なぜ麹をつくるところからお伝えしているのか？

麹ってなに？

「麹・発酵のワークショップや麹づくりの講座をさせていただいています。」
とお伝えすると、
「麹ってなに？どんなもの？」
と思われたり、
麹＝塩麹のことになってしまっていたり、
「え、麹ってつくれるの？」
という反応だったりと様々ですが、、
こちらが麹です↓

お米みたい？
はい、原料はお米などの穀物です。
この麹を使って、塩麹や醤油麹、お味噌などを作ります。
麹は日本の食文化を支えている、なくてはならないものです。

麹との出会い

とはいえ、実は私も30歳過ぎるまで、麹がどんなものなのかを知らず、
麹という単語すら頭にありませんでした。
30歳を過ぎて、妊娠を望み、身体を整えたいと
デトックスなどに励むようになった頃に麹と出会いました。
幼少期からアトピー・アレルギー体質なのにもかかわらず、
小さい頃から食べ物が大好きで、
20代までは体調を崩してもおかまいなしに、
カップラーメンなどのインスタント食品、
ファーストフード、星付きのレストラン、
お食事系、甘いもの系、などなど
幅広くなんでも食べたいだけ食べていましたから…
食べたら胃が張ったりむくんだり、
胃痛や腹痛がしちゃうのに…汗

そんな私が、塩麹をいただいて使ってみたら、
何に合わせても簡単に美味しくなるので楽しくて。
簡単で美味しくて身体にいいって最高！とすっかりハマり、
麹屋さんから生麹を取り寄せては塩麹と醤油麹を作り、
料理やお菓子に使っていました。
おかげさまで妊娠でき、妊娠中も、離乳食も、麹のおかげでラクで助かりました。

産後の急激な体調不良

産前は調子がよかったのですが、産後すぐ急激に体調を崩し、
精神的にも追い詰められて家にこもりがちに。。
何をする気にもならず、すぐ疲れるし、常にイライラし、
子どもをかわいいと思えない、、
ここまで崩れたことはないってくらい心身バランスを崩してしまいました。
自分を見失い、まわりのこともまったく見えなくなっていました。
いつも真顔で笑顔になれず、目の前の現実がダークでどん底でした。
整体に通ったり、歯科矯正したり、整理収納したり、
精神世界系のことをしてみたり、心理学講座に通ってみたり、、etc
やって良かったし、良くなっていきましたが、
完全には抜け出せずにいました。

手作りの麹との出会い

そんなときに、麹が作れることを知りました。
ずっと食べてきた麹。
子どもが幼稚園に入園し、手が離れ始めて
これからどう生きていくかを考え始めたタイミングでもありました。
“もう今のままの自分ではなく幸せになりたい。
幸せになってもいいよね。”
意を決して麹づくりの講座に参加しました。
初めて手作りの麹を見て、味わって、
麹から手作りの甘酒、塩麹、醤油麹をいただいたときの美味しさといったら！
びっくりし、目が思いっきり開きました。
いろいろな美味しいものを食べてきたけれど、新鮮な美味しさ。
苦手だった甘酒も美味しくてもっと食べたい！
麹ってこんなに美味しいの！？
それからは、ただ自分が食べたくて家で麹づくりをし、
甘酒や塩麹などにして毎日食べてきました。

麹作りで自分を取り戻す

そうしたらいろいろなことが上向いてきたんです。
自分の思いを自分で感じることを取り戻し、
自分がどんなことが好きかを思い出し、
自分の好きなこと・やりたいことを学ぶ時間を持つようになり、
麹を作って美味しく食べて、
仲間ができ、笑顔が増え、子どもがかわいくて、
幸せと思える時間が増えていきました。
産後の最悪な体調のころから通っている整体では、
「麹から作って食べるようになってから、明らかに腸がやわらかくなった」
と言われました。
自分で麹をつくって食べることで、心身が整い、
自分が変わることで環境も整っていき、
好循環がうまれていったのではと思っています。

“麹の美味しさと嬉しい変化を体験していただきたい”
“私の経験が同じような思いをされている方のお役に立てたら”
との思いから、
今では、手作りの麹を使った調味料作りや、
麹・発酵のごはんやおやつ、
お家での麹づくりをお伝えしつつ、
日々学びを深め続けています。

講座やワークショップでは
グルテン・乳製品・白砂糖フリーで
なるべく国産無農薬を使ってお伝えしています。

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