見出し画像

新卒5年目、キャリアは順調。起業の闇を知ってる私がコロナ禍であえて「独立」した理由

新卒で5年勤めた会社を退職してあっという間に4か月が経とうとしている。
早い。本当に早すぎる。

コロナによって良くも悪くも人生が大きく変わった人は多いと思うけど、
私もその中の一人。

まさか、去年の今頃は自分が独立をするとは思わなかった。
しかもコロナ禍で。

メンバーと立ち上げたJobTier(ジョブティア)のサイトでも文章は書いているのだけど、noteは何やら徒然なるままにエモい文章を書いてもOKと認識したので、
今後はnoteでもJobTierでは書けない裏話を書きたいなと思います。

初回は自己紹介も兼ねて、JobTierを立ち上げるまで、そして独立を決めたストーリーを。

ゆるりとお付き合いくださいませ。

※2022年5月追記:このnoteを書いてもう1年以上経つのかと衝撃を受けながら一部自己紹介と今後の活動を追記しました。

劣等感と戦った学生時代。

3人兄弟の真ん中長女として生まれた私。子供の頃は2つ上の兄となんでも(勝手に)競っていた。負けず嫌いなのは今でもそんなに変わらないかもしれない。そして超人見知りだった。これは少しは克服した・・・はず。

そんな私は可愛い制服が着たいという理由で中高女子校へ。
女子校は楽しかったけど、ある意味、息苦しい場所だった。

なんでかと言ったら、嫌われないようにひたすら周りの顔色を伺って生きてきたから。多感な時期の女社会は本当に大変。周りと合わせて、できるだけ波風立てないように生きてたのがこの頃。

そんな自分を変えたくて、大学はSFCに行ったけど、模擬判定はずっと悪い中でどうにか入れた感じだったから、入ってからも実はちょっとキツかった。

それは・・・周りが優秀すぎたから。
在学中から起業して頑張っている人。プログラミングがゴリゴリ書ける人。自分と比較して、「私ってなんも取り柄ないな〜」と自分で自分を傷つけていた。

大学生の頃は仕事=辛いもの。

中高はバイト禁止だったので、初めてちゃんとした仕事をしたのは大学生の時。
なんだか色んなバイトをしたけど、特に印象に残っているのは今ではめっきり見なくなった焼き牛丼のお店。

そこで働いている社員さんは本当に本当に辛そうに仕事をしていた。
いかにも生きるために、仕方なく。

だから当時の私は、私も社会人になったら、給与と引き換えに「正社員の責任」を負って死んだ魚のような目をして労働をするのかなと漠然と思っていた。

まあ、バイトの私に2か月目で一人営業を任せるくらいだったので、そもそもブラック極まりない会社なのは差し引いて。でも、他のバイトでも変わらず、正社員の人たちは辛そうに仕事をしているように私には見えた。

あえてベンチャー企業を選んだ大学3年の冬。

さらにショックだったのが、サークルのOB会で超有名企業に入った先輩たちでさえ「会社辞めたい」「つまらない」と話してる人が多いこと。

私も夏のインターンはとりあえず名前の知ってる大手企業の選考を受けていたけど、言語化しきれない違和感があったので就活時点では大手企業を受けるのは辞めた。

それに、たまたま出会った無名の前職の社長や人事の方がよっぽど自分の仕事に誇りを持って働いていたから。


「こんなにも自分の仕事に熱く取り組んでる人がいるんだ」


結構、衝撃的だった。
私もこんな人たちと一緒に働きたいと思った。

あと正直、みんなと同じように大手企業に入っても、優秀な同期に勝てないと思ったから。勝ちやすい場所を選んだ方が、やりたいことができて楽しく仕事ができるかも。無意識ながらそう思ったのかもしれない。

運よく大学4年の2月に内定をもらえたので、他の選考は全部断って翌月からインターン生として働いた。
親は最初は反対したけど、私が一度言ったら聞かない性格だと分かってるのか、その後は何も言ってこなかった。

新卒の私が40代の脱サラ独立をサポートして分かったこと。

新卒1年目は営業をやっていたけど、毎日辛くて悔しくて泣いていた気がする。
自分がここまで仕事ができないと思ってなかった、本当に。

でも今振り返ると、23とか24の小娘が40代とか50代で脱サラ独立を考えてる人の人生相談にのるんだから、すごいことをやっていたと思う。

家族もいて、一度仕事を辞めたら次は転職出来るかも分からない。
何百万とかかる事業で、それでも人生を賭けて独立する。

重い職責だったけど、その分やりがいはめちゃくちゃ大きかったし、
「人生が変わった、ありがとう」と感謝されるのは嬉しかった。

社内で一番クレームを出していた私も、量をやれば慣れてきて段々と仕事の楽しさも分かってきた。

でも結局、事業は誰がやるかが一番大きい訳で、
100%成功するなんて言えない訳で。

上手くいかなかった人も見てきた分、自分が独立しようとは思っていなかった。

コロナ禍であえて独立した理由。

朝から晩まで仕事に打ち込んでいたら、いつの間にか5年目になっていた。
まさかこんなにコロナが流行するなんて、誰もが予想をしなかったはず。コロナの流行で今までの働き方はびっくりするくらい変わってしまった。

テレワークで時間が出来たら、薄々と感じていたことにも直視せざるを得ない。

「今の会社は嫌いじゃないけど・・・」
「働いている人は好きだけど・・・」

でも、だって、だけど。
あれ、私って本当に今の仕事続けてていいのか?

なんだか、大学生の頃に出会った死んだ魚の目をした社員さんに自分も近付いているような気がして怖くなった。

                ***

私はせっかく生きていて、どうせ仕事をするのなら、やっぱり楽しく働きたい。

営業としても人事としても何百・何千人の人と会ってきたけど、本当に楽しく仕事をしている人なんて全体の1割もいなくてずっと疑問だった。

山手線に乗ったら、憂鬱そうな顔で電車に乗っているサラリーマン。

本心からそうなりたいと思っていないなら、もっと他の選択肢があるかもしれないことを伝えたい。
もっとあなたの理想を夢を追求した上で、今選択すべき仕事があることを知って欲しい。

そう思って立ち上げたJobTierサイト。

​独立するなんて考えていなかったけど、自分たちで考え、発信するJobTierサイトの運営がいつの間にか楽しくなりすぎてしまった。

まあ、20代ならやり直しもきくからさ。
そう言い聞かせて一歩踏み出して、今もチャレンジの途中。

JobTierの発信を見て、私自身のチャレンジを見て、
少しでもキャリアに悩んでいる人の役に立てたり、勇気づけることができたら嬉しいなと思っています。

1年経った今の活動。

このnoteを書いて1年。
JobTierの活動を通してのチャレンジは本当に刺激的で、会社員で働いた5年分よりも濃いんじゃないかと思うくらい濃い1年だった。

日々、自分の無力さを実感することも多いし、半年間、貯金を減らし続けながらやりくりしてたので不安もあったけど、私は独立して良かったなと思っている。これはもちろん会社員を否定している訳ではなくて、自分の理想を追求した上で私は独立の方があっていたというだけ。

おかげさまで今は活動の幅も広がり、

・高校生や大学生向けに「未来を描くことの大切さ」や「自分の人生を飛躍させるためのSNSの使い方」の講演
・ベンチャー、スタートアップ企業の採用・組織戦略支援
・1分1秒わくわく生きる大人と1分1秒わくわく活動する企業のマッチングを目指す
転職エージェント

と転職メディアの運営だけではなく、様々な活動へと広がっている。

1枚のスライドに自己紹介まとめるとこんな感じ。

スクリーンショット 2022-02-23 13.51.38

講演の詳細はこちらから。

軸はやっぱり「楽しく働く大人を増やしたい」
そんな世界は理想論?きれいごとと思う人もいるだろうか?

でも、自信がなかった私が未来を描いて一歩踏み出し、見える世界が変わったように、誰だって少しの勇気と行動で仕事観やキャリアの考え方が変わり、楽しく働ける人も増えると思っている。

個人とキャリア、生きている以上は切り離せないこの問題。私ができることで皆さんのお役にたてたら幸いです。

4月からビジョンに共感するメンバーで株式会社LCPを立ち上げています。
この記事も良かったら読んでみてください✨


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?