第一話:貰い物

「聞いてほしい」って友人が僕に言ってきた。

突然、なんだ!って思ったけど、話だけは聞いた。

すると友人が笑顔で僕に言った。

「お前さ、これいる?」

それは小さな箱をだった。

「これ、なに?」

友人は、また笑顔で答えた。

「それ? いいから、いいから、持って帰って開けてみて」

笑顔で言う友人を怖いなと思ったが、言われた通りに自宅に持って帰った。

風呂と夕飯を済ませ、スマホを無意識に手に取る。

いつもの情報収集だ。

気付いたら2時間が経過していた。

寝る前に僕は、箱のことを思い出して、小さな箱を手に取った。

開けるのが怖かったが、勇気を出して開けた。

バッ!!

僕は唖然した。

箱には、何も入ってなかった。

えっ? 僕の頭は混乱した。

この出来事に僕は幻想の中だったと理解して、その後も友人と過ごした。


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