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「らしさ」でひとくくりにできないのかも

ここ最近、子育てに関する本を読んでいます。
研究に関連するような、しないような・・・というあたりなのですが、自分がやってきたことがどのような意味があるのかを振り返る意味でもなかなか興味深いです。

最近読んだのはこちら↓

amazonのレビューにもあるように、ジェンダーにかなり重きを置いて論を展開している印象です。

読みながら、今自分が置かれている状況、もっと具体的に言えば周囲の男性はどうなんだろう、と想像してしまいました。

しごと(著者の柏木さんが何故ひらがな表記しているのかはよく分かりませんが)中心で両親の介護に関してほとんど無関心な弟。
仕事はほどほどでプライベートも楽しみ、さらには洗濯や料理など、家事も積極的にやってくれる息子。

年代や育った環境が全然違うから仕方ないんだろうけど、何でここまで違うんだろう?と少し前から疑問に思っていました。

それが、この本で「アンドロジニー」という言葉に初めて出会い、ちょっとだけ腑に落ちた感じがします。
「アンドロジニー」とは、男性性・女性性両方を兼ね備えたタイプを差すのだそうです。
息子はステレオタイプ化した「男らしさ」にこだわらない、「アンドロジニー」なのかもしれないと思うと、何となくしっくり理解できる気がしたのです。

これからの時代、「らしさ」とひとくくりで言葉にはできなくなるのかな、とも思います。

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