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(2024/02/06/火)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。⑥      2部屋目の展示室(3/3)


[原田治展『かわいい』の再発見

 今回も、2024年1月28日まで行われていた、[原田治展『かわいい』の再発見]で撮影した写真を、整理しながら纏めたいと思います…。

2部屋目の展示室 その3(3/3)

 本日で2部屋目の展示の備忘録は終わりです。

 情報量が多すぎて、まだ数日かかるかと思いましたが、何とか今日でまとめ終る事が出来ました…。
(2月2日に一旦公開した後、書き直しを行った為、2月6日に再公開しました。)

 展示室2の後半は、原田治氏本人に関する展示が多い印象でした。

 ここまでの展示の中では、最も見応えが有る展示でした。



ビックリハウス

 こちらの展示辺りから、何やらレトロな洋楽が聞こえてくる様になりました。

 その音楽の出所は、この後にある映像作品から流れる『C'est si bon』と言う音楽でしたが、この時はそのBGMの出所は判りませんでした…。

※youtubeで『C'est si bon』と検索して頂くと、その時流れていた曲が聞けます。

「ビックリハウス」イラスト原画
1970年代後半
「明石町先生」によるイタズラ的似顔絵マンガは、OSAMU GOODSと同じ1976年にスタートした。
陰と陽、真逆の性質のキャラクターを同時期に描いていた。



パレットクラブ

 上記の文章で、パレットクラブ・スクールが今現在も現存していると言う事だったので調べてみると、築地本願寺の近くに有る事が解りました。
(HPやinstagramも有りました)

手ぬぐい
1979年

手ぬぐい
1979年
最初の展覧会「NUDE画展 パレットくらぶ」の記念品。
右から安西水丸、原田治、秋山育、ペーター佐藤の絵。

「パレットくらぶ展」案内状 6枚
1986年

「パレットくらぶ展」案内状
1986年

Tシャツ
1980年代

Tシャツ
1980年代
数十枚だけ作った非売品のTシャツ。
レモンイエロー、白、グレーの3色が造られた。
安西水丸は特にこのグレーボディーを気に入り、愛用していた。

色紙
1983年

色紙
1983年
「パレットくらぶまつり『色彩の美』展」出品作。

色紙
制作年不詳

色紙
制作年不詳

色紙
1983年

色紙
1983年
「パレットくらぶまつり『色彩の美』展」出品作。
大好きな久保田万次郎の句を引いている。

色紙
制作年不詳

色紙
制作年不詳

「パレットくらぶまつり『色彩の美』展」案内状
1983年

絵皿
1979年

絵皿
1979年
「NUDE画展 パレットクラブ」出品作。

絵皿
制作年不詳

絵皿
制作年不詳
岸田劉生の麗子像へのオマージュ。

写真
「Palette Club タイポグラフィ展」会場にて
1990年

写真
「Palette Club タイポグラフィ展」会場にて
1990年
左から、原田治、新谷雅弘、安西水丸、ペーター佐藤

 少し見難かったので、写真部分を拡大して、解り易くしてみました…。

更に見易くするために、写真を少し加工致しました…。



太平洋上に浮かぶ
島のアトリエ

アトリエの写真
1994年

アトリエの写真
1994年
撮影:新谷雅弘

 こちらの写真コーナーは、『可愛い』と言う要素は一切なく、スタイリッシュでモダンな感じがする写真が飾られていて、個人的にはかなり好きな展示でした。

 その雰囲気に合った音楽が、次の展示の映像作品から流れる音楽『C'est si bon』の曲が、この展示の雰囲気に更に拍車が掛かって、本当に凄く良い雰囲気で観覧する事が出来ました。

C'est si bon
1980年代後半

C'est si bon
1980年代後半
雑誌の企画で制作された映像作品。
アトリエの近所に暮らす犬のタロウくんが、大自然の中を元気いっぱい駆け回る。
(3分41秒)

 こちらの映像作品が、展示室2の後半に聞こえてくる洋楽の音の出所でした。

 静止画の撮影は可能との事でしたので、静止画のみの画像ですが、映像の内容は、上記の文章通り、可愛い犬の映像が流れる物で、映像と音楽が合わさって、お洒落な雰囲気の作品でした。


原田治ノート

 原田氏は生前、ブログを書かれていたと言う事だったので、早速見に行ってみると、下記の品々が載っていました。

原田治ノート

原田治氏のブログへのリンクです

PARISのヌイグルミ犬
2011年1月24日

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク

地下鉄のザジ
2005年4月15日

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク

 こちらは、展示室2に展示された作品「地下鉄のザジ」の元ネタの様です。

展示室2の入り口付近に展示されていた作品
「地下鉄のザジ」

 「地下鉄のザジ」と言う映画作品については全く知らなかったのですが、この展示で、始めて知る事が出来ました。

 機会が有ったら、この映画を見てみたいと思います。 

銀座・天一のうちわ
20069年8月23日

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク

久保佐史郎の「木の葉猿」
2010年10月27日投稿

※パネルが傾いている様に見えますが、
これは撮影の仕方が悪いのが原因で、
実際には真っ直ぐです…。

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク

グラナダ陶器
2006年9月18日投稿

※パネルが傾いている様に見えますが、
これは撮影の仕方が悪いのが原因で、
実際には真っ直ぐです…。

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク

ナンシー&スラッゴ
2007年12月3日

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク

シャケ
2014年5月1日投稿

※こちらの展示物について書かれた原田氏のブログへのリンク
(上記の記事には、この猫の画像は無く、文章のみ出てきます)



アブストラクト

 『自分のためにのみ書く事を信条とした』作品と言う文章が、かなり心に刺さりました。

 彼が仕事として書いてきた可愛いイラストとは違い、先程の『太平洋上に浮かぶ島のアトリエ』の写真と同じく、かなりお洒落な雰囲気の作品でした。

 私は前半の可愛いイラスト作品より、こちらの一つ一つに題名のない作品の方が個人的には好きです。

(無題)
1989年

(無題)
1989年
「Palette Club タイポグラフィ展」出品作

Le Cargo Noir
2001~02年

近づいて撮影するのを忘れたので、少し見難いです…。

Le Cargo Noir
2001~02年

この作品群の中に、
唯一文字が書かれている作品が有りました…。
筆記体で『a.harada '02』と書かれている様です。



僕の美術帖

「ぼくの美術帳」(初版)
「ぼくの美術帖」(新装復刊)
「僕の美術ノート」

「ぼくの美術帳」(初版)
1982年
PARCO出版

「ぼくの美術帖」(新装復刊)
2019年
みすず書房
2006年に「大人の本棚」シリーズの一冊として復刊され、2019年に新装復刊された。

「僕の美術ノート」
2017年
亜紀書房

 これらの本を私は読んだ事が無いので、今度図書館等で読んでみたいと思います…。



撮影禁止のコーナー

 こちらのコーナーは、撮影禁止だった為、記録は残していませんが、原田氏に関わりの有る方々の作品が多く展示されていました…。

 特に、原田氏の本のすぐ横に飾られた、キャンパスに赤い絵の具を垂らしたような作品が個人的には好きでした。
(撮影禁止の為、画像は有りません…)



ぬりえコーナー

 こちらは以前記事で紹介した塗り絵コーナーです。

(2024/01/28/日)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。① 塗り絵コーナー

(大人の方もどうぞ)
との事でしたが、私は持ち帰る事にしました…。



展示室3、4階への道

 展示室1、展示室2、塗り絵コーナーで、この階(5階)の展示は終わりだったので、下の階(4階)へ行く事にしました。

4階の展示室への案内板。
会場から出て直ぐの見やすい位置に
展示されていてたので助かりました。
塗り気コーナーの先に、お洒落な階段が有りました。
この階段を下りて4階に行く様です。
階段を下ります…。
奥に展示室3が有ります。





続きはまた後日書こうと思います…。

 今回は、前回の記事と少し時間が開きましたが、展示室2の後半部分の原田氏自身の活動やアート作品、お気に入りのグッズ等の写真を残す事が出来ました。

 今回、改めて見返してみると、様々な知識を得る事ができ、かなり勉強になりました。

 又、今回、後から自分で見て解り易い様にまとめてみましたが…なかなか難しかったです…。

 今後は少しづつでもまとめ方を工夫して、解り易い様にしてみたいと思います。

 次の記事も、少し時間が開くかもしれませんが、また後日、展示室3の続きを残していきたいと思います…。

※前の記事へ  ※次の記事へ


※2024/02/10/土に全てまとめ終ったので、下記にリンクを貼ります…。

(2024/01/28/日)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。①

(2024/01/29/月)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。② 1部屋目の展示室(1/2)

(2024/01/30/火)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。③ 1部屋目の展示室(2/2)

(2024/02/01/木)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。④ 2部屋目の展示室(1/3)

(2024/02/02/金)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。⑤ 2部屋目の展示室(2/3)

※本日の記事

(2024/02/10/土)[原田治展『かわいい』の再発見]に行って来ました。⑦ 3部屋目の展示室


2024/02/01/???~/02/06/???~2300
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。