見出し画像

(2024/06/11/火)歴史展示室 期間限定展示コーナー『遺跡出土の茶道具を探る』



本日の画像

展示ケース・イーゼル・看板のみのシンプルな展示。
展示されている物は毎回面白い物が多いので、
個人的には、かなり好きな展示スペースです…。

 本日の画像は、先日(2024/06/09/日)に、宮崎県立博物館で撮影した画像です。

 こちらのコーナーは、期間限定で、色々な展示が行われているので、入れ替わる度に、見に行っています…。

『歴史展示室 期間限定 展示コーナー』の看板。

 以前は、縄文時代のヒスイ製品の展示や、銀板に刻まれた碑文等の面白い展示が有り、写真を撮影していたのですが…

 先週スマホが壊れてしまった為、過去に撮影した画像が全て消えてしまいました…

 なので、画像を後から簡単に確認出来る様に、この期間限定の展示スペースの情報を、noteに備忘録として記録を残して置きたいと思い、今回記事に致しました…。

展示のコンセプトが掛かれたパネルとイーゼル。




歴史展示室 期間限定展示コーナー
遺跡出土の茶道具を探る

 今回の展示テーマは、遺跡出土の茶道具を探ると言うテーマの様です…。

今回の期間限定展示に関するHP
宮崎県公式HP>プレスリリース一覧 > 部局別一覧 > 教育委員会 >
【県総合博物館】「県内遺跡出土の茶道具」を展示します

「宮崎県公式HP」より。

 備忘録として見返し易い様に、一つづつ撮影しました。


展示に関する解説が掛かれたパネル

 私は茶道について、全く知識が無かったのですが、こちらのパネルには、お茶と茶道、茶道具の流れが簡潔に解り易く書かれており、茶道についての知識を得ることができました…。

…又、このパネルの下部に『上井覚兼うわいかっけん』と言う武士の名前が出てきますが、この方の日記が一部、紙芝居の様なアニメーションとナレーションで、解り易く現代風に解説されている映像が、宮崎市生目いきめもり遊古館ゆうこかんの展示室1に有り、無料で観覧知る事が出来ます…。

 その日記に関する展示映像は、解り易く面白いので、個人的におススメな展示です…。

※上記の展示パネルを、下記に文字起こし致しました…

遺跡出土の茶道具を探る 茶の湯の流儀
県内各遺跡出土<戦国・桃山~江戸時代>
[県埋蔵文化財センター蔵・個人蔵]
令和6年 5月17日(金)~8月5日(月)

 本に自生しない茶は、8~9世紀頃に遣唐使けんとうしによって中国からもたらされ、嵯峨さが天皇の在任時(809-823)に、畿内きない(大和、山城、川内、和泉、摂津の5国のこと)において茶の栽培が広められたと伝わります。
 日本にもたらされた最初の茶の飲み方は、茶の新芽をもち状に固めた固形茶(団茶だんちゃ)を、いちどあぶってから粉末状にして、湯にいれて煮出すというものでした。
 
 町時代には、足利将軍家の周辺で茶道具が吟味ぎんみされるようになります。これらは後に「名物めいぶつ」と呼ばれる茶道具の規範となり、寄り合い等に用いる座敷「会所かいしょ」の飾りつけに用いられる様になりました。
 
 15世紀後半には、名物ではない道具をあえて用いる「わび茶」と呼ばれる新しい茶の美が生まれます。後に和泉国堺へとその影響が広まり、茶室で軽食と茶道具鑑賞を伴う喫茶きっさの形式「茶の湯」が整えられたと言われています。
 
 向国においても、茶の湯は武家の間で流行し、宮崎城の城主であった上井覚兼うわいかっけんが残した日記には「茶湯」と言う言葉が130回も登場し、珍しい茶道具の披露を兼ねた茶会もあったようです。
 この様な茶道具は、県内の山城跡や寺院跡、武家屋敷跡などの遺跡から発見されています。



展示ケースに飾られた茶道具

 今回は、8個の道具が展示スペースに展示されていたので、それぞれ見易く分けた画像を、備忘録として残したいと思います…。
※iPhoneで撮影した物をillustratorで切り抜きました。


石製品せきせいひん茶臼ちゃうす(下臼)

石製品せきせいひん茶臼ちゃうす(下臼)
塩見城しおみじょう跡(日向市)
茶葉をひいて抹茶を作るのに用いた石臼
桃山~江戸時代初期(約450~400年前)
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター


参考)茶釜ちゃがま

参考)茶釜ちゃがま
茶に使用する湯を沸かすための釜
現在
所蔵:個人


磁器じき香炉こうろ火入ひいれ

磁器じき香炉こうろ火入ひいれ
銀座第2遺跡(川南町)
香を焚く時などに用いた灰と火種を入れた器
江戸時代中期(約300年前)
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター


織部おりべ香合こうごう

織部おりべ香合こうごう
上ノ原かみのはる遺跡(宮崎市)
茶室で焚く香をいれた小さな入れ物
江戸時代初期(約400年前)
所蔵:埋蔵文化財センター


景徳鎮けいとくちん青磁小壺せいじこつぼ

景徳鎮けいとくちん青磁小壺せいじこつぼ
塩見城しおみじょう跡(日向市)
希少な中国景徳鎮産の小さな茶入れ
16c後半~17c初頭
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター


瀬戸美濃せとみの天目茶碗てんもくちゃわん

瀬戸美濃せとみの天目茶碗てんもくちゃわん
宮ノ東みやのひがし遺跡(西都市)
貴人用の茶の碗。宮崎県内での出土は多くない。
戦国・桃山時代(約550~450年前)
所蔵:宮崎県埋蔵文化財センター


志野しの小皿こざら

志野しの小皿こざら
曽井そい第2遺跡(宮崎市)
内に窯道具の痕跡が残ります。
桃山~江戸時代初期(約450~400年前)
所蔵:埋蔵文化財センター


志野しの向付むこうづけ

志野しの向付むこうづけ
曽井そい第2遺跡(宮崎市)
懐石料理などを盛る皿
桃山~江戸時代初期(約450~400年前)
所蔵:埋蔵文化財センター



 本日は、先日、宮崎県立博物館に行った際に撮影した茶道具の写真を、備忘録としてまとめてみました。

 私は、お茶や茶道についての知識を全く知らなかったので、今回の展示で、お茶や茶道の歴史を知る事が出来、大変為になりました。

 又、新しい展示が行われた時は、現地に行って観覧したいと思います…。




2024/06/10/2100~2024/06/11/~1319
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。