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4年ぶりに日本帰国したら少しだけ訪日外国人っぽくなってた気がする

日本生まれ、日本育ちですが、現在はニューヨークのブルックリンで細々と生活しているらいさわです。

今年の夏休みにやっと、4年ぶりに日本帰国を果たすことができました。

今回の帰国では、思っていたよりアメリカナイズ・・というか、ブルックリナイズ?していた自分に気付きました。

日本からブルックリンまたはニューヨーク(と言っても広いですが)に旅行、滞在する方々の予習のひとつになればと思います。笑

妙にフレンドリー、知らない人に話しかける


これが一番顕著でした。

大して相手のこと気にしてもないのに「How are you?」「How's it going?」と言ってしまうのが英会話。

他にも、「それかわいい、どこで買ったの?」など、知らない人にも平気で話しかけ、教えあったりもします。

日本帰国して1週間くらいは時差ボケと慣れない日本の暑さで頭がぼーっとしていたのですが、特にこの間、声をかけずにはいられない症候群が著しく出てました。


支払い方法ゲシュタルト崩壊


ニューヨークは、大体どこででもクレジットカード、デビットカードが使えるんですよ。

スマホ決済も世界三大スマホメーカー「Apple Pay」「Google Pay」「Samsung Pay」と至ってシンプル。

地下鉄/バスの支払いスキャナー


わたしはGoogle Payにクレジットカードを登録してあって、
財布を持ち歩かずとも基本的にはスマホ&スマートウォッチのみで問題ない毎日を送っています。

それが、日本国内だと、

いまだクレジットカードが使えないところが多いわ、

クレジットカード使えたと思ったら、「1回払いですか?」と支払い回数を毎回のように聞かれるし(アメリカのクレジットカード支払いは、毎月自分が支払える額だけ払う)、

Suicaのアプリはわたしのスマホでは全く動かないわ、

すごい昔に使っていたSuicaカードはロックかかってて、東京に行くまで使えないわ・・・


そんななのに、

お店のレジでは支払い可能な方法の表示も何十個もしてあるでしょ。

ビジュアルラーナーのわたしはもうその表示を見た瞬間ゲシュタルト崩壊しちゃって、支払いの際に何度フリーズしたことか。

渋谷駅で切符を買っていた時。
切符を買うのに非常に時間がかかっていた英語圏の観光客カップルが隣にいて「Crazy」と言っていたので、激しく同意しました。

当然、わたしがいきなり話しかけても、全く驚かれず、怪しまれませんでした。

ドアを支え持つ


外出した時、特に小さな子連れの方、車椅子の方などを、店先のドアやエレベーターなどで見つけると、「私ドア持ってるんでお先にどうぞ〜」なーんて、やっちゃうことが多かったです。

素直に感謝される時と、
明らかに怪しまれ「大丈夫です(結構です)」と拒否される時がありました。

ニューヨークでは、たま〜に「大丈夫よ(手伝いはいらないですよ)」と言われることはあっても、笑顔で「ありがとう」がついてきたり、怪しまれたりすることはないので、この反応はちょっとした衝撃でした。


道端で大声で叫ぶ


高速バスを乗り過ごしそうになったとき。
わたしは少し遠いところで乗車券を買っていたため、
日本語がわからずバスの外でぼーっとしている旦那と娘ちゃんに向かって、大声で「Get on the bus~~~~~~!!! (そのバスに乗れ〜!)」と叫んだり、

空港で親切にANAの職員さんが「〜発の〜便にお乗りになるお客様いらっしゃいますか〜」と呼んでくれた時に、
「はい、はい、は〜〜〜い!!」と叫んでわかりやすく自己主張したり。

周囲からの視線を感じて、
「そういえば日本では、いい年齢のおばさんがこんな風に叫んで自己主張せんのやった!」と思い出しました・・・。


改札口でひっかかる


私たちが普段使っているニューヨークのMTA(地下鉄・バス)は、乗車券が定額なため、改札口、または乗車時にピッとするだけで、降車時はただ改札を出るだけ。

日本の電車は改札を出るまで切符を持っておかなければならないので、
改札出る前に「切符どこ入れたっけ?」と慌てて探したり、
切符を入れずに改札が閉まり、先に動けなくなる、
ということが起こりました。

食べ物を買ったら即開けて道で飲食する


普段、公共交通機関内や歩きながら飲食をしているわけではないのですが、

日本では、どこにでもコンビニがあって、買ってすぐ口にしたくなる病にかかりました。

たとえこれがNYCであったなら、道端でも公共交通機関内でも、買い食いしても全く恥ずかしいと思わないと思うのですが、

日本では誰もしてないし、電車内綺麗だし、なかなかできませんでした(←我慢できず、ちょっとした)。

納得のいかないことは口に出す、訴訟の可能性に繋げる


一緒にいた友人の「諦める」「黙っている」反応を見て「え〜? はっきり言わないの〜?」と、納得がいかないことがありました。

地元で友人と遊んでいた時。
ちょっとした出来事があり、「しょうがない」と言いつつも結局にっちもさっちもいかず困っていた友人の代わりに、わたしがお店のマネージャっぽい人になんとかしてください、と伝えに言った、ということがありました。

わたしのような面と向かった客の反応が初めてだったのか(どうやらネットには書かれているらしい)、最初は表情が固かったそのマネージャさん。

「はっきり言い過ぎてごめんなさい。わたし普段はアメリカに住んでいて、アメリカでこんなことが起こるとすぐ訴えられるような件なので、お店のためを思ってお伝えしたんですよ」的なことを彼に伝えたんですよ。

そしたら、瞬で表情が柔らかくなって、「ああ!格好もアメリカっぽいですもんね」って言われました・・・。

そのあと、友人に「そう言われたんだけど、どこが?」と質問したら、
「やっぱり、腕出してるところじゃない?」
「この年齢(40代後半)は大体みんな隠してるわ」
と言われました。

(あのマネージャさん、わたしがした忠告をちゃんと聞いて対策してるといいけど・・・。)

▲ 行動を起こさないと真実に近づかないわたしの日々の暮らし

ノースリーブで歩く



そうです、ノースリーブで日焼けた両腕を出して堂々と日本の道を歩いていたおばさんとはわたしのことです。

一応カーディガン、半袖のTシャツ、半袖のシャツを日本に持って帰ってたんですよ・・・が、行ってみると、8月も終わりがけだったのに寝ても覚めても暑かった。

人の目なんぞ気にしてる余裕はなく、肩を出し、脇の下に空気を入れねばその暑さに耐えきれず、日本でも、ほとんど毎日ノースリーブの服で歩いてました。

あんなに暑い日本の夏で、腕を隠せてる方が不思議でした。

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アメリカナイズのせいにしてますが、おばちゃん気質、おばーちゃんになりかけという疑惑もあります。

機会があればニューヨーカーたちの振る舞いを実際に目で見て、らいさわがどっちなのかぜひ確かめてみてください★

noteと同じく、ブログもマイペースに書いてますので、良かったら見に来てくださると嬉しいです▼


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