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「印刷機が世界を変え、言葉が人を変えた」 No.132

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2021年5月13日 「DAYONE日記」No.132
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。
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本日は、毎日読んでいる「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 人物編 」の中で、ドイツ職人のヨハネス・グーテンベルクという人物を読んで感じたことを書きます。

皆様は、グーテンベルクという方をご存知でしょうか?私は、初めてでした…。教養のなさを痛感しておりますが…。

簡単にいうと、1450年に世界で初めて印刷機が発明された人です。以下のような方です。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヨハネス・グーテンベルク


この印刷機が発明されるまでは、修道士による手書きしか複製する手段がなく、書籍はとても高価なものだったそうです。だから、貴族や地位の高い人のみが見るものでした。そもそも、一般の人は、文字や書籍を見ることがないから、文字を読むことすらできなかったのです。

当時、発明された印刷機を使ったとしても、有名な「グーテンベルク聖書」の印刷には5年もかかったらしいですが…。

でも、この印刷機によって世界は変わるのです。

今まで、特定の人しか読めない文字、そして、過去からの人類の知見を世に広めることができるようになったのです。そして、それが一気に普及したのです。

何よりも、それまでは書籍が手書きになって語り継がれていましたが、手書きは書き手によってオリジナルの考え方から内容に修正が加えられたり、意味付けが変えてしまうリスクもあった気がします。

でも、印刷機という技術によって、同じもの表現で同じ言葉で複製できるようになり、その内容が書き換えらるリスクもなくなり、正しいことを正しく伝えることができるようになったのです。

人類の英知が後世に残せる仕組みができたこと、そして、何よりも世の中の人々が文字を見ることができるようになったこと、本当に大きな貢献だと思います。これがあるからこそ、過去の英知が引き継がれるようになり、人々のクラスも豊かになったはずだからです。このおかげで、今の生活の基盤があるといっても過言ではないはずです。

そんなことを考えていると、自分のやっていることも言語化して、残していくというのは自分の頭の整理にもなるし、何よりも、その残されたものを参考にしてくれる人がいれば、少しでも誰かの役に立つことになるのではないでしょうか?

様々な職人さんは、「背中を見て学べ」という姿勢の傾向があったりしますが、それはそれで正しいと思います。苦労して、学ぶということの大切さや自分で考える力がつくからです。

でも、再現性が乏しいのです。学んだ人しか、同じことができないのです。本来、できるならどんな人がやっても、同じクオリティーのものが出来るようなものにすれば、継承リスクは無くなるのではないでしょうか?

そのためにも、自分のやっている仕事を体系的に理解して、言語化することが大事なのです。

でも、意外に自分がやっていること体系的に捉えること、つまり、どのようにして自分が成果を出しているのか、という思考プロセスや行動を客観視することが難しいのです。そして、さらに難しいのが、言語化することですが…。

逆にいえば、それをうまく体系的捉え、言語化できれば、それはとてつもない価値を生んでいくのではないでょうか?

再現性の高いシステム・ノウハウとなるではないでしょうか?それを助けてくれるのが、日々の日記だと思っています。日記は今日あったことを書くというよりも、日々、自分が感じたこと、考えたこと、学んだことを書き残していくことで、文章として残ります。そして、何よりも、文章によって頭の中や思考が論理的に整理され、定着していくのです。

つまり、毎日、書くということは、自分のやっていることを毎日整理していることになるのです。これを毎日やっていれば、自分の思考も整理され、さらに拡張していくはずです。それが、自分を体系的に捉えることができる一手段ともいえます。だから、日記というのは、本当に効用があると私は思っています。

そして、何よりもグーテンベルクという人物がいてくれたからこそ、言葉が普及されたのです。そんなことを考えると、本当に感謝しかないです。

それと同時に、自分にも社会として役割、それは、後世に何か残せるようにするという役割もあるのではという考え、自問自答もいただきました。

本当に意義ある話を聞けたし、大きな学びがあったと思っています。

ちなみに、グーテンベルクは、アメリカの偉大な雑誌である「タイム誌」(1992年)において、「千年紀における偉大な人物」の10人の1人に選ばれたそうです。その中には、アインシュタインもいたそうです。

本当に偉大な人だったということと、自分の無知にも痛感した今日この頃でした。

・自分のやっていることを体系的と捉えること、
 そして、それを言語化するためにも、日記は
 有効である。
・日記によって、毎日、日々の思考の整理すること
 で、自分の中に論理的に整理され、定着していく

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