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みんな一緒に楽しめる世界観 キヌクロに参加して

先日、このクソ暑い中クロスカントリーを走ってきた。キヌクロっていう大会で世田谷のオアシス砧公園にて行われる1.6km(1マイル)を走るイベント。子供の部(子供は300mダッシュ)もあったので、親子で参加してきました。

結論から言うと、めちゃくちゃいいイベントだった。楽しかった、よかった!(若干興奮気味!)今日はそのことについて書いてみたいと思います。

このイベントの主催者はOTTという大人のタイムトライアルをやっている団体。「大人のタイムトライアル」って聞いたことあったのですが団体としてコンセプトを持って様々な活動を展開されていることを今回初めて知りました。(すみません、今まで存じ上げなくて!)↓詳しくはぜひこちらを読んでいただけたら。

何がよかったのか?
いくつかの切り口で感じたことがあったので、自分の頭を整理しつつ書いてみたいと思います。(書くことで整理できるタイプ!笑)

どんなレベルの人でも楽しめるイベント
まず1つ目はガチ陸上競技者も、私みたいな運動不足からの脱却のきっかけみたいな人も一緒にこのイベントの参加者として楽しめる内容だったってこと。1.6km(1マイル)のレースを15組。15回レベル分けされたレースが行われました。そう、ただそれだけ!9時半くらいにスタートして12、3分間隔で次々にレースがスタートしていく。次々にレースがスタートするから応援するのも楽しかった。ちなみに私はイッチバン予想タイム遅い組でスタート。相変わらずのほぼビリでしたけど、砧公園の木々に囲まれた草木の上を走るのは気持ちよかった。ちなみに公園に到着したら足下が気持ちよかったのでランニングシューズに履き替えて走る予定が、ワラーチのまま出走。小石エリアがあってめちゃくちゃ痛かったけど、おかげで足がよく上がっていい走りができた?!んじゃないかと思う!!

ワラーチで走ってる人、私だけだった!!


みんなで協力して作るイベント
エントリーの時に見つけたんですが、ボランナー(ボランティア&ランナーの造語)という参加の仕方もありました。ランナーでも走るけど合間にボランティアとして大会運営を手伝いますっていう参加の仕方。これ、めちゃくちゃいいですよね!だってレースって走るのが遅い人でも10分くらいで終わっちゃう。だからそれ以外のあいた時間はボランティアとして手伝えるところを担う。確かそれによって参加費もちょっと安くなっていたような気がします。いい仕組み。レースって出るのも楽しいんだけど、その裏側っていうか作り手側を感じるとより一層楽しめるんですよね!

競技者が市民ランナーたちとつながる場になること
砧公園に到着して会場へ向かっていると、見た目で高校の陸上部!ってわかる格好の子たちがコース設営をしていました。部活で手伝いに来たそうです。(後でわかったのですが、知り合いがその高校の部活の顧問でした!)以前大会のボランティアの運営を手がけていた時に、高校や大学の陸上部に「大会のボランティアに協力しませんか?」と声をかけて回ったことがありましたが、顧問の方からは大体「そんな時間ありません」とか「怪我したら困るんで」っていう回答で協力していただけることはありませんでした(10年くらい前の話ですけどね)その頃から競技者が大会の運営や裏側に触れること、自分のやっている競技を趣味として楽しむ人たちに触れることってすごく貴重な経験になるよなって思ってました。競技として向き合うことしかしていない学生にとって、自分のやっている競技の違う側面が見れるっていうか、競技者から見ると「お金払ってまで何のために走ってるんですか?」と聞きたくような人たちがいるわけで。そういう価値観にリアルに触れられるってすごくいいですよね。この高校生たち、多分15組のうち何本も参加していたようで、練習の一環だったかもしれないけど、それがとても素敵でした。私のペースにも合わせるように(彼らにとってはジョグよりも遅いジョグ?!)走ってくれてました。

めちゃくちゃシンプル
ただ1.6km(1マイル)走るだけ。それを15回。なんとシンプルな〜〜〜〜!!この文章を読んでいる方には「え?ただ順番に走ってるだけでしょ」って感じだと思うんですよね。何が楽しいの?って。でも15組それぞれを応援できたり、MCの方が盛り上げてくれてたっていうのもあると思うんですけど、なんかそのシンプルさが楽しかった。ルールとか(ルールなんてないよね。フライングしないでコースアウトしないでゴールするだけっていう競技だものね)知らなくても必死に走るランナーに「頑張れ〜」「あと少し〜」って声援を送る。ぶっちゃけ誰が1位とかもわからない。15組もあったしね。そのシンプルさがいい。全員同じコースだから同じ空間を共有し、タイムこそ違えど同じ風景を見る。他の競技にはなかなかないですよね、この感じ。

作り手になること
先ほど上にリンクを貼ったOTTのnoteにも書いてありましたが、
”陸上ファンの最高の夢とは自分のレースを作ること” って。
いいですね〜!これ。何事も「作り手」側に回るって、すごい経験で楽しいことだと私は思います。受け身ではなく主体的っていうか。
私も自分でマラソン大会を作っていたので、よくわかります。作り手になるという経験って本当に素晴らしいんですよね。作ることによってそれに参加できる人が増える。それぞれの作り手には意図があるから、ただ「走る」ということだけではなくその意図、コンセプトに賛同して走ってみようかなという人が増えることもあるって思うのです。
OTTに参加した方は、ボランナーはじめ、手作りの感じのあるこのスモールイベントを体感し、これなら私もやってみようかな、なんて思う人も出てくるんじゃないかななんて思いました。

イベントの在り方
最後はスポーツイベントの在り方ということでちょっとテーマ大きくなるけど感じたことを。コロナ禍で人を集めるスポーツイベントは大きな打撃を受けましたね。そしてイベントが再開できるようになった今も以前のように参加者が戻ってこないと様々なニュースが記事にしるのを目にします。私が代表でやっていたPARACUP〜世界の子どもたちに贈るRUN〜というチャリティーランニング大会は2019年に幕を閉じたわけなんですが、2019年、コロナ禍前でも参加者を集めることには苦戦していました。マラソン大会が飽和状態、需要と供給のバランスが完全に崩れてましたよね。大きなイベントというのはコストもそれだけかかります。そして運営に必要な人手も相当にかかります。規模が大きいということはそれだけエネルギーやインパクトがあり、賑わいもあるのですが、例えば1回に5000人が参加するイベントだったら500人のイベントを年に10回やるとかそうすることでイベントと参加者が接する回数がもしかしら増えるかもしれませんしね。このSMALL RACEという考え方、これからのスポーツイベントの在り方としてとても賛同します。私もこれから何かまた作るとしたらそっちを選択するかな、って思います。

最近では友人の馬場ちゃんがこんな素敵な手作りイベントもやっていました。これからこういう方向性が主流になるんじゃなかな。新しいスポーツイベントの在り方ですね。そしていつもながら馬場ちゃんのレポートは素晴らしい!!

https://runnershigh.jp/08/06/1824/?fbclid=IwAR3rAtxIU02KsrNVxc_QHZzdA__X9t-wpijnEQ0pLfe-K0pPHrjEt1MBY90

最後に、、、
今回のイベントで特に私が印象に残り、インスピレーションを受けたのは、ガチなアスリートたちの存在でした。実業団選手や海外を拠点にしている選手も市民ランナーと一緒にイベントを楽しんだわけですが、アスリートの存在感ってやっぱりあるなって。ここ最近アスリートのキャリア支援やコーチングをしているのですが、やっぱり競技を極めてきたアスリートが社会に与える影響力って個々人によって異なると思いますが、あるよね、って。有名無名関わらず、アスリートという鍛え抜かれた選手と共に時間と空間を共にすることで受け取れるものは必ずあるって思いました。今回のようにただ走る陸上やマラソンはプロレベルのアスリートと一緒に競技をすることができますが、バスケットやサッカーなどの球技についてもルールを考えることによってプロレベルのアスリートと一般市民が同じ土俵で楽しめる機会を作れるんじゃないか、って思いました。実際サッカーの北澤選手なんかはルールを変えることで楽しめるインクルーシブなサッカーをやったりしているそうですね。これからそういうことをもっともっとやっていけないか考えてみたいなっキヌクロに参加して思いました。

こうった素敵なイベントでスポーツをする体験って、言語化されなくても体の中にじわ〜っと感じる「楽しかったな〜」とか「気持ちよかったな〜」っていう満たされた感情が広がっていくなって思うのです。とっても素敵なイベントをありがとうございました〜!


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