、学生のわりに裁量を持たせてもらっていました。

大学1年生の時ニュージーランドのオークランドに行った時は、街のシンボルのタワーを現地の人に自慢されて、「スカイツリーの方がこれよりでかいから!」という簡単な比較級すら言えなかったのに(笑)、よくここまでこれたなと。。
人間頑張ればどうにでもなるもんです。

NASAでの研究や、アメリカでの生活についてもnoteでまとめられればいいなと思います。

英語の勉強の仕方など、まとめたnoteは以下になるので、読んでいただけると嬉しいです。

Webライティングとマーケティング

2015年から2017年までの2年間、LCL Inc.(https://www.lclco.com/)が運営する「バスとりっぷ」というメディアで、記事の執筆や媒体のマーケティングをしていました。

この会社は割とみんな見たことがあるであろう、夜行バスや高速バスの価格比較サイト「バス比較ナビ」を運営している会社です。
「大阪まで2,000円!?夜行バス安すぎるだろ!」って思った時に見てたのはここの可能性大。

入ったのはこのメディアを立ち上げたタイミング。チームには編集長と自分の2人だけ。バス比較ナビが人気で、そこからの流入があったので少しはPV数がありましたが、このメディア単体で知名度をあげる必要がありました。

その結果2017年8月には月間90万PVまで伸ばすことに成功。修士課程のときだったので、博士を見据えて研究に力を入れたいというところで退社しました。

運用初期で、最初は一つ一つのクオリティーをある程度担保しつつも記事の量産を行いました。Google検索からの流入を狙ったSEO対策や、TwitterとFacebookを使ったSNSマーケティングもスタートさせました。
様々な施策の結果、大手ニュースサイトに記事が載ることも増えて生き、バズらせるノウハウを身につけましたね。

その結果2017年8月には月間90万PVまで伸ばすことに成功。2年間でPV数は約900%増加しています!後半はフリーランスのライター契約にして、修士の研究と平行してして参加させてもらっていました。博士を見据えて研究に力を入れたいというところで契約は終了。

この時の経験が、研究者として文章にまとめる作業に生きているなと、つくづく実感します。

Webメディアの立ち上げからそれを成長させるまでの経験で身につけたことなんかも、ノウハウとしてnoteにまとめていきたいですね。

受賞歴等

研究をしながらエンジニアやライターの仕事をしてきました。研究が本業なので、そこをおろそかにしていてはバカにされることは目に見えています(笑)
頑張ってきたんだぞ!ということで、これまでにいくつか外部からの評価をいただいています。

・中央大学大学院修士課程 首席卒業
・3年連続中央大学給付奨学金奨学生
・日本学生支援機構第1種奨学金 全額返還免除(修士)
・競争的資金「若手研究者海外挑戦プログラム」の獲得

・RIKEN Summer School 2019 物理系ポスターアワード受賞
・日本学生支援機構第1種奨学金 入学時返還免除内定(博士)
・理研広報誌「若手研NEWS2020」エッセイ寄稿
・渋谷健一奨励賞受賞

これまでにいただいたこのような評価は、分野横断的なもので、「分野外の人に研究内容を伝える力」が主な評価だなという印象です。

こちらで奨学金の活用方法などをまとめています。


発表の時や、人に説明する時にはどれだけ噛み砕くか、どれだけシンプルに見せるかをすごく考えます。これがうまく伝わった理由は、私が大学受験の勉強を始めた時に「偏差値36」を叩き出したアホだからだと思います(笑)

自分の中で本当にわかるまで噛み砕く作業が、専門外の人がわかる部分まで噛み砕く作業になっているんでしょう。
振り返ってみると、頭が悪くてよかったなというところです。

進学、就職に悩んでいる学生には、かなり等身大に研究の道について教えてあげられるのではないかなと思います。

まとめ

ある程度自分が何をしてきたかがわかっていただければ幸いです。
この歳で沢山色々とチャレンジできたなーと少し嬉しい面と、これからまだ頑張っていかないとなと思うところです。

これから記事を書いていこうと思うので、ぜひフォローよろしくお願いします!!


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