Kaoru

私は偶然の出会いと場のデザインを愛するリクリエイターです。 #300の経営者や経営幹部…

Kaoru

私は偶然の出会いと場のデザインを愛するリクリエイターです。 #300の経営者や経営幹部へのコーチング #200の学生・第二新卒へのキャリア面談 #COOとしてベンチャー企業の経営企画

最近の記事

この文は引き出しの中に

序「あんたのブログ、見つけたわ」 母は僕のホームページを開いて、読み始めた。なんの前触れもなくそう言ったから、僕は頬張っていた晩飯で喉を詰まらせそうになった。 冗談だろ?どうやって見つけたんだ。 確かに僕は自分のホームページを持っていて、そこでブログも書いている。ちょうど2年くらい前、前職を辞めたタイミングで始めたものだ。 当時は時間に余裕があり、日常の記録程度のつもりだった。それが現在まで2年ほど毎日書き続けており、いつの間にやら新書が軽く5冊は出せそうな分量になって

    • サンタさんがプレゼントできないもの

      この記事は友人であるりょっちに誘われてCoaching Advent Calendar 2021のために寄稿した記事です。 茶色の煙突に雪が積もる。 これではサンタもさぞかし侵入に苦労するだろうと余計なことを考える。 サンタは偉大だ。値段のつくものなら子供が望めば喜んで運んでくる。 彼らがプレゼントできないものは何だろう? それは「愛」や「友情」、「幸福」だ。 こうしたあげられぬものにこそ、人生における真の満足があるというのに。 コーチングは、サンタでさえ簡単には得難い

      • メディアについて

        どの発信メディアも長所があれば短所もあるものなのだが、残念ながら人々の多くはそれに惑わされ、右往左往している。 例えばSNSはどこよりも早く情報を手に入れるうえでは有効だが、情報の正確さに関しては保証されていない。 論文や公的な情報開示は多くの検閲を通している分信頼性は高いが、公表されるまでに時間がかかる。 新聞やテレビはその中間にあり、 マスメディアとしての責任と求められる迅速な情報伝達の間でせめぎ合っている。 デジタル・メディアの登場により、世界中の人が自由

        • コーチングについて

          コーチングという無形の仕事を扱う以上、軸と据える信条に関しては明確にしなければならないと思っている。 僕自身のことで言えば、 コーチングとはセレンティビティを楽しむ手段であり、 思いがけない出会いを起こす力を育むためのものである。 したがって、必ずしも設定したゴールに辿り着くことを前提とはしていないし、 思い通りの結果を出すためのノウハウやテクニックを提供するものではない。 そもそも コーチングという言葉の本質は、 「Coach」、 つまり馬車から来ている。

        この文は引き出しの中に

          リベラルについて

          政治ではよく保守主義と自由主義という分類をするが、僕はどうにもこの分け方に違和感を抱える。 前提として、僕は政治の本質とは濃淡をつけることだと思っているので、 ニ項対立で分類し一方の立場に身を置くことはしないのだが、 それよりもこの「保守」 と 「自由」 という言葉が本質的ではないように感じ、 同時にこの言葉に対する誤解から、作今の様々な対立が起きているのではないかとも感じる。 そもそもこれらの主義の源流は王政や貴族政による大衆への制限に対する人々の不満から端を

          リベラルについて

          締切について

          焦りが自身を襲うことがある。目前の事柄に対しての焦りは動悸が速くなり、より未来の事柄に対しての焦りは頭の片すみにこべりつく。 数分後の会議に遅刻しそうな時は、普段は軽んじることの多い一分一秒をまるで金の砂のように扱う。 異性との出会いがなく結婚への焦りが高まった時は、街中でベビーカーを見かける度に憂鬱な気持ちになる。 常にではないとはいえ、焦りの感情はしばしば僕達を辟易させるから、なるべくなら起こしたくないものだ。 多くの場合、締切が焦りを生む。それは明確ではなくとも

          締切について

          お金の得方について

          どのようにしてお金を得るか?という問いに関して、 今思いつく限りでは5つある。 1 つ目は、 労働の対価として得る方法だ。 通常、働いた時間に応じて支払われる、最もよく使われる方法だろう。 2つ目は、成果の対価として得る方法だ。営業職やエージェントで多く、時間給に比べ収益の振幅は大きい。 1 つ目も 2つ目も、 パフォーマンスの 高さとは、 一定の時間当たりの収益をいかに上げるか、ということが焦点になる。 3つ目は、事業によって得る方法だ。 一般的には起業家や経営者と

          お金の得方について

          思考について

          一時期は気になったことがあれば即座にGoogleで調べていたが、今はそれをやめている。 どうやら、すぐに答えを得ることを習慣付けると、 脳は考えることを辞めるらしい。 それどころか、欲しかった情報以上に多くの情報が表示されることで脳内メモリは必要以上に消費される。 玉石混合の情報の中から金塊を探して 高速でページを移動する。その結果、脳のCPUのオーバーヒートを起こすことが度々あった。 今は気になることがあっても、すぐに調べることはしない。 メモ帳に書き出して、なぜ気になっ

          思考について