”快適自己ペース”-ランニング指導における発想の転換-

先生に借りた本なので、読みながらメモしたことを書いていきます。研究テーマを長距離走にしようと考えていたので良い学びになりました。また課題も見つかりました。

ランニングはまず継続が難しい。生徒が週一くらいでランニングして健康を維持するためにはどうしたらよいのだろうか。というところを疑問視。
「自己にあったペース」「一定のペース」

第一章
生徒たちは長距離走よりも別の種目が好き(球技など)そもそも長距離走が好きという生徒は特に女子で少ないといわれており、どのように生徒が主体的に取り組むことができるのかを考えたい。

・成人の運動実施が悪すぎる
昨今の健康ブームで健康意識は高く重要であることは理解しているが、実際は運動実施率は低い
運動を行うには、トキ、場所、もしくはともに行う仲間が必要。さらに運動の効力感が低いことから、どうしても先延ばしになってしまう。(間違いない)

第二章
感情欲求は行動に強い影響力を持つ。
認知的計画的行動は感情欲求に比べて低い。
好きだけではしない場合もある(p20)

第三章
面白い→ポジティブ感情→快適経験
適切な目標が必要
成功体験があれば、内発的動機付け+自己肯定感→面白い というループ

体育嫌いは後天的に学習させられている。
→快適経験を体験していない人がネガティブな思考になっている。
(p33図3-3)

第四章
抑うつや不安障害の改善にも有酸素、無酸素ともに効果あり。(p43図4-1)ポジティブ感情も
◎しかし、なぜ生徒たちは長距離走が嫌?
主体的な取り組みでないからではないかと思う。
では生徒たちが自分でトレーニングの計画を組むのは・・・おそらく×

第五章
◎ランニングってどんな感情なん?

精神健康パターン→健康、生活習慣、身体

第六章
vo2maxを元にした運動強度の設定やニコニコペースでは・・・?
個人の思い描いているペースとは違うことがわかる。

快適自己ペース
①フロー②逆U字曲線③自己決定
ペースが決められるとやりづらい→自分にとって走りやすいペース
※この場合での快適とは「不快を感じない」「違和感のない」ペース

◎でもそんなペース何回もやらないとわからないんじゃね?(まあ30分ジョグしたら嫌でもきついしぺーすわかるか)
自己決定を行うことで内発的動機付けが高まる。
指導者側がペースを決めることは微妙かもなんですよ。

快適自己ペースとは
楽ではないがきつくはない
vo2max50-60% RPE11-13程度ave12
◎体感だと俺のキロ5.10くらいかな
◎相関係数は±1.0に近いほど相関が強い。特に0.7以上だと

快適自己ペースでの走行は感情に良い影響。しかし、それよりペースが速くても遅くても感情に悪い影響がある。

第八章
快適自己ペースによる快感情の発生
◎この感情については詳しく知る必要がある(p53,54)
◎この快感情の発生、少なからず「きついの終わった!実験終わった!やったー!」の感情が含まれているのではないかと感じる

p99~嫌いな人に関する記事
快適自己ペースでのランニングを行った結果、ランニングが好きな人と嫌いな人では好きな人のほうが快感情が大きくなった。それでも嫌いな人でも快感情は増える。
◎我々中長距離走者はペースをつかめるけど他の人は知らない?

第九章
p111表9-1 快適自己ペースの成果

第十章
精神的プレッシャー
強要されない
◎周りにみられるのが嫌?
◎授業という場がそもそも主体的でないから嫌?本来ランニングとは「なんとなく走るか~」みたいな感じで走り始める?
◎女子は結局仲いい人たちと走ることになる。まあそれはそれでいいんか?今回も大学の実験ではグループで走ってたし。

・身体的苦痛
・走力差大
・単調
・伸びない?
→指導しにくいことには間違いない

様々なwork outの種類の提供
ジョグ、れぺてーしょん、インターバル、PR


◎一応こんな感じで終わりです。長距離走の指導は難しいですね。ここからまた課題意識を持ちながら深めていきます。ではまた。

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