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五行説ってなに??

暦の基礎となる「五行説」について少し書きたいと思います。

宇宙のすべての事象は、木・火・土・金・水(もく・か・ど・ごん・すい)の5つの要素から成り立っており、この5つの相関関係によってエネルギーの流れが変化してさまざまな現象物質が生じるという思想です。

各要素の関係図

上の図は、五行説の各要素の関係を表したものです。
五行説と陰陽説はもともと異なるものでしたが、紀元前350年頃に「陰陽五行論」として一体化されたと考えられています。

相手を生み出し、お互いを助けて調和を取る陽の関係(相生関係)と相手を打ち消し、反発してお互いを傷つけてしまう陰の関係(相剋関係)があります。

<相生関係>
木→火→土→金→水→木の順(右まわり)に
循環し相手を強めていく関係

木が燃えて火になり
火から土が生まれ
土から金(金属)が取れ
金属の表面には露(水)がつき
水を与えられて木は育つ

<相剋関係>
木→土→水→火→金→木の順に循環し
次の相手を制御する関係

水を堰き止め
水をかければ火が消え
火によって金属を溶かし
金属でできた斧で木を切り
木の根は大地に根を張り岩を割る

この「木・火・土・金・水」は相生の関係を持つ元素の勢いが増し、相剋の関係で勢いを抑えることでバランスを取っている関係であり、お互いが影響を与え合い、変化しながら循環しているとされています。

<特徴>
木: 生長、発展、円滑、自由、春、朝、肝など
   「水」の種の時期から成長していく時期。
   方向性が定まっていく時期でもあり、
   動機付けされ成長し、周りに順応していきます。
   木は上へ上へと伸びていくため
   束縛を拒み、自由を望みます。

火: 炎上、発熱、立ちのぼる、夏、正午、小腸など
   成長していく「木」の時期が過ぎて、
   さらに加速して最も勢いがある時期。
   進べき道筋を具現化させるため、心から
   満足できるものを見つけ加速していきます。

土: 変化、受け入れる、具現化、育てる、土用、
   午後、胃など

   勢いがあった「火」の時期を過ぎると、
   それが形となる「土」になります。
   土は形を作ったりと変化するエネルギーであり
   それを維持する働きも持っています。
   わかりやすくいうと実がなる時期ですね。

金: 清潔、清涼、硬い、守る、秋、夕方、大腸など
   「土」までの時期に具体化したものを
   純化させて調和されている時期です。
   外からのエネルギーを取り入れ、
   体内の汚れたエネルギーを出していく
   いわば交換する場所でもあります。
   外と内の境界線が重要となるので
   人との距離感がテーマとなります。

水: 寒、湿、下へ流れる、うるおい、つめたい
   冬、夜、腎など

  「水」は生命の源で、種の時期です。
    内側にエネルギーを蓄えていて
    高い生命力や可能性、潜在能力を秘めています。
   ここがないと発展も成長もないので
  大事なエネルギーです。
  

また、暦には欠かせない干支にも割り当てられており
上記にも記載しておりますが、季節にも当てはめられています。

春→木
夏→火
土用→土
秋→金
冬→水

季節って、4つ(四季)ではないの??と思った方もいるかもしれません。「土用(土)」は季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間に割り当てられ、昔の人は5つ季節(五季)の中で生きてきました。

私は、恥ずかしながら「土用」は夏の土用しか知らず、4回も土用期間があると知り、びっくりしたのを覚えてます。
夏の土用の丑の日にウナギをいただいておりましたが、なぜそのような風習があるのかなど学びもせず過ごしていたんです。
土用については、長くなるのでまた別記事で。

このようにこの世のものは「五行説」で成り立っているんだなぁと思うと不思議な気持ちになりますよね。
私たちもこの世に生まれたものとして、生まれた日で干支(年干支、月干支、日干支)が割り当てられているということは、五行も当てはまっているということになります。

つまり、ご自身がどのエネルギーが強いのかを知ることができますし、エネルギーの関係性や使い方を知ることでコントロールがしやすくなるということです。

目指すところは「中庸」であること。
バランスの取れた状態であり続けることが、心もカラダも健康でいられると思うので、学びを深めていきたいと思います。


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