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初めての暗室モノクロ現像

※暗室現像の解説記事ではないので悪しからず

今週末は学祭で展示
なのに、展示出来る写真がない、どうしよう…
そういえば未現像のモノクロフィルムがあった!

という訳でいい絵が眠っていることに賭けて暗室現像をすることに…

フィルムは35mm ACROSS100ⅡとブローニーACROSS100(2016年期限切れ)
薬剤はミクロファイン、スーパーフジフィックス、富士酢酸

ただ、現像未経験者がいきなり暗室現像をする、というのも無理な話なので3年生の先輩にご教授いただくにしました。

こういう時に頼れるのはかなりユーズフル。
しかし、いざ始めようとしたら温度計の電池がないことに気づく。
が、「まあ大体でいいよね」というわけで温度管理は己の指先を頼りにやることになりました。



薬剤と熱湯を合わせ、指先(勘)を頼りに温度調整をし、いよいよ第一の関門、フィルムをリールに巻き付けます。

練習用フィルムで数回練習したあと、真っ暗な部屋で巻き付けましたがやはり慣れません。

加えて暗室というのも相まって何かしゃべっておかないと、不安になるので実況しながら巻いていました。

それが功をなしたのか、無事一回で巻き付けることに成功しました。

しかし、問題はブローニー。
これがなかなか難しい。

35ミリと違ってリールにまっすぐに巻き付かないし、端を曲げた状態を維持しながら引っ張り出すのも至難の業。

結局、巻き付けたときの違和感はありましたが、うまく巻き付けられる気配がしないので妥協しました。
(期限切れだしオマケ感覚)

リールに巻き終わったらいよいよ薬剤を投入。


タンク上部の小さい穴になるべくこぼさないように入れなければならないのですが、どうやっても一定量こぼしてしまいます。

これも慣れなのでしょうか…

投入したら決められた時間攪拌しますが、これもまた時間通りやるのが難しい。時計をみていても休める時間をオーバーしたり攪拌しすぎたり…

これもまた慣れかな、と言い訳しながらもこの時点で現像成功の期待はほとんど失くしてしまっていました。

そんなこんなで攪拌が終わったらいよいよフィルムをリールから取り出して水洗。
フィルムとご対面になるわけですが、結論から言えば35mmはきれいに像が出ていました。リールから解像を確認いて像を確認した瞬間の感動はなかなかのものです。


しかし問題はブローニー。
前半部分はくっきり像が出ていましたが、コマが進むにつれてだんだんぼんやりに…

巻き付けがよくなかったのか、期限切れだからなのか、もしくは薬剤が足りなかったのか…
原因ははっきりしませんがこちらは失敗でした。

ただ、本命の35mmが上手く現像が出来たいたから気にしない、ということで水洗がおわったらクリップに付けて乾燥させます。


翌日、乾燥させたフィルムを一眼レフでスキャンしてPCで反転してみるとやはり35mmはうまく像が出ていました。
ブローニーも後半部分はぼんやりしていたものの像は出ていました。

総括
・35mmフィルムのリール巻き付けは案外初心者でもやりやすい。
・薬剤をこぼしすぎたのでじょうごを使った方が良い(?)
・はじめは35mmで慣れたほうがいいかも。

以上、今回の総括です。
初めてにしてはうまくいった方なのかもしれませんが、ブローニーの失敗が心残りです。
次回はうまくいくことを願います…
(あと温度計の電池買わないと)

以下今回の作例です。

カメラ OLYMPUS PEN Ft
レンズ    OLYMPUS F.Zuiko Auto-S 38mm f/1.8
フィルム ACROSS100Ⅱ 



それでは今日はこのへんで

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