タイトル決め、難しいけどスゴく楽しい
どもです、御子柴です。
今日は、……うーん。
物書き四方山話みたいな感じでしょうかね。
惹きつけるチカラ
御子柴さんは、本を「タイトル買い」しがちな人です。
平積みになっていればそりゃあ表紙画像とかでも判断はしなくもないですけど。
でも、基本的には、タイトルを見て、あらすじを見て、「おっ」と思えばわりとすぐに買います。
そのせいでものすごく「積ん読」が多いのですが、それはさておき。
最近、某界隈で流行している「まずはリンクを開いてもらうためのタイトル」もキライじゃないです。
わかりやすい、って絶対イイことです。
このあたりとか、「何が起きているのか」とか「どんな話なのか」ということが掴みやすい気がします。惹きつける力もすごいと思います。
ネット小説サイトとかだと、あらすじとかキャッチコピーとかを付けることができても、タイトルよりも大きく表示されるようなフォーマットになっているサイトは稀な方だと思います。
結局、ページをざーーーーっと眺めていったときに、いちばん目に入ってくるのはタイトルですから、そこに見ず知らずの何も知らない人を引き寄せるためには、タイトルに情報を突っ込んでいくしかない。
そういう流れ、よおおく解ります。
今から書くのは、ネット小説サイトというよりも、書店での話ですかね。
やっぱり、背表紙をがーーーーっと見ていったときに、「? ……!?」ってなる、奇想天外・予想外なタイトルに惹かれてしまいます。
そして「タイトルだけではまだよくわからない / いろいろな可能性が考えられる」、そういうタイトルがカッコイイと思っています。
カッコイイタイトルを考えるのも才能です。
この辺とか、どうでしょうかね。
んー。カッコイイ。
時期は全然違いますが、どちらもタイトル買いでした。
もちろん、カッコイイは個人的主観に基づくモノなので、みなさんそれぞれの「カッコイイ」があると思いますけど、私はこの雰囲気が大好きです。
私の「タイトルの付け方」
一応、私もネットで物書きをしてアップをしている人です。
このPNで活動をし始めて1年を超えてきましたが、いろいろはお話を書いてきました。
隙あらば宣伝と言うことで、更新中の作品URLも置いておきますねw
画像にリンクを貼ってますので、ぜひ。
さて、上にも書いたとおりですが、やっぱり自分がカッコイイと思えるモノをリリースしたいという気持ちを何よりも優先したいので、タイトルの付け方も基本的に後者、「タイトルを見て『? ……!?』となるタイプ」——ネットでは受けづらいかもしれない方に走ります。
※あまりにもウケが悪ければ、そっち系に直したりもしますけどねーw
そして、極力、本文を書き始める前にタイトルを概ね決めます。
だからこそ、ここに、とーーーーーーっても労力を使います。
1話分以上のパワーを、20文字以内に突っ込むくらいの感じかも。
だって、やっぱり、「顔」だもの。
イケメンにしたいもの。
イケメンにして、いろんな人にちょっとでも見てもらいたいもの。
それに、自分がその「顔」に納得しないままで本文なんて書けないもの。
タイトルの例
今までに書いたモノで喩えてみようかな。
『クロスロード・カンタータ』。
別サイトでは『幼なじみの恋人は僕の友達 友達の幼なじみは僕のXXX』という、キャッチコピーをタイトルに採用して掲載してますが。
これ、結構私の嗜好が詰まってるタイトルです。
かつて、短篇で『ソワール・ソネット』というタイトルのお話を書いたことがありました(ちなみに、これは『クロスロード・カンタータ』の第2章のサブタイトルになってます)。
これを、ちょっと設定を変更した上で長篇にしよう、と思い立ったわけです。
どうせ書くなら、タイトルもこのタイプにしようと思ったわけです。
それが、これ。
・外国の単語2語で構成する
・イニシャルはそれぞれで統一する
・後ろ側の単語は音楽用語にする
全10章構成にしよう、というアイディアもこのとき生まれたので。
考えましたよ、10個。
イニシャルについては、1作だけどうしようもなくなって妥協しました(だって、ラピスラズリの綴りは「R」から始まるものだって勘違いしてたんだものw)が、ほとんどコレに従って考えました。
で、丁度ど真ん中、第5章に付けたモノが『クロスロード・カンタータ』。
メインの登場人物の女の子の名前が「聖歌」だったので、聖歌曲を意味する「カンタータ」を使ってみようと思ったから付けたという話なのですが、実はこの発想こそがこの物語の基本的になデザインを決定づけたわけで。
男女の幼なじみが2組出てきて、その関係がイイ感じに拗れる話なんですが。その「交わる」感じを出したいと思って、十字街=クロスロード, crossroad を採用。
そこからですね。全部の章のタイトルが一気に決まり始めた上に、だいたいのストーリー展開や舞台設定もここで決まりました。
第5章で修学旅行として「京都」に行かせよう、とか。
ストーリーのメインになる舞台は「札幌」をモチーフにしよう、とか。
……わかりづらい文章だなぁ。
私の中のぼんやりとしたアイディアが結実するときって、基本的に発作のように来ることがほとんどなので、脈絡無いこともあるんですよ。
それでも、何だかんだとこじつけられていくことが多くて。
結局はそういうわけで、私の中では「タイトルは『顔』」であり、コレを決めないと話が進められないのです。
で、どういう話?
某所の某コンテスト用に、またひとつ書こうと思っているんですが。
そのタイトルが全然決まんなくて苦しいけど楽しいウヘヘっていう話でした。
宣伝コーナー
本日の22時頃に、このお話の第2章第2部が完結になります。
よろしければ遊びに来てくださいねー。
画像にリンクを貼ってますので、ぜひ。
ではでは。
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