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認知科学コーチング 「コンフォートゾーン」と「ホメオスタシス」とは

こんにちは。認知科学に基づくコーチングを提供しています。(モニターセッションについては記事の一番下に募集を掲載しています)

この記事では認知科学コーチングでよく使われる言葉『コンフォートゾーン』と『ホメオスタシス』について書いていきます。

『コンフォートゾーン』という言葉、聞いたことありますか?直訳すると「快適な領域」です。心理的に「居心地が良い」と感じ、パフォーマンスを発揮しやすい意識の中のエリアのことです。

そして、『ホメオスタシス』とは、外部の環境が変化しても、体を一定の状態に保とうとする、恒常性維持機能、生物の体の仕組みのことです。人は外部の温度が体温よりも高くなっても、汗をかいたりして体温の上昇を抑えまられますよね?たとえ80℃のサウナに入ったとしても体温が80℃に近くなったりしませんよね?基本体温は36℃前後で安定しています。この、ホメオスタシスの機能、実は体だけでなく、私たちの脳でも機能しているのです。

先ほど説明した居心地の良いコンフォートゾーンから別のゾーンに移ろうとするとホメオスタシスの機能により現状(今いるコンフォートゾーン)にすごい勢いで戻されます。ホメオスタシスは人が生きていくための強烈な生存機能なのでとても手強いのです。ダイエットを始めたのにリバウンドしてすぐに元に戻っちゃう、という話、よく聞きますよね?あれもコンフォートゾーンとホメオスタシスの機能が関係していて、元の体重食生活ががコンフォートゾーンなので、食事制限や運動しても元の状態に簡単に戻されてしまうってことなんです。(この仕組みを知らないでダイエットに失敗すると、自分って意志が弱いんだな、って凹みますよね。意志の問題ではなく人間が持っている機能なので仕方がないんです。やり方の工夫が必要です。)

こう聞くとコンフォートゾーンってぬるま湯でなんかダメな感じだな。飛び出してやれ〜!と思うかもしれません。でもそれはNG。先ほど書いたように強烈に戻されてしまいます。コンフォートゾーンは自分が一番力を発揮できる領域なので、出るのではなく、少しずつずらしていく、もしくは広げていくイメージを持っていただければと思います。

では、どうしたらコンフォートゾーンをずらしていけるのか?その方法について書いていきますね。

コンフォートゾーンをずらすには、未来、現状の外のゴールを達成している自分をコンフォートゾーンにしちゃうこと。え?それができないから困ってんじゃん!という声が聞こえてきそうなので、もうちょっと説明しますね!

あなたは現状の外のゴールに生きている自分を本当にリアルに想像できますか?そこでどんな人と、どこにいて、何をしているか。自分はそこでどんな立ち振る舞いをしているか?そこまでゴール側の世界にいるつもりでいれば自然とそっち側がコンフォートゾーンだと脳は思い込みます。そのうち、今の方に居心地の悪さを感じてくるのです。本当に辿り着きたいゴールであればそうなってくるんです。
さらに、コンフォートゾーンって2つは存在できないんですよね。だって体温だって、36℃の時と39℃の時って2つ同時にはできないじゃないですか?それと同じです。なので、一気には移せないにしても少しずつゴール側にいる自分が本来の自分だとしていくのです。

とはいえ、とはいえ、そんな簡単じゃなさそう、という声も聞こえてきそうです。もう1つコンフォートゾーンをずらす方法を書きますね。

それは、セルフトークを変えるということです。セルフトークとは発語しないけれど自分で自分に心の中で話しかけていること言葉のことを言います。(ちなみに、1日になんと3万〜5万回自分で自分に形かけているらしですよ!すごい数!!)
言葉って本当に大切で、自分で自分に話しかけている言葉、セルフトークで自己イメージが作られていくんです。それが元となってコンフォートゾーンも作られていきます。コンフォートゾーンを変えたかったらセルフトークを変えることはとても重要になります。

ダメなパターンの方がわかりやすいので例を出しますね。そういうことか!と思っていただけたら。「私は英語が話せない」と自分の中でセルフトークしちゃっている人は、英語が話せない自己イメージが出来上がります。英語が話せない人が海外で活躍するビジネスマンにはなれない、そんな常識が出来上がりますよね。なんとなく海外でも仕事したい、と思っても心の奥底では英語ができないセルフトークをし、それがコンフォートゾーンになっていいたら、海外で活躍する未来の自分を心の底から想像することはできません。その状態でいくら英語を勉強しようとしても、元の居心地の良い、英語が話せない自分に戻されますよね。勉強ができない、続かないの問題じゃないのです。セルフトークがネガティブなのが問題なのです。

ちなみに、こういうネガティブなセルフトークをネガティブセルフトークと言います。(そのままか!)ネガティブセルフトークをしているとスコトーマも作りやすくなります。英語ができない自分がセルフトークの人には、キャリア選択の中に海外で活躍するはスコトーマになって見えないですよね。日本で活躍することだけがこの人のコンフォートゾーンになってしまいます。本音で自分は海外で活躍するというゴールを作ったとしたら、セルフトークも変えるし、どこに、どんな人といて、何を話しているか?世界で活躍している自分をありありと想像できないといけません。

自分に対してネガティブセルフトークは誰しもが持っていると思います。でもそれに意識的に気付けないと、自分の可能性はスコトーマに隠れたままになります。自分の可能性が見えていないと現状の外のゴールを作ることが困難です。変わりたいのに、変われず、いつまでも今のコンフォートゾーンに居続けることになります。また、本気でコンフォートゾーンをずらしていこうと思ったら、今の居心地にいい状態から本気で何か決断して手放さなきゃいけないことも出てきます。コーチングセッションではクライアントの本音のwant toを引き出し現状の外のゴールを設定できるようにしていきます。またコンフォートゾーンをずらしていくのはなかなか手強いので、クライアントの可能性を信じ、未来側へ押し出していく未来のクライアント味方として関わっていきます。

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