見出し画像

産後ケアとの出会い

第一子を産んでからの生活はガラリと変わり、
私の場合よくある
「頑張りすぎちゃうパターン」の育児生活。

引っ越したばかりの土地で、初めての出産。
産むまでのことは色々調べて備えていましたが、肝心の産んだ後の自分の事は全くノータッチで
「どうにかなるだろう・・・」でした。
ダンスをやっていたこともあり、謎の体力への自信もありました。

「仕事休んでいるんだから家事ができて当たり前」

と言われたわけでもないのに自分でそう思い込み自分を追い詰めて
産んだ後、ろくに身体を休めずに動いてしまっていました。

そんな生活をしていたのでもちろん身体の回復は遅く、子宮脱になりかけているような下半身の違和感、長く続く悪露などトラブルもありましたが…
育児で忙しく自分の体は後回しにしていました。

そして産む前から母親学級や産婦人科で
絶対に完全母乳にするべきだ!
というマインドにハマっていて、なかなか出ない母乳に悩まされていました。

夜中に咥えさせると出が良くなるから、夜中起きたら母乳だけ。
なるべく粉ミルクはあげないように。
でも全然出てないから泣き止まない。

徐々に痛みが出てきて、歯を食いしばりながら毎日母乳をあげていました。


ホント、産後って大変ですよね。
産後は「交通事故にあった後と同じくらいのダメージ」と例えられるくらい身体の中は傷を負っていて、出ない母乳に悩まされて、激痛の中咥えさせて・・・。
寝不足な上に、外出もなかなか出来ず、人と話す機会もない。

「産後うつ」って自分には無縁だと思っていたけど、今考えればなってもおかしくない状況だったなぁ
と思います。

唯一、同じ産婦人科で同じ日に出産した方と友達になり退院の時に連絡先を交換していました。
産後3ヵ月か4ヵ月経ったくらいの頃に、支援センターに誘ってもらい少しずつ外出できるようになって、徐々にママ友も出来はじめました。
声をかけてもらえてなかったら…と思うとどうなっていんだろうとちょっと恐ろしいです。

その友達には本当に感謝していて、いまだに連絡を取り合っていて、長男の誕生日には合同誕生日会をやったりしています。


そんな壮絶な状況下でも、無意識に夫の前では「全然余裕!」って態度を見せていたんだと思います。
だから夫も、大変そうには思わなかったので夫は生活を変える必要もなく、私1人で抱え込んでいました。
でもやっぱり大変な事に気付いてほしくて、気付いてもらえなくてイライラ…
でも出来てないってところは見せたくない。
ずっとモヤモヤしていました。

きっとちゃんとつらいことを話したり出来ていれば、夫はわかってくれたハズだし協力もしてくれたハズ。
冷静に考えればそんなのわかる事なのに、それが出来ないのが産後だったり。
結果、私がたどり着いたのは
夫に対して「期待しない」でした。
そうすることですごく気が楽になったし、やってもらえなくて当たり前なので、やってもらえた時にすごく得した気持ちになる!
と間違った方向に向かっていました。

長男は5月生まれなのでほぼ1年育児休暇が取れ、さぁ仕事復帰っ!
休んでいた期間を取り戻そうと必死でした。

でも以前と同じ働き方はできないですよね。。。
気持ちばっかり先走り上手にコントロールできず
モドカシイくモヤモヤした日々。
仕事に対しての情熱が少しずつ冷めてしまい気持ちが宙ぶらりんになって行きました。

同時に自分の身体にも衰えを感じていたので運動したい!踊っていた頃のように動きたい!
という気持ちがふつふつと強くなっていました。


そんな中で出会ったマドレボニータの産後ケア教室。
私が初めてマドレボニータを知ったのが第二子を出産した後。
産後ケア教室は通常4回コースですが、私が参加したのは1日の単発レッスンで
産後ケアの運動だけでなく、コミュニケーションワークも行い「心のケア」も組み込まれていました。

その時は2人目の産後だったのでママ友もいたし、仕事復帰していたので
「話すよりも体を動かしたいんだけどなぁ」なんて思っていました。

でも自宅に帰ってから、参加した教室で行ったワークで考えたことや感じたことが蘇ってきて、家族への感謝が足りてなかったなぁとか、
もっと違うところに目を向けなきゃなぁとか「夫に期待しない」なんてダメじゃん!
とジワジワと気持ちが変わっていくのを感じました。

こうしてマドレボニータの産後ケア教室に出会ったわけです。
1人目を産んだ時にマドレボニータの4回コースを受講できていればきっともっと楽しく豊かに過ごせていただろうなぁと思います。

何も分からない第一子の産後に、この産後ケア教室を受講できる仕組みがもっとあれば良いのに。
そうしたら産後うつや育児放棄、幼児虐待、そういった事も少なくなる世の中になるんじゃないか、と感じます。

特に、感染症により産後赤ちゃんと参加できるイベントの中止や支援センターの閉鎖など、産後なかなか外に出れない状況がより多くなっている今、より産後ケア教室という場所が必要です。

とはいっても赤ちゃん連れでお出かけして万が一感染してしまったら…
と心配でなかなか出かけるられないのも現状。

早く対面レッスンができる日を夢みて、今出来ることを頑張りたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?