「よーし今日も13時間くらい働いちゃったぞ」おじさん
これはヤバい。
もちろん若い頃は大切なんです。
若い頃は、質へ繋げるために圧倒的な量を経験する必要があって、精神的に
「これだけやったんだから俺はいける」
という自信と、幾通りもの試行錯誤と失敗と成功体験を通じて、自分の引出の中に力を蓄える時期、これは必要です。
「若いときの苦労は買ってでもやれ」
昔の人はよく言ったものだと思います。
ただ、おじさんになってくると、責任の種類と量が増えます。時間をかけて周囲から得たものを返していくというか、家族や、会社や社会にいろいろコミットしていく必要があるのです。
日本でお金を稼いだら日本に税金を払うのと一緒で、人間「俺シーラネ」とはいかないのです。
そんな段階にきてるのに、
「よーし今日も13時間くらい働いちゃったぞ」
で満足してしまうおじさんになってはいけません。
実際責任を果たせたのか、そう問いましょう。
「13時間くらい働いて部下も巻き込んで残業させた会社のコスト10万円に対して3万円くらいの仕事を完遂したったぜ。ククク…しかもTAXI代は別でな…若者が稼いでくるし俺は困らんのだよ…組織とは数なのだよ…」
と豪語できる人がいたらこれは大したタマですが、ほとんどの人は頑張ったことに満足してしまって、現実には目を瞑ります。
もちろん今は1円にもならなくとも、未来の1億円になる仕事もありますから一概には言えませんけど、大抵の「13時間くらい働いちゃったぞおじさん」にそんな長期的ビジョンはありません。
まぁ、これは綺麗事なんで実際は色々あるんですが、
自分が「よーし今日も13時間くらい働いちゃったぞ」おじさんになっていないか、日々俯瞰的にみる、ということは一定の年齢を過ぎたら誰もが必要な視点だと思います。
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written by RYDEN
戦略とクリエイティブの両面から、
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株式会社ライデン
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