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辻政信さんの実家周辺をうろついた話

2024年2月21日の大移動の日
7時半過ぎに加賀温泉駅に着き
山中温泉バスターミナルから歩いて辻政信さんの生地を訪ねてみました。

早朝の加賀温泉駅
大型キャリーケースが入るロッカー。鍵番号33

山中温泉は、辻さんが高等学校に通う道中にあったそうです。
通学路だったかは定かではありませんが、
Googleマップに従って
白鷺橋を渡り、四十九院トンネルを抜けて
あとは平地をひたすら歩くコースを行きました。

白鷺大橋
あれなんだろうで軽率に撮る
立ちこめるのは湯煙か霧か
トンネルを抜けると結構な土砂降り

印象的だったのは、トンネルの上や、
道路に面した場所に墓地が点在していたこと。
そういえば地元にもふつうに
小規模のお墓集団は点在しているんですが
見かけるとドキッとします。

道中、友人に誘ってもらって行った
「いしかわの霊場」展を思い出しました。
とはいえ、それによって具体的な知識が残っているなんてことはなく
もっとしっかり目を皿のようにして見てこれば良かった
とちょっと悔やみました。

私は怖くなると知っているお経とかを唱えがちなため、
今回も、不動明王のご真言を口ずさみながらの移動となりました。
知らない人からみると不審者ですが、
雨が降りやまない1日だったからか、
人とすれ違うことはほとんどありませんでした。


…むしろ、
熊出没の看板を見かける頻度の方が高く

木々の隙間から熊が覗いていてもおかしくない道が
ずっと続いていたので、
あ、こういう場面で熊と遭遇するんだな
と命の危機を想像して

熊よけの鈴、もらってくればよかった…と、
ビビりながら突き進んでいきました。

死神は気迫でゴリ押しすれば退いてくれる


辻さん曰く、
窮地では死神に体当たりするつもりで突っ込んでいくと
先方が辟易して道を譲ってくれるらしいのですが
不鍛錬はなはだしいこの身としては
それだけの気迫が出せるかが悩ましいところでした。

自分がやるとなると、
死神とどちらが押し負けるかの勝負になりそうだな…
と思いながら、
どうにか熊にも遭遇せず辻さんの実家周辺まで辿り着き、

真ん中が破れて不思議なことになっているマップ


地元の方々が建てた辻さんの銅像や
辻さんが通っていた荒谷小学校跡地、
辻さんが関わっているらしい「忠魂碑」
そして、「おそらくここが生家なんだろう」
という家屋を写真に収めて参りました。

辻政信先生の銅像
小澤静山さんという方が書かれた詩もありました
辻さんはここへ、弟妹をおぶって通ったそうな


門?だけが残っている
荒谷小学校跡地の傍らにあった忠魂碑
その後ろにひっそりと立つ「自彊不息」
…じきょうやまず。自ら弛まず努力を続けるということ。


新保の池に向かう道の手前に生家がありました。
目印の「碑」
不思議な木
辻さんの家はここ…なんだろう…かな?

妙縁を感じたのが、
辻さんの生家までの道中に
「鶴ケ滝不動明王参道」の道標があったことです。


辻さんを知るきっかけになった三石不動尊もまた、
若かりし頃の弘法大師が修行をした瀧のあるお寺です。
住職さんにお話しすると、
生まれた場所と通じると思って来られたのかね
と応じてくださいました。

帰り道の木々
達成感の23,000歩。(辻さんのご近所をうろついただけではありませんが…)


2024年2月22日 拝

知る・学ぶ・会いにいく・対話する・実際を観る・体感する すべての経験を買うためのお金がほしい。 私のフィルターを通した世界を表現することで還元します。