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『漫画方丈記 日本最古の災害文学』

『漫画方丈記 日本最古の災害文学』
鴨長明著

漫画なのですが、解説は、養老孟司さんが書かれていて、面白い。解説を読んだ後、方丈記のオリジナルが添付されていて、けっこう古典を味わえて良いと思った。

約1000年前、平安時代から鎌倉時代に移り変わる時期の話。
大地震があって、大火災があったり、遷都があったり、世の中の不安定な状況が、今に通じるものをかんじた。

「行く河の流れはたえずして〜」

この世の儚さを伝えているということなのだけど。

儚いのに、人々は頑張って生きているのだなと感じた。日常の嘆きは、1000年前から大して変わっていないということを改めて感じた。

辛い思いだけで死んでいくのは流石に寂しい感じがする。やはり、スタンダールのように『生きた、書いた、恋した』みたいな思いで死んでいきたいと思う。

『love』yonawo

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