見出し画像

ステージ4からの生還


最近、カウンセリングをする方や知人の中で、癌の宣告を受け、治療した方とお話をする機会があり、ヘルスコーチとして、とても学びの多い機会を頂いたので、シェアしたいと思います。

男性の生涯でがんが原因で死亡する確率は65.5%(2人に1人)、女性は51.2%(2人に1人)(2019年国立がん研究センターのデータ)


癌を宣告されたAさん、中咽頭癌のステージ4だったそうです。(掲載許可を頂いています。)
生存率は、ステージ4で52.1%(全国がんセンター協議会の生存率共同調査2018年9月集計)

会社経営者である、Aさんはご家庭もあり、子供もいて、40代半ば。
奥様と子供たちを置いて、逝ってしまうのではないか、、、。
「死を意識した。」と同時に、「今できる治療をやる事以外に成す術がなくまさに”まな板の上の鯉”状態だった。」とお話されていました。

完全寛解し、現在は、何もなく通常通りの生活をされていますが、
治療に関しては、お医者様を信じ、今できることをただやるだけだったとの事ですが、実は、再発しなかったのは、Aさんの素敵なマインドがあったからだと思います。
これは、心理学でも言われていることですが、
「病気になって良かった。」と思えているということ。

「病気が治って良かった。」ではなく、「病気になって良かった。」という心持ちになるには、後者の方が圧倒的に再発率が少ないそうです。
というのも、”病気にならなければ気づけなかったことに気づけた。”という事が大きな要因としてあるようです。

・病気にならなければ、家族の大切さや有難さに気付けなかった。
・病気にならなければ、健康でいられる事がこんなに素晴らしいことに気づけなかった。
・病気にならなければ、ただただ仕事ばかりの毎日になっていた。
・病気にならなければ、今ある大切なものが当たり前にあるわけではないという事に気づけなかった。

Aさんも、「もう一度同じ治療をやれと言われたら、さすがにやりたくはないけど、あの経験がなければ、感謝できる今の自分になれなかった。本当に経験できて良かった。」とお聞きした時には鳥肌が立ちました。

「起きていることに意味がある。」

こんな視点から、冷静にものごとを見る目を養いたいものですね。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?