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2023年シーズンが終了し、横浜FCサポーターがJ1について思うこと

2023年はJ1リーグを最下位の18位で終え、2024年はJ2リーグでの戦いになる。

私が2017年に横浜FC沼にハマってからの7年間の内、幸せなことに3年間をJ1リーグで過ごした。

2020年はコロナ禍で降格がないシーズンだったのもあり、下平監督の元、横浜FCの新たなスタイルの片鱗を見た。
2021年は通常レギュレーションとなり降格があったためか、各チーム手堅くなったのもあり、手も足も出せず残り2試合を残して降格が確定した。
そして3年目の今年、最終節まで数字上は残留の可能性を残して戦うことができ、だからこそもう少し何か出来なかったのか?とも思う年だった。

J1リーグを3年、J2リーグを4年と、まだまだ短い期間しか見ていない私でさえも、J2は"沼"だと思う。
もっと前から応援しているサポーターにとっては、J2にいた期間はさらに長く、よりそう思っているだろう。

J2リーグで戦っている時、めちゃくちゃ嫌なチームで(褒めてる)、目の上のタンコブ(褒めてる)だった松本や、同じ『じゃない組』の中でも横浜FCがなかなか勝てず、予算規模もJリーグ屈指の大宮が、今やJ3リーグに落ちてしまう。

よく降格したチームのサポーターが『またイチからやり直そう』と言う。
だけど断じて違う!
と私は思う!

今や選手のレベルが高くなりJ1.5と言われたり、予算規模もJ1リーグに負けず劣らずのJ2リーグで、残念ながら『やり直せる』保証はない!

チームは少しの歯車が噛み合わないだけでも、大きく崩れてしまう。

1度崩れた土台は、土を耕し直し、新たな土をかぶせ、種を植え、雨の日も雪の日も真夏の炎天下でも水をやり、鳥や動物に食べられて種を植え直し、それでも花が咲かないことだってある。

咲いている花のところに、新たな種を植え、様々な花を咲かせられるのが1番良い。

J2リーグは楽しい。
アウェイ遠征も行ったことがない土地が多く、遠征に行くだけでも楽しい。

だけど私はJ1リーグにいたい。
横浜FCが『J1にいるべきチーム』かどうかじゃなく、横浜FCと『J1にいたい』と思う。

J1にいたいと思う理由

1.スポンサーの獲得

クラブの大きな収入源である、スポンサー企業の存在は大きい。
元々サポーターということでない限り、クラブにメリットを感じで契約してくれる企業が大半を占める。そうなると、やはりJ1にいることがスポンサー獲得には大きな意味を成すと思う。

2.クラブの露出

3年をJ1で過ごし、やはり露出度は大きく違う。
スポーツ番組の取り上げられ方や、ランチパックやZoffとのコラボ商品の発売などは、やはりJ1チームのみになることがほとんどだ。
ファンやサポーターを増やすためには、まずは知名度を上げることが重要だ。そのためにもメディアに取り上げられるのは必要なこと。

3.選手の獲得

あとはこれが大きく占める。
年の瀬の今『これがJ1から降格すること』というのを痛感している。
横浜FCの選手は在籍歴が短く、1〜2年で移籍してしまう印象がある。(誰か検証してください)
ここ数年は将来有望な若手選手が来てくれるようになり、数年前には信じられないような『横浜FCは若手選手が主力』と言われるまでになった。
やっとJ1とJ2を行ったり来たりできる"エレベータークラブ"となってきたが、その反動として降格した際は有望な若手が出ていく移籍も多くなる。
横浜FCに在籍した選手は、出来る限り長い間、横浜FCの選手でいてくれることを願わずにいられない。

一方で、王者クラブのフロンターレに移籍し今やバイエルンやACLと世界で戦っている瀬古くんや、今年ルヴァンカップで優勝したアビスパ福岡で主力として優勝メンバーにもなった前嶋くん、世界に羽ばたき次のオリンピック代表候補にもなっている光毅や、A代表の復活も期待される航基と、横浜FCから旅立って活躍している選手たちを見ると、移籍して活躍している姿を見ることも、1つの応援だとも思う。

瀬古くんが以前、フロンターレ移籍後のインタビューで『(降格年での移籍は)横浜FCのファン・サポーターからは批判されることも覚悟の上の決断だった。だけど批判どころか、逆に上り詰めるところまで上り詰めてほしいといった背中を押してくれる声ばかりが届いた』と言っていた。
サポーターとしても『横浜FCの選手でいてほしい』という思いと、『選手として登りつめて活躍してほしい』という相反する思いで常に葛藤する。

その複雑な葛藤は、もちろんJ1の舞台にいても遭遇する機会があるが、カテゴリが下がれば下がるほど葛藤する機会は増えてしまう。

愛する選手たちに"横浜FCで"在籍期間を延ばしてもらうためにも、J1の舞台にいることが何より重要なのではないかと思う。

と、すでに年末にメンタルジェットコースターの今、実感すると共に、改めて『私はやっぱりJ1にいたい!』と2023年に強く思ったのだ。

2024年皆んなで『横浜なら最後に嬉し涙で泣き笑いしようぜ!』

今年も皆さん"横浜FCな1年"だったと思うが、引き続き来年も"横浜FCな1年"を楽しもう!

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