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ビジョンや理念って従業員のためなのかもしれない

こんにちはー!
今日のnoteは「ビジョンや理念って従業員のためなのかもしれない」というお話です。


条件のほうが大切だよね

今日、所属している会社で、「会社のビジョンを浸透させるための勉強会?」みたいなものがありました。
僕の所属している会社はSDGsを経営戦略の中核に据えており、そのあたりについて理解を深めたり、実務に理念を反映していくような内容でした。

忌憚なく意見を言い合える空間だったので出てきた話ですが、「正直、SDGsがうんぬんより、目の前の売り上げ目標を達成することのほうが大切だよね」とか「そもそも、SDGsやビジョンによって顧客に選ばれるのは本当か?」という意見がありました。

僕は、「ほんと、そうだなー」と思いました。
僕が企業理念に共感を持って購入を決めているものは本当に、ごくごく一部です。

(僕はイオンの理念が結構好きです。よくイオンを使います。あとAmazonとかも使います。)


安いとかコスパとかタイミングが良かったものを購入することがほとんどで、日本製にもこだわらないので、家電も中国メーカーだらけです。

パタゴニアの理念が素晴らしいと聞いて、かっこいいなー、素敵だなーって思ったことはあります。

でも、商品を見てみて、「高いな・・・ユニクロでいいや」ってなりました。

一般的な消費者(我が家は子育てでギリギリですが、そのくらいが一般的でいいですよね?ねっ?ねぇ・・!?)、企業のビジョンや理念、CSRとかを見てすべての商品を購入したりは、(あまり)しないと思うのです。

これは、人材サービスで言うと、人材会社のビジョンとかより、紹介してくれる案件の条件(給与、待遇、就業条件)のほうが大切だと言い換えることができます。そして、それもその通りだと思います。


ビジョンや理念はいらない?

では、ビジョンや理念は必要ないのでしょうか?
その点に関して、今日大きな気づきがありました。

途中まで、ビジョンなんていらないかもなー。なんか寂しいなー。(僕はビジョナリーなタイプです)って思っていたのですが、途中でこんな話がありました。

「人材」「顧客」「社員」「社会」はなぜ当社を選んでくれるのか。それがビジョンだ。

という話だったのですが・・・僕がハッとしたのは「社員」という言葉でした。

「人材」とは僕らの業界ではほぼ「顧客」と同じ意味なので、「顧客」「社会」から選ばれる・・・っていうと、いつもの文脈だなーって思うのですが、「社員」というのは普段意識していない考え方でした。

確かに、入社するときにビジョンや理念をしっかり調べて見比べます。そのうえで会社を選んだりします。
就職時じゃなくても、まさに僕が今の会社を辞めようと思ったときに踏みとどまったのは、新しい社長が打ち出したビジョンに共感できたからです。
顧客から、「御社のビジョンは?」と聞かれることはないですが、社内では「ビジョンを意識した仕事を」なんて言葉を聞いたりします。

僕は思いました。
ビジョンや理念というのは、誰よりも「社員」のためにあるのではないか?と。

理不尽な仕打ちを受けたりw、どうしてもうまくいかなかったり、仕事が大変な瞬間でも、ビジョンや理念に立ち返ることで、自分が何のためにその思いをしているのかを意識することができて、乗り越えることができるのではないでしょうか。


矛盾することのデメリットは大きい

そう考えると、ビジョンや理念を無視したり、矛盾することのデメリットは大きいように感じられました。
ビジョンや理念は、ユーザーや顧客にはそこまでの影響力はないかもしれません。なんだかんだで、僕はコスパが良いものや安いものばかり買ってしまいますし、仕事を探している人の中には条件や待遇を優先する人のほうが多いのではないでしょうか。

(↓この時の気持ちも嘘じゃないんですけどね・・・応援消費するほどお金がないともいえますw)


でも、働き手は迷ったとき、困ったとき、意思決定の時にビジョンや理念を支えにしていることが多々あります。(ビジョンや理念のあまりない会社は、上司の考えや社風)

パタゴニアのビジョンに共感してパタゴニアの商品を買う人よりも、パタゴニアのビジョンに共感して支えにしている従業員のほうが多いのではないかと思うのです。

そんなことを考えて、(特にビジョナリーな会社においては)ビジョンに矛盾するマネジメントをしたり、リーダーがビジョンや理念を無視した態度や発言をすることのデメリットは計り知れないだろうと思いました。

これから急に、あいまいなビジョンの会社が増えるということはなく、どちらかというと、ビジョンをさらに打ち出す会社が増えると思います。ビジネスの差別化、大変ですしね。
そんな中、リーダーの人選やビジョンや理念との向き合い方、社風を作っていく姿勢などの重要度は高まっていくのではないでしょうか。


最後に

今日は「ビジョンや理念って従業員のためなのかもしれない」というテーマでお話ししました。
会社の勉強会に参加して、市場や顧客へのPR、社会貢献といったこと以上に、ビジョンや理念は従業員のために大切なのではないかと思いました。
マネージャーの一人として、ビジョンや理念と真摯に向き合って仕事やコミュニケーションをしていきたいと思います。

では、また!




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