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『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ポジティブになれる本でした

アフリカの人々は今も飢餓に苦しんでいる、たくさん子供が死んでいる、そう思っている人へ。

実はそうじゃない、世界はあなたが思っているより素敵な世界だ、そう教えてくれます。

そして、自分自身もポジティブになれたような。

ネガティブな人へ。ぜひこの本を読んで、世界の見方を変えて、自分自身も変化させてみてください。

読みたくなるFACTFULNESS(ファクトフルネス)情報

すでに全世界で100万部超の大ベストセラー。

ビル・ゲイツが、「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」と大絶賛し、大卒の希望者全員にプレゼント!

そんな、すでに超すごい一冊が、今回翻訳されました。発売されて1週間で10万部発行。すごい…。

著者の3人

ハンス・ロスリング

・医師、グローバルヘルスの教授、教育者
・世界保健機構やユニセフのアドバイザー
・スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げる
・TEDトークは述べ、3500万回以上も再生
・タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれる

すごいですね…。

そして、
その息子、オーラ・ロスリングとその妻、アンナ・ロスリング・ロンランド

「トレンダライザー」というバブルチャートのツールを開発。のちにグーグルに買収される。
トレンダライザー:各種統計データを過去から未来の推移を動画で見ることができるツール

この3人の共同で作られています。

共同翻訳をされた方は、上杉周作さんと、関美和さん。

上杉周作さんは翻訳本ができるまでをnoteに書かれており、これを読んでさらにFACTFULNESSが好きになりました。

導入での引き込み力がすごい

最初に、世界の事実に関するクイズが12問出題されます。

世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
A 20%
B 50%
C 80 %
いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
A 20%
B 50%
C 80 %

帯に掲載されているもの

下記から全12問が受けられるので、ぜひ受けてみてください!

どうでしたか?点数の低さにびっくりしますよね?

私の正解数も12問中2。17点!

でも、実は、この正解数、平均なんです。

2017年に14カ国・1万2000人に行ったオンライン調査では、地球温暖化の質問をのぞけば、平均正解数は12問中たったの2問。

これが表すのは、私たちが世界の事実に関して、無知なのではなく、間違った情報を持っていること。

そう、無知なんじゃなくて、間違ってるんです。

無知だった場合、3択問題なので、適当に選んでも、3問に1問は正解するはずなんです。なので、正解率は33%になります。しかし、実際の正解率は17%。

つまり、自ら間違っている選択肢を選んでいるんです。事実、わたしも、自信を持って答えて、間違いました。

ここで、完全に私は引き込まれました。

今まで、同じような質問をされた時、ほとんどの人が1番最悪なケースを選んできたと思います。そして正解だった。

でも私たちの思っていた、大勢の飲料水が飲めない人や、大量に子供を産む女性がいる時代は、もう遠い昔でした。すでに私が生まれた頃にはありませんでいた。

正しい事実を知ることは、正しい行動につながります。

この本では、世界の「貧困、教育、環境、エネルギー、人口問題」について、データを基に、私たちに教えてくれます。

著者は世界の問題に目を背けているのではない

実は途中で挫折しかけました。

本が分厚いことももちろんなんですが、少し読み進めると、疑念がでてきました。

この人、楽観的に考えすぎなんじゃないか…、と。

この本では、わたしたちがいかに世界をネガティブに見ているか、を事実を元に証明してくれます。何度も何度も根気よく、世界が思っているより素敵な場所だ、ということを教えてくれます。

飢餓が減っていること、安全な飲料水を飲める人が増えていること、たくさんの良くなっていることを教えてくれます。

それでも、悪いことが起こっていることは確かです。例えば、昨年2018年に北海道で震度7の地震が起こり、死者が出ています。

身近の悲しい出来事を見ながらも、「世界はよくなっています」と言っていていいのか?不謹慎なんじゃないか。と。

ですが、そうではないことが、読み進めるとわかりました。

大災害がまさに起きている最中に、「世の中はよくなっている」と言うのは場違いだ。
人としても完全に間違っている。こういうときは、人類の進歩のことはいったん忘れるべきだ。そして、それぞれができる限りの協力をしよう。

決して、冷酷な人間ではないのです。悪いことにもしっかりと目を向け、行動する方です。

実際に、医師として貧しい国で治療をしたり、流行していた神経病の原因を突き止めたりしています。

世界の現状を見て行動してきた彼だからこそ、世界を正しく見る重要性を感じてきたのでしょう。

ポジティブになれる

わたしはこの本を読んで、以前より、素敵なことや良いことに目を向けるようになりました。

これって素敵じゃないですか?

テレビでニュースを観る時は、批判的な発言をするコメンターの方が好きだったり、ドラマや映画も、ミステリーなど暗いもの以外は基本的に見ませんでした。

でも、観たいって思うものが少し変わったような気がします。

例えば、今は「おっさんずラブ」を観ています!だいぶ遅い!笑

でも今までの私だったらこんなばりばりに明るいドラマ見なかったです。笑

あとは、自発的に良いニュースも見るようになりました。

なので、私的にはだいぶ一歩前進。もちろん、ミステリーは今も大好きです!

でも視野が広がった気がします。

やっぱり、良いところに目を向けるってすごく大事なことなんですよね。

心も豊かになるし、余裕ができます。

ぜひ、この本を読んで、心に余裕を持ってみてください。



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