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5月15日、誕生花は蕺草【#誕生花短歌】

詠みます。

 空を這う雲の切れ間に鳥が鳴き
 蕺草
《どくだみ》を刈る背中を思う

解説。

 ――モチーフはサカナクションの『ユリイカ』。

 5月15日の誕生花、ドクダミ
 東アジア原産、ドクダミ科ドクダミ属の多年草です。

 学名 "Houttuynia"(ホウツイニア)は、オランダの植物学者マールテン・ホッタイン(Maarten Houttuyn / 1720~1798)の名前にちなみます。
 和名の「蕺草《どくだみ》」は、民間薬として毒下しの薬効が顕著であるので、毒を抑えることを意味する「毒を矯《た》める」、つまり「毒矯み」に由来するといわれます。
 また、切り傷、虫さされ、胃腸病など10種類の効能があることから「十薬《じゅうやく》」とも呼ばれます。
 その他、「地獄蕎麦《じごくそば》」とか「魚腥草《ぎょせいそう》」とも呼ばれます。
 英語では、 "Chameleon plant"(カメレオンの植物)、"Lizard tail"(トカゲの尻尾)の呼び名のほか、魚のような匂いから "Fish mint"(魚のミント)、"Fish herb"(魚のハーブ)、"Fishwort"(魚草)とも呼ばれます。

 葉を乾燥させたものを煎じてドクダミ茶にしたり、お風呂に浮かべてドクダミ風呂にしたり、グリセリンなどと合わせて化粧水にしたり、あるいは葉を天ぷらにしてみたりと、様々な用法があります。

 その強い芳香とは裏腹にかわいらしい白い花を咲かせ――ているように見えますが、その白い部分は総苞片(花を保護する葉)であり花弁ではありません。
 棒状の花序に淡黄色の小花が密生しています。
 とくに果実を付けるわけでもないドクダミが、何のために美しく見せているのか理由はよくわかっていないそうです。

 ドクダミの花言葉は「野生」「白い追憶」など
「野生」は、繁殖力が高く、ちぎれた地下茎からでも繁殖するたくましさに由来するといわれます。

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