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【成田→シンガポール→バリ島】初めてスクート(スクートPlus)を利用してみた感想…個人的には大満足!

仕事・引越(退去)準備・旅行準備のトリプルパンチで、平均睡眠時間4時間が続く中迎えた出発日当日。色々あって、結局前泊のホテルでも4時間しか眠れなかったのですが、久しぶりの冒険にワクワクしていたのか疲労感はあまり感じられず、元気にホテルをチェックアウトしました。

往路のフライトスケジュールは下記の通り。スクートのカウンターは混雑しやすいとの噂がありますが、今回は優先チェックインが利用可能なことと、早くチェックインしたところで成田空港の保安検査場は午前7時にならないと開場しないことから、午前6時30分辺りの到着を目途に電車に乗りました。

旅行1日目 09:00  成田国際空港(NRT)出発
      15:30  シンガポール・チャンギ空港(SIN)到着
             (15時間45分のトランジット)
旅行2日目 07:15  シンガポール・チャンギ空港(SIN)出発
      09:55  ングラ・ライ国際空港(DPS)到着


さて、いつもの如く前置きが長くなりましたが、今回のトピックは『初めてスクート、ならびにスクートPlus を利用してみての感想』です。まあ、フライトレビューとも言えますが、万人用の一般的なレビューというよりは、「私自身のニーズ」に合っているかどうかという目線で語っているので、そこのところはご理解下さいませ。


優先チェックイン&出国手続き

空港到着後(午前6時30分頃)は直ぐにスクートのチェックインカウンター(第1ターミナル・南ウィング・Iカウンター)へ向かいました。その時はそれなりに人は並んでいましたが、混雑はしていませんでした。

さて、私はスクートPlus 利用なので、優先チェックインカウンターへ。チェックイン自体は事前にオンラインで済ませていたのですが、今回は預け荷物があるのと、何故かカウンターに寄るような指示があったので、優先チェックインカウンターへ足を運んだ次第です。前には一組のカップルしかいなかったので、待ち時間は5分程度で済みました。

預け荷物に関してですが、スクートPlus の場合は合計30キロまで追加料金は不要です。スクートは重量制限に厳しいとの噂も聞きましたが、今回私のスーツケースは20キロにも満たず(笑) よって、その辺りの検証は出来ませんでした。

機内持込み荷物に関しては、スクートPlus の場合は合計15キロまでOKなので、こちらも余裕でしたね。今回は15時間のトランジット用にひざ掛けや着替え等、荷物がいつもより多く、15キロまでOKなのはとても助かりました。

荷物を預けて身軽になったら、次は出国手続きです。ただ、先述した通り、成田空港の国際線保安検査場は午前7時にならないと開場しません(2024年1月現在)。7時前は開場を待つ人で列が長くなっていたので、私は一度その場を離れ、列が無くなった7時過ぎに保安検査場へ入りました。
 
ちなみに、午前7時前はほとんどのお店がオープン前です。コンビニ等は開いていますが、レストランやカフェ等の利用は難しいと考えて、事前に備えておくのが無難でしょう。私は用事があって5階にあるコンビニに寄ったのですが、そのコンビニで買ったものを、向かいのフードコート(?)の席に持ち込んで食べている人を沢山見かけました。それもまた、一つの方法ですね。 

午前6時30分頃の出発フロア(4階)
やはり早朝は静かでしたね。人混みはあまり得意ではないので、早朝便も悪くないです。
フリー・シーティング・エリア
まるでコ・ワーキング・スペースのようなエリアで、待ち時間に作業するのに良さそうです。
フリー・シーティング・エリア
仕切りのあるシートは嬉しい!

制限エリア内&優先搭乗

余談ですが、私は朝ごはんはある程度しっかり食べたい派です(お腹が空きやすいので)。スクートPlus には機内食がついていますが、量が少なそうだったのと、味に関しても未知だったので、いつも通り、搭乗を待つ間に朝食を取りました。

ただし、制限エリア内のお店が開き始めるのは午前8時くらいですので、早朝に制限エリア内で食事をとろうと思っている方は注意が必要です。飲料関係は自販機があるので大丈夫ですが、午前8時前に開くお店は限られるので、事前に調べて対策しておかないと食べ損ねます。

私もいつもなら制限エリア内のスタバで朝食を購入するのですが、今回は8時前にスタバが開いていないことを知っていたので、マクドナルドでテイクアウェイし、搭乗ゲートで食べきりました(スクートは飲食物の機内持込み禁止です)。
 
さて、搭乗に関してですが、成田発ではスクートPlus 利用者に対しての明確なアナウンスがあり、優先的に搭乗させてもらえました。長い列に並んで待つ必要がなく、とても楽でした。また、LCCは変更や遅延が多いと言われていますが、私のフライトは当初の予定通りに運行され、搭乗も出発もほぼ時間通りでした。

制限エリア内の見取り図
赤丸で囲んだところに飲食店やコンビニ、ドラッグストアが集まっています。
今回の出発ゲートは36で、意外と近かったですね。
飲食店エリアを指し示すサイネージ
今回は利用しませんでしたが、お土産屋さんは8時前でもオープンしていました。
朝マック(笑)
こういう時でないと私はファストフードを食べないので、ある意味非日常感?
優先搭乗(成田発)
長い列で待つことなく、スムーズに搭乗できました。
一方、シンガポール発の便では、優先搭乗があったのかなかったのか分からない感じで、
混沌としていました。

スクートPlusでの機内体験

成田→シンガポール便は結構混雑していたように思います。エコノミー席は見ていないので分かりませんが、スクートPlusセクションに関しては見渡す限り満席に近い状態でした。もちろん私の隣にも乗客がいらっしゃいましたが、広い座席とアームレストのおかげで自分のテリトリーがしっかりと守られ、約7時間半のフライトはとても快適なものでした。

シンガポール→デンパサール便に関しては、かなり空いていました。フライトの所要時間も2時間40分と短いため、わざわざ追加のお金を出してまでアップグレードしようと思う乗客も少ないのかもしれません。私の席の周りは乗客がゼロで、これまた快適そのものでした(笑)

では、サービスを一つ一つ見ていきましょう。

座席まわり

スクートの公式ホームページにおいてシートサイズの情報は見つけられなかったのですが、他のレビューサイト等を見ると、シートピッチは約96㎝、シート幅は約56㎝と紹介されています。このサイズだけで言えば、ANAのプレミアムエコノミーと同等(又はそれ以上)のゆったり加減ですよね。

見た目も古いですし決して高級感は感じられないのですが、黒のレザーシートは思っていたよりも座り心地が良く、家のソファに座っているような感覚になりました。足元のスペースも広く、私の身長は164㎝なのですが、容易に足を組むことができましたし、足を延ばしても前の座席に当たるか当たらないかくらいの余裕を感じました。

フットレストはそれほど上がらないという口コミを見ていたので期待はしていませんでしたが、奥までしっかり腰掛けた状態でフットレストを使うと結構足が楽に感じましたし、体育座りも楽に出来てしまいました。この体育座りが家のソファに座っているような感覚にさせたのかもしれません(笑)

リクライニングは15㎝なのでフラットには程遠いですが、後ろの人がいなかったので何の気兼ねもなく、自分の好きなタイミングで思いっきり倒すことができました。賛否両論あるようですが、個人的には横になっている感覚がしっかり感じられ、十分にリラックスすることができましたよ。

また、アームレストも写真の通りかなり幅があるため、隣の人と腕や足がぶつかるようなことは一切なく快適でした。

私にとって、「パーソナルスペースを邪魔されない」ということは、快適さを得るのに必要不可欠なことなので、この余裕のある座席まわりは本当に良かったです。後にデンパサールからパースに向かう便は Jetstar(ジェットスター)のエコノミーだったのですが、席がとても狭いように感じてしまって、スクートPlus の広い席がとても恋しかったです(笑)

スクートPlus の座席(NRT-SIN)
ゆったりとした黒のレザーシートです。
NRT-SINは7時間半のフライトなので、一番後ろの通路側を予約しました。
気兼ねなくリクライングできるように、そしてトイレに行きやすいようにです。
広い足元スペース
足を伸ばした際、前の席につま先が当たるか当たらないかくらいの余裕がありました。
床に置いたコンピューターが遠く、拾うのに苦労しました(笑)
ガッチリとした広いアームレスト
見ての通り、隣の乗客との距離を保つのに一役買ってくれています。
意図的にしない限り、隣の人の手や足がぶつかることはまずありません。
ちなみに、アームレスト上の水はウェルカムドリンクです。
アームレストの中に隠れているテーブル
テーブルはアームレストの中から取り出します。
使い勝手に関しては、私的には可もなく不可もなくといったところです。
そして、のけ反って足を組んでも余裕のスペースなのは本当に最高!
折り曲げ可能なヘッドレスト
スクートPlus のエリア(SIN-DPS)
SIN-DPS便のスクートPlus はガラガラで、周りには誰も座っていなかったので
プライベート感満載でした(笑)
足元スペース(SIN-DPS)
普通に座っている時は、このくらいの余裕があります。

機内食

エコノミークラスの場合、機内食や飲料は全て有料です。メニューの品揃えは結構ありますが、内容に対して値段は結構高めな印象です。がしかし、飛行機の中のサービスなので、そういうものだとも思います。後で乗ったパース行きの Jetstar(ジェットスター)のメニューも、料金的には似たようなものでした。

さて、スクートPlus には、ホットミール1つと飲み物1つがついていて、ホットミールに関しては事前に選ぶことができます。というか、当日だと品切れの場合もあるので、事前にオンラインで選んでおく方が安心です。飲み物に関しては、当日席についたら担当のCAさんがメニュー片手に聞きに来てくれますので、欲しいものを伝えればOKです。

機内食の味に関しては、口コミが賛否両論だったので少し心配していました。美味しいという人もいれば不味いと言う人もいるし、ライス系は温めが十分ではなく冷たかったというレビューも目にしました。とにかく実際に自分で食べてみないと分からないといった感じなので、皆さんのために、私が選んだ機内食の感想を細かにお伝えいたしましょう(笑)

成田→シンガポール便で選んだのは『Black Pepper Beef with Rice』です。パースでアジア系のお店に行くと、この料理名は結構目にするので、個人的には馴染みがあります。そして実食の結果、これを選んで正解だったと思いました。レトルト食品をそのままチンしたような見た目ではありますが、牛肉がホロホロととても柔らかく、個人的には好きな味でした(量が少ないのでおかわりしたかった!)。ご飯もホカホカではないにせよ、冷たいところは無かったです。ただ、その料理名の通り胡椒がとても強いので、辛い物やスパイスが苦手な人は避けた方が良いかもしれません。

ちなみにドリンクはオレンジジュースにしました。もうちょっと濃いオレンジジュースを想像していたのですが、オレンジ味の清涼飲料水みたいな感じで薄かったです。

Black Pepper Beef with Rice
胡椒辛いですが、牛肉が柔らかく、個人的に好きな味でした。
でも、もうちょっと量があると嬉しいです。
Black Pepper Beef with Rice
今まで見た口コミの写真より、きれいな状態で出てきました。
ご飯と牛肉が分けられた容器で出てきたことに安堵。
ついてきたクッキー
サクサクとしたチョコレートクッキーで美味しかったです。
確か、グルテンフリーだったはず。

食事は、離陸して比較的早い段階でサーブされました。事前にCAさんが「予約した食事の内容」と「食事を出すタイミング」の確認を取りにきてくれるので、後で食べたい人はその旨を伝えれば対応してくれるようです。

私は早い段階で食しましたが、7時間のフライトだと、やはり後半になってお腹が空いてくるんですよね。カップラーメン(S$6)でも購入しようかと思いましたが、シンガポール到着後にしっかり食事を取りたかったので、食事の代わりにティータイムを取ることにしました。←好奇心もあり、何気に追加購入を楽しんでいる(笑)

スクート・カフェのメニュー
スクートの公式サイトで閲覧可能なので、メニュー内容に興味のある方はコチラでご覧ください。
メニューのスナックセクション

私が追加購入したのは、下記3点。たまたまシンガポールドルを持っていたので、現金で支払いました。
・Old Town White Coffee Hazelnut(S$4)
・Skinnie Biscotti (Original Almond)(S$6)
    ※温かい飲物とセットにした場合はS$9
・Pure Drinking Water(S$3)

誰かが口コミで、ホワイトコーヒーが美味しかったと言っていたので、頼んでみました。スティックタイプの粉をお湯で溶かすタイプのもので、味はカフェラテのヘーゼルナッツ風味と言ったところでしょうか。普通に美味しいのですが、かなり甘くもあるので、甘いのが苦手な人には不向きです。

そして、個人的にとても気に入ったのがビスコッティ!ビスコッティとは、硬い食感が特徴のイタリアの伝統菓子で、アーモンドが入っているものが一般的です。パースにいた時に良く食べていましたが、こんなに薄いビスコッティは初めて見たかもしれません。もともとが硬いお菓子なので、コーヒー等に浸して食べたりするのですが、これだけ薄いとそのままでも容易に食べれて便利だなと思いました。そして味もとても美味しかったです!お土産にいくつか持って帰りたいくらい気に入りました(笑)

あとは、缶の水を1本買ったのですが、その際CAさんが『タップウォーター(水道水)なら無料ですよ』と親切に教えて下さいました。ただ、どこの水道水なのか分からなかったので、念のため、そのまま缶の水を購入しました。

ちなみに、缶のアイスレモンティーを頼もうかと思ったのですが、CAさんに甘いかどうか確認したら、やはり甘いものとのことだったので止めました。アジアで紅茶・お茶類を頼む際は要注意ですね。インドネシアでもそうでしたが、甘いものが多いです。

Skinnie Biscotti と White Coffee
Skinnie Biscotti
蓋を開けたら沢山入っていてビックリ!
薄くて食べやすく、しかもすごく好みの味で美味しかったです。
お土産に沢山買いたかったくらい(笑)
至福の時間!
コーヒーにビスコッティを浸して、柔らかくして食べます。

ちなみに、シンガポール→デンパサール便では、Nasi Lemak(ナシレマ)を選びました。これは色々なものが入っていて美味しかったですね。ただ、もともと辛めの料理なので、辛いのが苦手な方はお気をつけ下さい。

Nasi Lemak(ナシレマ)
シンガポールで食べ損ねたので、ちょうど良かったです。
美味しいですが、当然のことながら辛い料理なので、辛いのが苦手な方は避けて下さいね。

今回の機内食は、有難いことに、全て美味しくいただくことができました。とは言え、そもそも機内食ですからね。「すっごく美味しい!」という風には言えませんので、期待値はあまり上げないようにしてくださいね。

それと、私はアジア料理を普段から食べ慣れているので大丈夫ですが、アジア料理を食べ慣れていない人や苦手な人にとっては、どの料理であっても美味しいとは思えないかもしれません。食べ慣れた味(洋食・和食)を求めるのであれば、やはりフルサービスキャリアで移動する方が良いかと思います。

機内の温度

LCCの機内は寒いと言われがちですよね。口コミを見ても、人によって感想は様々です。スクートでは毛布の貸し出しはなく、必要な場合は有料で購入しなければなりません。購入しても結局荷物になるだけなので、私は最初から自前のブルゾン(冬用)とダイソーで買った膝掛けを持ち込みました。どうせ日本は冬で、移動時にアウターは必要でしたしね。

で、実際どうだったかというと、きちんと準備していったので、飛行中寒いと感じる場面は全くありませんでした。腕や足を出した状態だと寒かっただろうとは思いますが、当日の私の服装は、上は長袖のTシャツにパーカー、下はヒートテックのレギンスにストレッチパンツという出で立ち。そこまで寒いとは思わなかったので、ブルゾンを脱いで足に掛け、膝掛けは結局使いませんでした。

エンタメ

エンターテイメントに関しては、座席にモニターがついていないので、映画やドラマ等が見れるサービスはありません。これに関しては事前に知っていたことなので、ネットフリックスのドラマをダウンロードしておきましたが、結局コンピューターで作業していたので、見ないで終わりました(笑)

ちなみに、スクートPlus の座席には電源がついていて無料で使えますので、充電を気にせず携帯やコンピューターを使うことができます。自分のコンピューターを好きなだけいじれるのであれば、席のモニターは特に必要ないかなと思いました。

それと、スクートPlus にはWi-Fiが30MBついてきます(無料)。しかし、この容量で出来ることはかなり限られますし、特に必要性も感じなかったため、私は利用しませんでした。

スクートPlus の席に付いている電源
30MBのWi-Fiバウチャー
CAさんが配って下さいました。

CAさんの接客

CAの皆さんはとてもフレンドリーで、常時親切に対応されていたように思います。私は、すごく丁寧で畏まった接客より、丁寧と同時にフレンドリーな接客の方が好みなので、気持ちの良い対応だなと感じました。

フルサービスキャリアと違うなと思ったところは、成田発にも関わらず、日本人らしきCAさんは一人しか見かけなかったことです(降りる際に見かけただけ)。よって、基本的には全て英語でのやり取りでしたね。恐らく困った時には、日本語を話せるスタッフさんが出て来てくれるのではないかと推測しますが、そこは試してみないと分かりませんね。

あと、これはCAさんの裁量というより、そういうシステムなんだろうとは思いますが、食べ終わった食事のトレイやゴミは、直ぐに下げてくれるというのが本当に良かったです!フルサービスキャリアのように順番に下げるというのではなく、食べ終わった人を見かけたら、即刻下げてくれます。トレイがテーブルに長く置いたままだとトイレにも行きにくいですし、コンピューター等も出せなくて不便ですよね。しかし、そのような問題は一切なくて快適でした。

トイレ

トイレそのものに関しては、他の飛行機と何ら変わらない普通のトイレです。それなりに掃除もされています。

ただ一つ気になったのが、スクートPlus の場合、前方に一つしかトイレが無いということです。先述の通り、成田→シンガポール便のスクートPlus は満席に近かったので、トイレに行くタイミングを見つけるのに多少気を遣いました。タービュランス等でトイレ使用不可の時間が長かったりすると、サインが消えた途端に混み合うので、行けるうちに行っておかなくてはならない感じでしたね。

全体的な感想

特に不便なく、快適に過ごすことが出来たと思います。個人的には大満足と言っても良いでしょう!

ただし、当然と言えば当然ですが、万人受けするサービスではないなとは思います。私が満足したのは、私のニーズ(私にとって必要なもの)とスクートPlus のサービス内容がマッチしていたからです。防寒着など、足りないものは自分で準備していましたしね。

私のニーズとは…
・最低限の機内サービスで構わないので、安めのチケットを購入したい
・機内食には期待していない(軽食やカップ麺程度で十分)
・和食や洋食以外の食事でも平気
・飲食に多少のお金を使っても構わない
※水分補給は大事なので、最初から10ドル程度は機内で使う気持ちでいました。
・エンタメは必要ない(他にすることを自分で用意できる)
・アメニティは必要ない(防寒用具は自分で用意できる)
・完全英語環境でも苦にならない
・遅延やフライト変更があっても許容できる(ダメージも少ない)
・少ない予算でも、ゆったりとした席を利用したい【スクートPlus 利用】
・座席指定が可能であること(通路側必須なので)【スクートPlus 利用】
・出来れば電源が欲しい(PC作業ができるので)【スクートPlus 利用】
・最終目的がパースへの帰省なので、預け荷物は多め【スクートPlus 利用】
・機内持込み荷物が多め(エコノミーでさえ10キロまでOK)

とまあ、こんな感じでしょうか。似たようなニーズをお持ちの方は、スクートの利用が吉と出る可能性が高いかと思われます。

当たり前ですが、そもそもフルサービスキャリア(FSC)とは存在意義が異なります。提供されるサービスが少ない代わりにチケットの価格が安いわけですから、LCCにFSCと同じようなサービスを求めるのはナンセンスですし、追加サービスが有料になるのも当然です。「食べ慣れた味の食事」「好きな時に追加料金無しで飲めるドリンク」「日本語での丁寧で畏まった接客」「追加料金無しでもらえるアメニティ」「モニター付きの座席」「短い乗継時間」などを好む場合は、少し高くてもFSCで移動した方が気持ち的に楽かと思われます。私も状況によってこれらを使い分けます。パースから日本に帰る際は、乗継時間が短い方が良いので、FSCであるシンガポール航空を選びましたしね。

何事においても、自分を満足させるためには、自分が何を欲しているのかを把握することが大事ですね。

以上、『初めてスクート、ならびにスクートPlus を利用してみての感想』でした!

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