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#4 『ティール組織』『さよなら未来』『BORN TO RUN』ほか

今月はたくさんの特別な本たちに出逢うことができました。
さっそくご紹介します。

1. 『ティール組織——マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー)

こちらのnoteでも触れたように、小さい組織ながらメンバーが増えているなか、チームアップについては僕も試行錯誤の最中。
NewsPicksの連載「イノヴェーターズ・トーク」にて取り上げていただいた、「パラレル親方」はその一つの試み。

そもそも一人フリーランスで働くのではなく、早期からチーム化し、組織としてやれることの範囲を増やそうと思うきっかけになったのは、『サイボウズ式』さんにて徳谷柿次郎さん、モリジュンヤさんの対談を企画させていただいたときから。

下記の記事を発信されているネットプロテクションズ さんが、実際に「ティール組織」の実装を先日プレスリリースで発表されていました。

概念としての「ティール組織」については、また別個でnoteでも書いていいくらいの粒度の話なので、ここでは最小限にして、本著内で特に刺さった記述だけ引用しておきます。

進化型(ティール)組織の成果を理解するもう一つの方法がある。組織は人々の意志の力ではなく、進化というはるかに大きな力、生命自体のエンジンによって勢いづいていると考えるのだ。進化はきわめて美しく、そして複雑なプロセスだが、これは特定の全体構想の下に進行するのではなく、同時に進む数多くの、小規模な実験を執拗に繰り返して成し遂げられる。進化はトップダウンのプロセスではない。全体に貢献するためにだれもが招かれ、必要とされる。生態系に棲むあらゆる生命体(あらゆる細胞、感覚のある生物)は、自分の環境を感じ取り、他の生命体と調和し、新しい道を模索する。解決策が繰り返しすばやく試される。うまくいかなければ即座に捨てられ、うまくいくシステム全体にすぐに広まる。生命は混沌の中で、より多くの生命、美、複雑性、秩序を断固として求める。生命と連携し、自分の意志を他人に押しつけようとしなくなれば、もっとはるか先まで旅することができる。

あ、あと最後にNewsPicksさんが「ティール組織」切り口で作られていた採用記事は、そもそも企画の作り方、仕立て上げかた、練り上げ方、採用記事のお手本として大変に参考になったので紹介しておきます。

2. 『さよなら未来——エディターズ・クロニクル 2010-2017』(若林恵)

3. 『BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"』(クリストファー・マクドゥーガル)

物語の筋とは関係ないですが、文章を読んでいるなかで感じる爽快感や快活さ、ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』を読み返したくなりました。

4. 『完全教祖マニュアル』(架神恭介)

5. 『働き方 完全無双』(ひろゆき)

上記で触れているように、下記の本と併読すると理論実践の両面からインプットできると思います。

6. 『ヤフーの1on1———部下を成長させるコミュニケーションの技法』(本間浩輔)

弊メンバーのなっちゃんがnoteでも触れてくれました。

7. 『どこでも誰とでも働ける——12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール』(尾原和啓)

本著とのタイアップ企画のけんすうさん×尾原さんの対談の続きも気になります。

8. 『図で考える。シンプルになる。』(櫻田潤)

上記の本はシンプル・オブ・シンプルで、エントリーに最適なのですが、この手の本で名著と名高いのは『描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング』ですよね。他にもこの系統でお勧めがあれば知りたいです。

今月はこんなところで。
それでは、次回またよろしくお願いします〜〜〜〜。

【スタッフ募集】
チームでは企画・編集・ライティングのメンバーを新規で募集しています。ご興味ある方、下記のメールアドレス(もしくはツイッター)にご連絡いただければと思います。学生歓迎です。

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【告知】

編集デザインファーム「Inquire Inc.」と業務提携しましたので、プレスリリースを打ちました。

ライティングを担当させていただいた堀江貴文さん、落合陽一さん共著『10年後の仕事図鑑』が刊行されました。約50に及ぶ職業の未来を図鑑で読み解いていきます。
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ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。