可愛らしい動物たちとの出会い:上野動物園の魅力
「あざとい!あざといぞ!りーりーさんっ!」
その場にいたみんながわっ!と湧いて、呟いた言葉。
上野動物園のパンダ舎は2020年に西園に移動し、「パンダのもり」としてとてもパンダたちを見やすくなりました。
ちょうどこの日は双子パンダのお父さん、リーリーが外でご飯を食べる時間。
ガラス越しでなく間近にパンダと会えるチャンスです。
こちらはお隣にいたお母さんパンダのシンシン。
ま、パンダと言ったら大体、こんな風に奥にいたり、寝ていたり、あっち向いていたり…
そんなイメージが強いのではないでしょうか?
そこで、リーリーが外の運動場に出てきた時、見学客が一瞬わっと湧きました。近い!デカい!それがタイトル写真です。
ですが、すぐにこちらに背を向けて、笹を食べ始めました。
「まぁ、そんなもんだよね」
という空気が漂いました。
リーリーはかなり食いしん坊で、笹を美味しそうにガブガブ食べていきます。小さい子なら、「そんなに慌てていっぺんに頬張らないの!」とお母さんに怒られそうな勢いです。
こちらに背を向けて一心不乱に脇目も降らずに笹を食べるパンダ。
ところが、ここで冒頭のシーンとなります。
リーリー、突然振り返ります。
そして、カメラ目線でファンサービス。
ふんふんと鼻歌でも歌うかのようにご挨拶。
明らかに、みんなが自分を見ていること、こっち向いて欲しいなと思っていること、自分が可愛いと言われていることが分かっている!
そしてまた笹に全集中。
ひとしきり笹を食べたら、背中のところの水飲み場で
お水を飲み、運動場反対側に置いてある笹へと向かいました。
ちゃんとみんなに見えるように係の人が好物の笹を散らして置いておいてくれているのですね。
とても写真に撮りやすくなっています。
上野動物園のジャイアントパンダは来園50周年。双子パンダが生まれて人気がさらに高まり、いつも観覧の列が長く伸びています。週末はとにかく伸びた行列にびっくりしますが、パンダコーナーの中ではこのように間近に見ることができます。
「パンダのもり」の入り口にはカンカン、ランランから始まった歴代パンダの紹介がありました。
上野動物園は1882年に開演された日本初の動物園。
上野駅から向かう道筋に開園150年ののぼりがありました。
その長い歴史の中で、見学に来た子どもだった人が親になり、またその子供から孫へと多くの人の憩いの場所になっています。
そして、老朽化した施設が現代風の動物にとっても過ごしやすい環境へリニューアルされています。
今年はパンダ以外の動物の赤ちゃんも産まれており、とても可愛い姿を見せてくれています。
今は、バードハウスにミナミコアリクイの親子が。(6月生まれ)
西園ではアイアイ(1月生まれ)、クロキツネザル(5月生まれ)に子供がいます。
東園ではアビシニアコロブスに9月に赤ちゃんが誕生しています。
「ゾウのすむ森」にいるアジアゾウのアルンは10月に3才の誕生日を迎えますが、まだまだ仕草が子供。
子供は好奇心もあって仕草も可愛いし、見ていて飽きないです。
もう一つ、上野動物園での私のお勧めの場所。
それは、オグロプレーリードッグ。
ここは他の動物園のプレーリードッグより、写真が撮りやすいのがポイント。
ここでは、群れでいるところをとても近くから見ることができます。
ガラスがないので、ふわふわ、もこもこしている感じが伝わってきて写真に撮りやすいのです。
手を伸ばすとちょっと届かないかな、くらいの近さです。
この日も、ふわもこしていました。
動物たちは冬毛になるとふわふわ感がアップ。
そして、気温が下がってくると、くっついて団子になります。夏場とはまた違う可愛い姿を見ることができます。
人気者のハシビロコウは寒さが苦手。
この日は、アヒル寝していました。
こちらは、小屋内のあったかいライトの下でぬくぬく。
上がこうなってます。
さて、この日のオヤツはこちら。
少し涼しくなってきたので
「さるやまキッチン」で、パンダまんを食べようと決めていました。
上野はやはり、パンダ推し!
売っているところはこんな感じ。
これだけパンダがいると目を引きますね。
タケノコがたくさん入った中華まんです。
他にも、園内の売店では動物にちなんだ食べ物があり、写真映えします。
動物園は、動物たちの可愛い表情を捉えるために望遠レンズがお勧めです。
ですが、そこにこのような食べ物がある場合はレンズをチェンジする必要があるので、いつもレンズを持っていく時に少し悩ましい気持ちになります。(笑)
上野には、芸術の秋、文化の秋にふさわしいお出かけスポットが多くあります。秋の上野散歩のついでに動物たちの可愛い姿を見に訪れてみてはいかがでしょうか?
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