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(2024/06/11/火)歴史展示室 期間限定展示コーナー『遺跡出土の茶道具を探る』
本日の画像
![](https://assets.st-note.com/img/1718003933094-LA25qr2S2O.jpg?width=800)
展示されている物は毎回面白い物が多いので、
個人的には、かなり好きな展示スペースです…。
本日の画像は、先日(2024/06/09/日)に、宮崎県立博物館で撮影した画像です。
こちらのコーナーは、期間限定で、色々な展示が行われているので、入れ替わる度に、見に行っています…。
![](https://assets.st-note.com/img/1718003937603-aPPyvPjOs5.jpg?width=800)
以前は、縄文時代のヒスイ製品の展示や、銀板に刻まれた碑文等の面白い展示が有り、写真を撮影していたのですが…
先週スマホが壊れてしまった為、過去に撮影した画像が全て消えてしまいました…
なので、画像を後から簡単に確認出来る様に、この期間限定の展示スペースの情報を、noteに備忘録として記録を残して置きたいと思い、今回記事に致しました…。
![](https://assets.st-note.com/img/1718003934253-qtiA2efpqx.jpg?width=800)
歴史展示室 期間限定展示コーナー
遺跡出土の茶道具を探る
今回の展示テーマは、遺跡出土の茶道具を探ると言うテーマの様です…。
今回の期間限定展示に関するHP
宮崎県公式HP>プレスリリース一覧 > 部局別一覧 > 教育委員会 >
【県総合博物館】「県内遺跡出土の茶道具」を展示します
備忘録として見返し易い様に、一つづつ撮影しました。
展示に関する解説が掛かれたパネル
私は茶道について、全く知識が無かったのですが、こちらのパネルには、お茶と茶道、茶道具の流れが簡潔に解り易く書かれており、茶道についての知識を得ることができました…。
…又、このパネルの下部に『上井覚兼』と言う武士の名前が出てきますが、この方の日記が一部、紙芝居の様なアニメーションとナレーションで、解り易く現代風に解説されている映像が、宮崎市生目の杜遊古館の展示室1に有り、無料で観覧知る事が出来ます…。
その日記に関する展示映像は、解り易く面白いので、個人的におススメな展示です…。
![](https://assets.st-note.com/img/1718003936393-nnaJh71CKr.jpg?width=800)
※上記の展示パネルを、下記に文字起こし致しました…
遺跡出土の茶道具を探る 茶の湯の流儀
県内各遺跡出土<戦国・桃山~江戸時代>
[県埋蔵文化財センター蔵・個人蔵]
令和6年 5月17日(金)~8月5日(月)
日本に自生しない茶は、8~9世紀頃に遣唐使によって中国からもたらされ、嵯峨天皇の在任時(809-823)に、畿内(大和、山城、川内、和泉、摂津の5国のこと)において茶の栽培が広められたと伝わります。
日本にもたらされた最初の茶の飲み方は、茶の新芽を餅状に固めた固形茶(団茶)を、いちど焙ってから粉末状にして、湯にいれて煮出すというものでした。
室町時代には、足利将軍家の周辺で茶道具が吟味されるようになります。これらは後に「名物」と呼ばれる茶道具の規範となり、寄り合い等に用いる座敷「会所」の飾りつけに用いられる様になりました。
15世紀後半には、名物ではない道具をあえて用いる「わび茶」と呼ばれる新しい茶の美が生まれます。後に和泉国堺へとその影響が広まり、茶室で軽食と茶道具鑑賞を伴う喫茶の形式「茶の湯」が整えられたと言われています。
日向国においても、茶の湯は武家の間で流行し、宮崎城の城主であった上井覚兼が残した日記には「茶湯」と言う言葉が130回も登場し、珍しい茶道具の披露を兼ねた茶会もあったようです。
この様な茶道具は、県内の山城跡や寺院跡、武家屋敷跡などの遺跡から発見されています。
展示ケースに飾られた茶道具
今回は、8個の道具が展示スペースに展示されていたので、それぞれ見易く分けた画像を、備忘録として残したいと思います…。
※iPhoneで撮影した物をillustratorで切り抜きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718003941721-AUUdAsudcV.jpg?width=800)
石製品/茶臼(下臼)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020243680-06fAxH7Olq.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020320742-4EmW0LhFfS.jpg?width=800)
石製品/茶臼(下臼)
塩見城跡(日向市)
茶葉をひいて抹茶を作るのに用いた石臼
桃山~江戸時代初期(約450~400年前)
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター
参考)茶釜
![](https://assets.st-note.com/img/1718020339850-79m9YM89rx.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020321837-lIiadZUEPD.jpg?width=800)
参考)茶釜
茶に使用する湯を沸かすための釜
現在
所蔵:個人
磁器/香炉・火入
![](https://assets.st-note.com/img/1718020342780-5dDmunYshf.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020326211-Xp2WZzykVk.jpg?width=800)
磁器/香炉・火入
銀座第2遺跡(川南町)
香を焚く時などに用いた灰と火種を入れた器
江戸時代中期(約300年前)
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター
織部/香合
![](https://assets.st-note.com/img/1718020346555-EV5T6ldgNB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020329539-LxCoc4kkMi.jpg?width=800)
織部/香合
上ノ原遺跡(宮崎市)
茶室で焚く香をいれた小さな入れ物
江戸時代初期(約400年前)
所蔵:埋蔵文化財センター
景徳鎮/青磁小壺
![](https://assets.st-note.com/img/1718020247166-1bys759eYB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020330584-b5XbJ4oLo0.jpg?width=800)
景徳鎮/青磁小壺
塩見城跡(日向市)
希少な中国景徳鎮産の小さな茶入れ
16c後半~17c初頭
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター
瀬戸美濃/天目茶碗
![](https://assets.st-note.com/img/1718020281911-5A4fxEPzfh.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020311989-1nQb3hU5gK.jpg?width=800)
瀬戸美濃/天目茶碗
宮ノ東遺跡(西都市)
貴人用の茶の碗。宮崎県内での出土は多くない。
戦国・桃山時代(約550~450年前)
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター
志野/小皿
![](https://assets.st-note.com/img/1718020285443-OK4BufuxFB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718022078583-9DeB8v9y3P.jpg?width=800)
志野/小皿
曽井第2遺跡(宮崎市)
内に窯道具の痕跡が残ります。
桃山~江戸時代初期(約450~400年前)
所蔵:埋蔵文化財センター
志野/向付
![](https://assets.st-note.com/img/1718020289989-fOEzjBujNi.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718020312707-swGuAGo1wb.jpg?width=800)
志野/向付
曽井第2遺跡(宮崎市)
懐石料理などを盛る皿
桃山~江戸時代初期(約450~400年前)
所蔵:埋蔵文化財センター
本日は、先日、宮崎県立博物館に行った際に撮影した茶道具の写真を、備忘録としてまとめてみました。
私は、お茶や茶道についての知識を全く知らなかったので、今回の展示で、お茶や茶道の歴史を知る事が出来、大変為になりました。
又、新しい展示が行われた時は、現地に行って観覧したいと思います…。
2024/06/10/2100~2024/06/11/~1319
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。