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経営と信心

小学生のころ、通学路にお地蔵さんが三尊あった。
僕は行きと帰り、他人がいるときはこっそり心の中で、誰もいない時は立ち止まって頭を下げていた。
なぜか。それは分からないけどそうすべきだという気持ちがあった。というくらいには信心がある。

大人になって小さい会社ながら経営者になり、10年以上続いていることの秘訣を時々聞かれるが、「運」である。そりゃもちろん他人より多くのエネルギーを使って努力のようなことはしているけど、努力すれば必ず上手くいくのかといえば、そんなことないのはよく知っている。
上手くいく可能性がちょっと上がるだけだ。
よって見えない力に守られているとしか思えない。

この見えない力は何だ、神と仏とご先祖さまである。なので毎朝家でご挨拶している。ちなみに「今日もうまくいきますように」とかの願い事はしない。逆だ。

「家族みんな健康です!不自由なく暮らしてます!ありがとうございます!」

みたいなお礼だ。

日本海海戦で作戦参謀として活躍した秋山真之も、外から見れば気が狂うほど作戦を練り上げて勝利を呼び込んだ立役者だが本人にしてみれば海戦の勝利はどう考えても天佑神助、みえない力が働いたとしか考えられない、といったそうだが良く分かる。小さな会社を経営するのと、国の興廃がかかった戦いとでは天地の差があるけど。

ようするに僕の経営者としての、いや人間としての背骨はこれである。

「神仏を信仰し、祖霊を敬い公を大切に。あらゆることに感謝。ピース。」

特定の宗教団体には入ってないですよ。

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written by RYDEN
戦略とクリエイティブの両面から、
強靭なブランドづくりを支援する
株式会社ライデン
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