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【ライデン公開マニュアル】部分と全体

これは問題を見つける能力と、解く能力にも関連する(また別のnoteにします)んですけど、チームメンバーに物事を共有する時、どういう共有の仕方をするかで、概ねその人の現時点の能力が分かります。

人に説明するにあたっては、自分の頭の中で対象を再構築しないと、話が飛びまくってよくわからない説明になってしまい、途中から相手にハナホジされます。相手によっては「俺の時間無駄にすんなよ」という目で睨まれますので、「あちゃーやってもうたー」と落ち込むことになりますが、そんな経験は1回だけで十分です。2回3回と続けてしまうと、「こいつは結構アホだ」という認知を与えてしまいます。なので、そうならないうように、書きます。

まず、

1:適切なタイミングでメンバーに共有する

特に外部パートナーの皆さんとチームを作っている時、いつ共有する(MTGする)か、非常に重要です。適切なタイミングで招集できれば、こいつはある程度先を読んでいるなと一目置かれますし、タイミングを逃すと、ギリギリテンパってるかもしくはアホだなと思われます。

いつが適切か、プロジェクトやメンバーの状況によって変わってくるので
細かいことは書きませんが、適切なタイミングが読めるのもセンスです。

2:めちゃくちゃシンプルかつ要点をおさえて共有する

話があちこちに飛んでしまって収集つかなくなる人、良くいますが、それはその人の能力というより、単に準備不足です。自分がかなり重要な役割を担っていると自覚できていれば、絶対準備するので大丈夫です。安心しましょう。やればいいだけです、準備を。

そして体裁はどうでもいいので、とにかく最低限の労力で準備しましょう。

ポイントは「全体を語ったあとに部分を語る」が基本です。ここを押さえておけば、だいたい筋が通ります。

<全体>
・どんなプロジェクトなのか
・プロジェクトの背景、目的、ゴール、座組
・どんな成果物をいつ納品するのか
・役割の分担はどうなっているのか
・ざっくりとした各パート毎のスケジュール
・必要に応じて予算感

ここまでがざっくり全体です。

そして、細かい部分の話をして、誰が次に何をやるのか、タスクの確認までやります。これが「部分」です。

例を挙げると、

<部分>
・クリエイティブのテーマ、全体のトーン
・ワイヤーフレームなど
・演出イメージなど
・フィジビリティの議論
・各パートの具体的なタスクとアクション分担

大抵の場合、キックオフMTGの時点で細かい部分は固まっていないことも多く、ざっくりとした話しかできないこともあるのでその場合は別途個別にMTGします。

ある程度部分が固まっていれば、ワイヤーフレームや要素を書き出したスケッチなどを元に、作業内容の指差し確認をします。

気をつけるべきは、

「全体」の話の中に「部分」をぶっ込んではいけません。

これをやると一気に相手の集中度が落ちます。

ただ、この話の構造さえしっかり理解して実現できれば、周囲に一目置かれます。というか、ある程度安心して仕事を任せてもらえます。

準備は、わりと簡単です。
自分の頭の中で矛盾がなくなるまで整理して、パワポかなにかに乱雑でいいから書くだけです。

That all! キミらはできる!

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