見出し画像

自分の行動を変える時は自責で。チームの行動を変えるときはチーム責(?)で。

こんにちはー!
今日のnoteは「自分の行動を変える時は自責で。チームの行動を変えるときはチーム責(?)で。」というお話です。


何でもかんでも自責はNG

僕は、やたらと自責の人が苦手です。
マネジメントがやりにくいからです。
もちろん、やたらと他責の人はすごく嫌いですけども。

自責で考えるという一見、完全に正しそうな考えには大きな罠があると僕は考えています。
それは、本当は自分の責任ではないことまで、自分の責任になってしまうことです。

チームメンバーに全て自責の人がいると、本当の原因は僕のマネジメントのミス(作戦やリソース配分の問題)なのに、「私の力不足で・・・」と言われることで、そのメンバーの力不足と信じてしまい、判断を誤る可能性があります。
実際、僕はマネージャーなりたてのときに、メンバーの「私の力不足で・・・」を鵜呑みにして、自分を顧みることをせず、迷惑をかけたことがあります。(僕も自責なら問題なかったはず・・・恥ずかしい・・・)
それ以来、本当にそのメンバーの責任なのか、具体的に聞くようにしています。


悪用されることもある

また、この現象は悪用されることもあります。
「自責で考えるべき」という反論しにくい説得力を逆手にとって、自分のマネジメントの責任を回避するのです。
本当はマネージャーの力不足なのに、メンバーに極端な自責を求め続ければ、自分の力不足が露呈せずに済みます。

常に自責のメンバーに囲まれる形にできれば、(少なくとも表面的には)メンバーの責任になるからです。
自分の任期をつつがなく過ごそうと考えているマネージャーに多い、自責の悪用パターンです。


何の行動を変えるのか?

僕は、この罠にかからないための方法は「何の行動を変えるのか?」を考えることだと思っています。

自分の行動を変えることで現状を変えようとする場合、自責で考えるのが良いです。たとえ、本当は自分の責任じゃなかったとしても、変えることができるのが自分の行動だけなら、他の何かの責任を暴いたところであまり意味はないからです。
いや、意味がないどころか、自分が行動する気力が削げそうです。

一方、チームや会社の行動を変える場合は自責で考えると罠にかかってしまいます。
その場合、素直にチームや会社単位の責任を分析するのが良いです。
なぜなら、チームや会社単位までは変えることができるからです。ここを極端にメンバー1人の責任やメンバー自身が自責で捉えると、議論が狭まり、正しい意思決定が難しくなります。
もちろん、自分の行動を考える時と同じく、チームや会社単位を超える部分に責任を求めてはいけません。(外部要因の分析は良いですが)


自責は自分の行動の範囲で。主語がチームになったときはチーム責(?)で。会社なら会社責(?)で。家族なら家族責(?)で。
そんな風に単位と思考を合わせるように、僕は気を付けています。


最後に

今日は「自分の行動を変える時は自責で。チームの行動を変えるときはチーム責(?)で。」というテーマで、自責の罠についてお話ししました。
行動を変えることができる範囲に合わせて責任や原因を分析していると、「ヒトのせいにするなよ」って言ってくる人がいます。
多くの場合、最も責がありそうな人だったりするので、その時の主体は何なのか意識しながら発言した方がいいと思いますw
明白に言葉にしないだけで、「いや、お前のせいでもあるだろ・・・なんかバカっぽいな・・・」って思っている人、いると思います。
ちなみに、僕は、出た!論点すり替え、自責ハラスメント!って思ってます。

では、また!





転職エージェントや人材派遣会社へ就職してお悩みがある方、これから転職を考えている方、派遣スタッフとして働いていて困っている方、どれでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。
※無料で全力でなんでも答えます。

僕のキャリアやビジョンをインタビューしてくださった記事↓

オープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」を始めました!
人材派遣スタッフの駆け込み寺↓

関連記事↓

サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。