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【読書ノート】『ダイアナとバーバラ』(『約束された移動』より)

『ダイアナとバーバラ』(『約束された移動』より)
小川洋子著


病院で案内係をするバーバラと孫娘の交流の物語を描いている。

バーバラは、少女の頃にエスカレーターの補助員をしていた経験を持つ女性。彼女は、かつてダイアナ妃のファッションに憧れ、ダイアナ妃が着ていたドレスを見よう見まねで制作し、着飾って歩いていた。

ダイアナ妃
王室のイメージの変化、社会的な関心事への取り組み、母性や家族の象徴としての役割など、さまざまな側面を持っている。

案内係
人々が目的や目標に向かって進む際に、方向性や方法を示し、支援すること。他者の成長や理解を促進する役割を果たす。

エスカレーター補助員
人々に思いやりや安心感を提供することで、共通の価値観や社会的な連帯感を築く一翼を担っている。

物語の主題は何か?
変化の中にある人生の中で、自分を失わず、自分らしく生きることが、大事なことだということ。
ダイアナ妃のように、次々と現れる国民一人一人に対して思いやりの姿勢を保ちながらも、個人としてのアイデンティティ、個性をどうやって維持してきたのかということ。

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