人材派遣営業の教科書 第二章 人材派遣営業が守るべき10の掟 ⑤「約束を守る」
こんにちはー!
人材派遣営業の教科書の第二章である「人材派遣営業が守るべき10の掟」の5つめの掟です。
無理なく、持続可能な人材派遣営業を提唱する私による、鉄の掟が10個という矛盾に溢れたマッチョなテーマの第5弾をお送りします。
約束を破った時のビハインドが大きすぎる
「約束を守る」
・・・そりゃそうだろ!!w
と思ったそこのあなた!
OKです。
そのまま約束を守り続けてください。
小さな約束も、正式ではない依頼も、すべて漏れなく約束は守ってください。
どうでしょう?
ここまで言うと、不安になりませんか?(なりますよね?)
小さな約束もすべて漏らさないのは人材派遣営業にとって、実はハードルが高いです。
なぜなら、薄利多売である人材派遣のビジネスモデルのしわ寄せは、現場の営業の忙しさに行っているからです。
これを言っちゃ、元も子もないけど、忙しすぎて約束の時間に電話しそびれたり、今日中という約束が深夜になることはざらにありますよね。
でも、だからこそ「約束を守る」ということを肝に銘じておいてください。
人材派遣営業において、約束を破ることで負うビハインドは大きすぎるからです。
なんなら、できない営業は多くの時間を約束を破ったことによる損失のリカバリーに投下していると言っても過言ではありません。(過言)
人材派遣のイメージは決して良くない
人材派遣営業以外の営業も、約束を破ることによるマイナス効果は大きいですが、なぜ、ことさらに人材派遣営業の約束やぶりのビハインドが大きいというかと言いますと・・・
人材派遣のイメージが良くないからです。
そもそも、人材派遣というものは広く社会に利用されると叩かれます。
iPhoneをたくさん提供してAppleが叩かれることは(あまり)ありませんが、派遣労働者が増えると派遣会社は叩かれます。
常識的な範囲のことを言っているのに常に炎上する人として、派遣業界が誇る人物に竹中平蔵さんがおられますが、この方、いよいよ『ひろゆきと考える 竹中平蔵はなぜ嫌われるのか?』という本を出したそうです。
(・・・嘘だろ・・・?もう、嫌われているってことでいいのね・・・?)
まぁ、いづれにしても、僕らは多くサービス提供をすると嫌がられる仕事をしているわけです。(なぜだ!?と議論したくなりますが、是非は置いておきましょう・・・)
派遣で働く人は、
「○○のために派遣で働くことにしたけど、派遣会社のいいように丸め込まれて、変な派遣先に送られた利するのかな?ピンハネとかされるのかな?営業もヤバい奴なのでは・・・?」
と思ってたり、
派遣先企業は
「派遣なんて右から左に人を流して、利益をかすめ取るビジネスだろ?メディアが言うように必要悪みたいなところもあるし、誠実じゃない営業もいるんだろうな・・・?」
と思っていたりします。
とても大げさに書いてしまいましたが、
「派遣会社って素敵だよね!絶対に素敵な営業パーソンが来てくれるはず!」
って思われていることはないと思ってください。
なので、派遣で働く方も派遣を利用する企業も、減点法的に人材派遣営業を見ています。
「こいつ、大丈夫かな・・・?」と。
なので、約束を守れなかった瞬間にこうなります。
「ほーらな!」と。
理不尽ですよね?あなたはめちゃくちゃ忙しくて、たった一つの約束が抜けてしまっただけなのに。何の損害も出ていないのに。
もしかしたら、他のサービスだったらここまでは思われないかもしれないのに。
ちょっとのミスが、「ほーらな!派遣営業なんてロクな奴いねぇんだよ。」
ってなるなんて、やってられないですよね。
ずーっとリカバリーしている
これ、何とかしたいなーって僕も思っているんですが、なかなか解決ができない問題です。
実際、極端に人材派遣営業がダメな奴ばっかりということはないので、ほとんどの派遣スタッフも派遣先企業も、どこかのタイミングでガッカリするようにできています。(なんと不幸な・・・)
どこかでそれに気が付いている人も多く、「約束破られたから、この派遣会社を使うのやめるわ!」という方もほとんどいません。
間を取って、「どこも同じだろうから派遣会社を替えはしないけど、ちゃんとしてくれ・・・!」と思われることが多いです。
なので、ほとんどの人材派遣営業は、年がら年中、その不信感へのリカバリーを求められています。(なんと不幸な・・・)
皆さんも、小さな約束を破ったことによるのボタンの掛け違いで、ずっと気を使ったり、手厚く対応が必要になっている派遣スタッフや派遣先企業がいるのではないでしょうか。
小さな約束こそ、拘る
ほとんどの人材派遣営業ができていないからこそ、「約束を守る」ということができれば、それだけで差別化になります。
信用を勝ち得ることができ、信頼もしてもらいやすくなります。
他の人材派遣営業が漏れやすい、小さな約束こそ拘ってください。
良くないことに、約束を守れないことになれすぎて、小さな約束を破った時の謝罪が軽い人材派遣営業も多いです。
あなたは約束の大小に限らず、守れなかったときはしっかり謝罪してください。
相手が気に留めてないような約束もしっかり守ってください。
「もしも、人選出来なかったときは自分が作業します!」って言って、人選出来なかったときは作業服を着て派遣先へ行って下さい。(僕はそうしてきました)
「もしも、困ったことがあったら、飛んでいきます」って言ったなら飛んでいってください。(僕は飛べないのでこんな約束はしません)
もちろん、できもしないことを安請け合いするのは一番だめです。
リスクしかありませんよ!
最後に
今日は、人材派遣営業の教科書の第二章として『人材派遣営業が守るべき10の掟 ⑤「約束を守る」』というテーマで誇りをもって人材派遣営業を続けるための考え方をお話ししました。
どんな営業も約束を大切にすることはとても大事ですが、人材派遣営業はその何倍も約束を大切にすべし!という内容でした。
次回は、10の掟の6つめとして「スピードに拘る」というテーマで解説します。
では、また!
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