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努力は裏切る

挑戦している君へ

僕はプロ野球選手になりたいという夢を小学校5年生の時に抱き、そこから独立リーグの2年間を含めて真剣に挑戦しました。

その挑戦は良い結果としては現れず、今は会社の経営者として『スポーツで社会課題を解決する』という新たな挑戦と向き合っています。

僕の感覚では挑戦とは1つでなくていいし、いくつもすればいいと思っています。違う場所・違う方法・違うサイズで。

挑戦すると1つ1つに必ず結果が出るけれど、大きな挑戦の中に小さな挑戦があり、その中で継続したり方向転換したり、その繰り返しなんじゃないかなと思うんです。

挑戦することでもちろん悔しい思いや、情けない自分にも嫌と言うほど向き合わなければならないのですが、そのことにより、挑戦したことによって視野も、今まで見えていなかった世界も広がり、新しい価値観に気づくことができると感じています。

なので、自分にとっては挑戦することは、新たな「気づき・きっかけ」を生むとても大切なものです。

「挑戦」って聞くとすごく大きなもののように感じるかもしれませんが、多分みんな日々挑戦していると思うんです。自覚があるかどうかの違いで。

「挑戦」っていつか終わるものだと思うけど、同時にまた違う挑戦が始まる。それを怖がらずに、一歩踏み出す仲間が増えるといいなと感じています。

僕自身も、自分が知らない世界であるほど一歩踏み出すのは怖い。
一歩踏み出しても苦しくなると継続するのは辛い。
そして頑張っているからこそ諦めて次に向かう決断がつかない。

そう思いながらも、どうして今、挑戦を続けているのか。
僕なりに挑戦することについて3つの壁をどうしたら乗り越えられるのか考えてみました。

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(独立リーグで選手だったころ、地元の子どもたちに、サインを書いたりしてました。)

1、初めの一歩を踏み出すために

■1人じゃない、訊きまくろう!
1人で考えて一歩踏み出すのではなくて、色々な立場の人に聞いてもらったり、新しいもの見て感じ取ったりすることで一歩踏み出せると思うんです。
”分からないから踏み出せない、怖い”って言うのが根底にあると思います。

誰かに聞いたり、自分だけではない何かを感じ取る。そうすると、挑戦しているのは自分だけじゃないと気づけるし、踏み出すことってそんなに怖いことじゃないって気付くことも多いのではないかなと思います。

まさにこのnoteの企画(#挑戦している君へ)もそうで、他の人から影響を受けることで一歩踏み出す人が増えたらいいなという優しさだと思うんですよね。
自分の周りに自分のことを応援してくれる人がいるってまず感じることが、すごく大切なことなんじゃないかなと思います。

■揺らぐならやめよう!

一方で、自分の身近な人に相談すると「そんな簡単じゃないよ」とか優しさから阻害されることも多いと思うんですよね。だけど、それで阻害されて、その方の言葉に流されるのであれば、別の挑戦をした方がいいのかもしれないなと個人的には思います。

それでも「何言っとるんじゃ!!」って思うなら一歩踏み出したらいいと思うし、流されるなら辞めた方がいいのかもしれない。
だってそれは、きっと他のことにもっと情熱を注げる、可能性に気づく機会なんじゃないかなと。

そう思うので、人の意見を聞くというのは大切だと思っています。

多くの人は、もしかしたら誰しも、肯定されたいから…肯定されたいと思って相談するわけじゃないですか。

応援するねっていう言葉を期待して話を聞いてもらう。でも阻害する人に流されて、そうだなって諦める挑戦であればやめた方がいい。

肯定して欲しいと思っているのに、否定される。別にそれが否定という言葉で返ってきてもいい。大事なことは、自分以外の誰かからの言葉を受け止めて、自分を知ること。それが、自分の覚悟や情熱のバロメーターのようなものになるのだと思います。

■挑戦には犠牲も必要

少しシビアだけど、挑戦するにあたっては犠牲も必要だとおもいます。時間であったり、お金、遊び、友人との時間。その犠牲を払っても挑戦したいのか。それって、「情熱」と関わってくると思っています。

そう考えると覚悟を持てってことかもしれないですね。

でも、覚悟を持つのを怖がる人が多いのかもしれないですね。
失敗したくないし、恥ずかしいし、悲しいし。

なんだろうな。「時間を決めてやる」とかもいいかもですね。
「情熱を注ぐ対象・目標を決めて、その目標に時間を決めて挑戦する。」
1日の中でこの時間だけとかでもいいと思うし。
僕も独立リーグに入る前に2年と覚悟を決めて入りました。
そして、情熱を注いで挑戦し、今は経営者としてスポーツと向き合っています。

2、継続するために

■続けなくてもいい

続けるために、” 継続しないといけないと思わないこと”が大切かなと思います。
そもそも、120%で頑張りすぎることって、無理だし、疲弊するし、無理な時は無理だし。継続できなくても、休んでもいいから少しづつ前に進めばいいなと。

実は、僕、創業1年目に歯茎から出血が止まらなくなってしまって。
病院に行ったら、「働きすぎ」だったんです。

そこで、病院の先生に言われた言葉がとても心に残っています。

『アメリカの軍隊でも24時間歩きつづけるトレーニングがある。でも、歩き続けるのは無理だから、1時間に1回5~10分の休憩をしている。よごさんも、一息つく時間が必要ですよ。どんなに屈強な男たちでも無理なんだからね。』と。

継続することは大切だけど、僕たちは、機械ではなく人間なんで。だから永遠に続けることって、無理ですよね。
でも、継続し続けることは無理だけど、休み日もあってもいいからコツコツ、一歩下がってもいいから前に進む日を重ねていくことが大切なんじゃないかなと思っています。

■刺激をくれる存在はだれか?

突発的に休んでもいいと思うけど、やっぱりダラけちゃうから、「しっかりしろよ」とか「君らしくないよ」と言ってくれる存在を持っていることも大切かと。

それは、オンラインでもいいし、リアルでもいいし、noteを読むことでもいい。
休んでる場合じゃないなと感じる外部からの刺激が内側のやる気をまた押してくれる。

僕だと、同世代のアスリートとかを見ると刺激になります。田中将大さんとか。同じ歳だけどすごいなって。そう言う人に刺激を受けて、今日からまた頑張ろって。

近い人を見ると刺激よりもネガティブになる場合もあるかもしれないのですが、その現実を認めると言うことも大切ですし、もちろん、近い人ではなく、自分の戦っている市場と違う場所の人というのもいいかもしれないです。

どちらにしても、自分が弱くなった時に、刺激を与えてくれる存在を知っていることはとても大切なんじゃないかなって、思います。
人は弱いし、強いですから。

3、諦めて次に進むために

■方向性を変える勇気

諦めるということは、新しい一歩を挑戦しようということ。
挑戦すると言うことも何かを諦めること。

少し哲学的ですが、結局のところ止めることって始めることで、始めることは止めることなのかと思うんです。

■ロジカルと感情をぐるぐる

そうはいっても頑張った経歴が自分の諦める勇気が湧かなかったりしますね。
ここまでやったんだから、とか。仲間が引き止めてくれるとか。

そこはとても難しい。

結局は、ロジカルと情熱を両輪ぐるぐる考えることかなと。
ロジカルにメタ認知(客観視)で考えることと情熱行ったり来たり。

そうすると、また『1、初めの一歩を踏み出すには?』に戻っちゃいますね 笑。

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(独立リーグで選手だったころ、地元で募金活動もしたりしてました。)

強くするのは味方と自分

そう考えると、やっぱり最初に言ったようにヒトってずっと挑戦していて、大きな挑戦の中に小さな挑戦がたくさん散りばめられているんだなとしみじみ感じますね。

そして、そんなぐるぐるしている自分を強くするのは2つあって、一つは自分の「価値観」。そしてもう一つが「応援してくれるヒト」なのかなと思います。

■価値観は「反応する言葉」と「口癖」に表れる

僕は、祖母や両親から言葉とその意味をたくさん教えてもらいました。

例えば、『忍耐』とか『努力は裏切る』。努力は裏切るというのは、努力しても裏切られるけど、努力しないと闘うフィールドにも立てないよ。とかですね。

多分、たくさんの言葉を教えてもらっているんですが、何十年経っても覚えている言葉なので、自分が無意識に感動して大切にしてきた言葉なんだと思います。

この言葉をいいなって思った時に、深くまで理解しようとすることで、理解がもっと深くなる。興味を持ったものを深く興味を持って理解をしてことで、その蓄積で、自分の大切なものがを無意識から意識的に理解してくる。

あとは「きっかけ」という言葉も好きですが、これも学生時代からずっと使っていますね。

皆さんも、気づかず大切にしている言葉や、口癖があるんじゃないかなと思うんです。きっと、そこに気づいて大切に体現していることが自分の軸になるんじゃないかなと思います。

■心の底から応援してくれるヒトの存在

最後に一言伝えるとしたら、
やっぱり、、、

優しくても厳しくても、
心の底から自分の挑戦を応援してくれているヒトを見つけよう!
ですかね。

何かあった時に相談できる存在。
結局、一人では頑張り続けることはできませんから。


代表取締役
余吾 由太

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