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思考について

一時期は気になったことがあれば即座にGoogleで調べていたが、今はそれをやめている。
どうやら、すぐに答えを得ることを習慣付けると、 脳は考えることを辞めるらしい。
それどころか、欲しかった情報以上に多くの情報が表示されることで脳内メモリは必要以上に消費される。
玉石混合の情報の中から金塊を探して 高速でページを移動する。その結果、脳のCPUのオーバーヒートを起こすことが度々あった。

今は気になることがあっても、すぐに調べることはしない。 メモ帳に書き出して、なぜ気になったのかを考えてみる。
理由を文字に書き起こしてみて、2〜3分ほど思考を巡らせると、脳が3つのどれかの反応を起こす。
1つは、 どうでもよくなってくる。 一瞬、自分にとってそれが重要であることのように感じたが、気の迷いだったことに気付く。
こうなれば、メモを閉じて、それ以上考えることをやめる。ネットの波に時間を使わなくて良かったと安堵する。

2つ目は、答えが自然とわいてくる。 これは思考を巡らすことによって、自分の過去の経験や、見聞に勝手に紐付いてくれるからだと思う。
僕たちが想像している以上に、脳は多くの情報を持っている。答えを書き留めて一件落着する。
3つ目は、 どうしても思いつかない。 しかも、その疑問に関する好奇心は静まることを知らない。
そうなったら、 その疑問をいつも見える場所に貼っておく。しばらく寝かしておく。慌てなくとも、そのうち答えは自ずと出てくる。

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