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なぜ、仕事をしている人は偉いと感じてしまうのか?

今日の岩手はどんより暗く、雨の日です。
部屋も暗い。まだ午前中なのに電気をつけていないといけないほど暗い。

晴天の日に家にいると、「私って何やってるんだろう」と思いますが、どんより雨だと「休んでいいよ」と天気に言われているような気がして、少し気が楽になります。

こんな大雨でもみんな学校や仕事に行っているなんて…という罪悪感にも苛まれます。どっちにしろ「私は仕事もできなくて、何やってるんだろう」と感じます。あーやれやれ。

私は産後うつを発症し、なんとか育休復帰をしたものの、今度は適応障害を発症して休職し、今年の2月に退職しました。

息子を保育園に送って自宅に戻ると、「あー私何やってるんだろう」という謎の虚無感に襲われます。

息子は保育園に行ってるのに。
夫は仕事に行ってるのに。

私は毎日洗濯・掃除・ご飯作りのルーティンを繰り返しているだけ。
日中昼寝することもあります。
平日の日中は、こうして気ままにnoteを書いたりしています。

で、考えるわけです。
「ていうか私、毎日家事と育児やってるじゃん。なんで仕事してる人の方がえらいと感じてしまうのだろうか」。

結局目に見えてお金を稼ぐことができるからです。

私も働いていた頃は、「夫と同じ土俵に立っている」と思っていました。

今は退職して専業主婦。
「夫と同じ土俵に立てなくなった」と感じてしまうわけです。

でもさ、同じ土俵に立つ必要ある?
てか同じ土俵って何?

私がこうして自宅療養できるのは、外で働いてきてくれる夫のおかげ。
毎日元気に保育園に行ってくれる息子のおかげ。

では、夫や息子が安心できるように家を整えている私は?

育児・家事・仕事はチームプレイだと感じます。
全て1人でできることはできません。

むしろ共働きなんて、じいじばあばの協力がないと難しいと感じた日々でした。
ウチはじいじばあばの支援を気軽に受けられる環境ではないので、夫婦2人でなんとかやっていくしかありません。

働いていた時に、子どもが4人いる上司がいました。
「なんでそれで家が回るの?」と思っていましたが、
「私は『産む担当』と最初から言って、あとは旦那と実母に丸投げなんだよ」と言っていました。

なるほど。そういう家庭もあるのか。

保育園の送迎時には、じいじばあばが送迎している子もよく見かけます。

正直、羨ましかった。

今でも産休・育休は女性が取るのが当たり前(産休は仕方ないとして)。
保育園の申請もママがやるのが当たり前。
時短勤務するのも大体ママ。

ママって本当に負担が大きいし、報われないなーと思うことが多々ありました。

がむしゃらに働いたって、働く気持ちがあったって、子どもは急に熱を出す。
コロナで濃厚接触者になれば、すぐにお迎え要請。
そんな時も大体ママ。

やっと仕事に行っても、肩身の狭い思いをしてすみません、すみません、と謝る日々。

帰宅後は機嫌の悪い子どもの相手。

もー。やってられん!と思ってました。

退職した今、肩身の狭い思いを職場ですることは無くなりました。
夫が急な残業になっても、私が子どもの面倒を見ることができます。
(「ごめん、残業です」と当たり前に言う夫にもプチイライラする話は内緒にしといて)。

専業主婦は、目に見えてお金を稼ぐことがないし、社会とのつながりもないし、それはそれで悩むことが多い気がします。

人間ってないものねだり。

しばらく専業主婦生活は続きそうですが、家族と保育園の先生以外の人と話すことがない私にとって、noteは気持ちを吐き出すツールになっています。

あー、全然まとまらなかった(笑)

でも、なんだかんだ私ちゃんとできてるじゃん。
ぶつぶつ言いながら洗濯畳んでるし、ご飯作っても食べない子どもにイライラしながらも「ごはんを与えない」という選択肢はなく、何かしら食卓に出してるし。

重度のうつの時は、ほんっとーに何もできませんでした。
保育園の送迎をするだけでぐったり。
それも車で3分ぐらいの園なのに。

洗濯もご飯作りもできなかった。

その時よりは、私治ってるよ。
大丈夫。

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