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コーチングで人生が変わっていく訳

コーチングについて記事を書きたいと思います。2021年から認知科学に基づくコーチングを学んできました。このコーチングのセッションの中で、多くの方の人生の軌道が大きく変わるのを目の当たりにしてきました。コーチングとはどのようなものなのか?どんな人が受けるのに向いているか?などについて書いていきたいと思います。興味のある方にぜひお読みいただけると嬉しいです。記事の最後に体験セッションの募集も掲載しておりますのでよろしければそちらもご覧ください。



認知科学に基づくコーチングの一番の特徴

現状の外の「ゴール」を設定することで「内部モデル」を書き換えることです。
日本で主流となっているコーチングでは「答えはあなたの中にあります」というスタンスが多く、コーチが共感、傾聴し、クライアントが内省を進め、人生の方向性を自ら見つけていきます。認知科学に基づくコーチングでは、答えはその人の中にはなく、(なぜならスコトーマになって見えていないから。後で解説しますね!)クライアントから本音を出させ、ゴールを作っていくことをやっていきます。そこが特徴的です。他にも色々ありますので、説明していきますね!

そもそも認知科学って何?

『「情報処理」という観点から、人の知の働きや性質を理解するもの』
人間が行動するモデルとは、単に外部刺激によって行動が行われるわけではなく、外部刺激を「内部モデルが情報処理」をした結果、反応という出力に繋がると仮定して理解する学問。この内部モデルでは何が起きているのか、探究する学問が認知科学です。

ちょっと難しい表現ですね。もうちょっとわかりやすく書きますね。人は、何かしら外から情報を受け取ると、その情報を自分の内側(内部モデル)で受け取って処理します。その処理によって人それぞれ行動をします。

桃色とオレンジ シンプル エンパワーメント Keynoteプレゼンテーション

・人はどのように内部で情報処理をしているか?
・人それぞれで情報処理が異なるのはなぜなのか?
を探求する学問が、「認知科学」なんです。

なので、認知科学に基づくコーチングではこの内部モデルを書き換えることに重きをおいてセッションを進めていきます。

内部モデルって何?

内部モデルはビリーフシステムとも呼んでいます。その人の中にある信念とか、その人が信じ込んで当たり前のように従っているいる暗黙のルールみたいなものです。自分には当たり前すぎて認識できなかったり、気づけないことがあります。

内部モデル(ビリーフシステム)によって人は様々なことをほぼ無意識に取捨選択しています。わかりやすくするために異なった内部モデル(ビリーフシステム)を持つ二人を例えに見てみましょう。

Aさんが持ってるビリーフシステム
「新しいことにチャレンジすると、自分の世界が広がる」

Bさんの持っているビリーフシステム
「新しいことにチャレンジすると、自分は必ず失敗する」

内部モデル(ビリーフシステム)って過去の経験や失敗(場合によっては成功)から作り出されていきます。それがたった1回の失敗だとしても、全てがそうであるかのように自分の中で暗黙のルールを作ってしまいます。もちろんビリーフシステムは1つではなく幾つも持っています。

異なるビリーフシステムを持ったAさん、Bさんに同じ外部刺激が入るとどうなると思いますか?アウトプットが異なるのは想像できますよね?

上司から新しい難しそうな案件を依頼される(外部刺激)

Aさん「よしやってやる!成果出してやる!」と思う
Bさん「絶対うまくいかないから、何とかして断りたい。」と思う

外側から同じ刺激が来ているのに、内部モデルが違うことで思考や行動に違いが出てきます。

Bさん、このビリーフシステムを持っている以上、ゴール設定してもなかなか達成していけなそうですよね。認知科学に基づくコーチングでは、自分の本音に基づいためちゃくちゃやりたいことを現状の外のゴールとして設定していきます。今、持っているビリーフを書き換えないと達成できない、でもやり遂げたいことをゴールにするのです。それによって、ゴールに必要のないビリーフを捨てる、そんな決断もしていきます。

内部モデルってどうやって書き換えるの?

内部モデル(ビリーフシステム)については理解いただけたかなと思うのですが、どうやって書き換えるの?という疑問が出てきますよね?認知科学に基づくコーチングではその人が心からやりたいと思う『現状の外のゴール』を設定することで、内部モデル(ビリーフシステム)の書き換えをしていきます。

『現状の外のゴール』って?


次にゴール設定について説明していきますね!認知科学に基づくコーチングのセッションでは『現状の外のゴール』を設定していきます。現状の外って何?って思いますよね?その説明をしていきますね!

現状から仕事のゴールを作るとします。コーチングセッションを受けにくる方のほとんどは現状に何か不満あったり、自分の可能性を最大限に活かしたいのにそれができない現状へのジレンマある方です。現状に不満ある状態のまま、現状の外にゴールを置こうとするとどうなるでしょう?周りの期待や、今、自分ができることの延長でちょっと大きな目標みたいゴールを描いてしまうんです。それだと、現状の延長線上のゴールしか作れません。本当に心からやりたいことではないので、本来の力も出ないし、限界がきます。



ゴール設定した後の行動も大きく変わらなかったり、楽しくないことが多いのです。本当にやりたいこと(認知科学コーチングではwant toといいます)の中に、やらなければならないことが含まれていくと、純度が濁りますよね。
認知科学に基づくコーチングのセッションでは、クライアントのwant toを洗い出していくことをします。(want toについての記事はこちらをぜひご覧ください)

仕事のみならず日々の生活でもwant toの純度を高めることで、本音でやりたいことがわかってきます。実際にはできること=やりたいことと勘違いしているケースや、周りから期待されていること=やりたいことと勘違いしているケースもかなりあります。そこはコーチがしっかり見ていきます。

そして、先ほども書きましたが、『現状の外のゴール』を設定する一番の目的はゴールを設定することで、内部モデル(ビリーフシステム)の書き換えを行うことです。本音でやりたい、誰に止められてもやりたいことのためなら、必要のないビリーフを捨て行動を変えることができるのです。本当にやりたいことじゃない限り内部モデル(ビリーフシステム)の書き換えは起こりにくいです。

『現状の外のゴール』を設定することで、日々の物事の優先順位もガラッと変わってきます。自分に取り入れるものの重要性が変わるので、入ってくる情報も変わります。認知科学に基づくコーチングの特徴は内部モデル(ビリーフシステム)の書き換えと書きましたが、実際には『現状の外のゴール』設定をすることで、入ってくる外部刺激も変わるのです。外部刺激も変わり、内部モデル(ビリーフシステム)も変わるので、行動が変わらないはずないですよね。この入ってくる情報が変わるというのは、人間の脳のカラクリ『RASとスコトーマ』といいます。RASとスコトーマについてはこちらをご覧ください。


と、ここまで読んでも、「それだけではなかなか行動は変わりそうもないな」と思う方もいるかも知れません。自分でwant toな現状の外のゴールを設定してみたけど、結局いつもと変わらない。暇な時間があればスマホゲームしちゃう、SNSばっかり見ちゃう。そんな人、いそうですよね。行動が変わらないのには、ちゃんと理由があります。そこには一体どんなマインドのカラクリが作用しているのか?さらに見ていきましょう。

ゴール設定できたらコンフォートゾーンをずらしていく


『コンフォートゾーン』という言葉、聞いたことありますか?直訳すると「快適な領域」です。心理的に「居心地が良い」と感じ、パフォーマンスを発揮しやすい意識の中のエリアのことです。

コンフォートゾーンの詳細の記事はこちらをご覧ください。

https://note.com/runforsmile/n/n3306bfacf2bb

この機能があるが故に、現状の外のゴールを設定してもセッションを終えて、日常生活や仕事に戻るといつもと変わらない行動に戻ってしまうことがあります。それは人として当たり前と言えば当たり前の機能なんです。
でもそれを打破する方法はないのか?あります!それはゴールを達成している未来の自分側が当たり前のつもりで日々を生きることです。人は物理的な空間に生きているようで、かなりの比率情報空間に生きています。物理的に今の生活は何も変わっていなくてもゴール世界にいる自分に臨場感を持って過ごすようにするのです。例を挙げて説明しますね!

例えば、全国大会優勝が常連のバスケチームがあったとします。そのチームにいる選手は、毎年必ず優勝するという未来に強い臨場感があります。そのチームがもし予期せぬ相手に負けた時「自分達はダメだ」と思うでしょうか。多分そうは思いません。「優勝が当たり前の私たち”らしくない”試合をしてしまった!」とゴール側の自分の目線から出来事を捉えます。日々のこういう思考が強さの秘訣だったりするんですよね。

私たちも同じです。設定した現状の外のゴール側にいる自分が当たり前の状態に常に気持ちを置いておく。臨場感を持っておく。そうすることで、現状の時間の使い方や過ごし方に違和感が出てきてゴールに有効な行動をすることができるようになっていくのです。ちなみに、これは心からやりたいことじゃないと臨場感を持てません。たまに妄想のようなゴールを設定しようとする方がいますが「それをやれている自分をリアルに想像できますか?」と質問すると「・・・」となります。本音でやりたいことで、やり方がわからなくても、ゴール世界に臨場感が持てることでないとゴールとして成り立ちません。

認知科学に基づくコーチングについて理解できましたでしょうか?認知科学に基づくコーチングで人生の軌道が変わっていく理由を掴んでいただけてらら嬉しいなと思います。

ちなみに、これを自分一人でやるのはなかなか至難の技です。自分のwant toを抽出していくことhave toに気づいてやめていく決断をすること、現状の外のゴールを作り、未来側に居続けること、日常に戻ってもコンフォートゾーンを未来に持ち続けること、自分の可能性を諦めずに行動し続けること。

コーチはゴールに不必要な内部モデル(ビリーフシステム)やネガティブセルフトークを切ったり、現状の外のゴールに向かうための必要なマインドの使い方を教えていく存在です。そして何より、want toに沿ってクライアントの可能性を信じ切る存在です。コーチが一番嫌なことは目の前のクライアントがwant toに生きることや才能があるのに出し惜しみすることです。本当の自分を蔑ろにし、偽りの人生を生き続けることです。

ここまでお読みいただき、興味持っていただいた方はぜひ一番下にモニターセッションのご案内を載せていますので、ご連絡いただけたらと思います。

自分の心からやりたいことで、人生を生ききる。今が不満なら本気で人生の軌道を変える。そんなふうに思う方がいましたら、モニターセッションも募集しておりますので、ご連絡お待ちしております!

長文お読みいただきありがとうございました。「いいね」いただけたらとっても喜びます♪ 

実際のコーチングの流れ

1、職業機能の定義
まず、職業の機能を定義していきます。自分はどんな機能を社会に提供し、それを職業としているのか、を明確にします。

2、want toの特定
want toについてはこちらをご覧ください


3、現状の外のゴール設定
職業機能とwant toが出たところで、本音でやり遂げたい現状の外のゴールを設定します。ちなみに現状の外のゴールの条件は

①本音のwant toであること
過去を振り返って、親や先生とか権威者に止められてもやってしまっていたことはありませんか?→それがあなたのwant toです。
人生を通底して本音でやりたいことをやれている瞬間は、
時を忘れて没頭し、その人のエネルギー量が最高に高まります。want to でゴールに向かっていく時の本音のパワーは最強です

②現状の外であること
「現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来」は、理想の現状 
現状の外側とは? 
  ・今のあなたが想像できる限界の、さらにその外側 
  ・遠すぎて辿り着く方法もプロセスも分からないところ 
  ・想像するだけで怖くなったり、周囲も反対してくるようなところ
 
③ゴールは複数の領域で設定すること
仕事・趣味・ファイナンス・健康/美容・家族・知性・社会貢献・人間関係の 8つの領域で現状の外側のゴールを設定します。 
 →仕事のゴールは順調だが人間関係や健康がボロボロ
  それではHAPPYではないのでオールライフで設定する。

桃色とオレンジ シンプル エンパワーメント Keynoteプレゼンテーション (1)

仕事:やりたいことで、人の役に立つこと。社会への機能提供。収入の観点は除く(それはファイナンスとして考える)
趣味:やりたいことで、人の役に立たないこと
家族:相手に対してどうありたいか。(パートナー、子供、家柄)
人間関係:未来に繋がりたい人
社会貢献:自分の利益0でコミュニティの外への貢献
知性:仕事と関係なく、深めたい知性
健康美容:ゴールを実現するための体力や健康
ファイナンス:全てのゴール実現に見合った収入と資産

4、フィードフォワード(これからどうしていくか?)
最後に、ゴール達成に向けてこれからどうしていくか、について話してもらいます。


★コーチングの体験セッションを募集しています★

コーチングのセッションを受けてみたい方、
ぜひご連絡ください。継続セッションを前提とした体験セッションです。
セッションではあなたが何をする人なのかという職業の機能と、
心からやりたいこと(want to)をクリアにすること
それを元に、仕事での現状の外のゴール設定を行います。


https://www.youtube.com/watch?v=HQ2gmdSlj7k

Zoomを使ったオンライン60分(最大90分)5,000円
興味がある方は下記フォームにご入力ください。日程調整のご連絡をメールさせていただきます。
https://forms.gle/fezQdXP7f2hwDB768
直接面識ない方でもコーチング必要だな、と思う方に届くといいなと思っています。ご紹介もウェルカムです!

こんな方にオススメです
・これからのキャリアをどうしていこうか考えているタイミングの方
・アスリートの引退前後、次のゴールを設定したい方
・自分ならではの強みを生かして社会に価値を提供していきたい方
・過去にとらわれず、今の自分を超える挑戦をしたい方
こんな方を対象としています
・経営者、フリーランス、アスリート
・会社員の場合、自分の人生に主体性を持ちコミットしている方
・一度きりの人生を思い切り楽しむため、自分が大切だと思うものをきちんと大切にできる人
このような方はご遠慮ください
・現状をそんなに変える気がない、特に新しい挑戦など求めていない方
・ただ悩みを話してスッキリしたい方
・迷っていることにただアドバイスが欲しい方
・コーチングの勉強のため受けてみたい方

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