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【読書ノート】『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』
汐見夏衛著

反抗期真っ只中の、中学2年生の主人公(加納百合)が、親子喧嘩で飛び出して、防空壕跡地に入っていくと、昭和20年の終戦前にタイムスリップするところから物語は始まる。

戦時中の日本で、二十歳の特攻隊員佐久間彰に恋するという物語。

物語の主題は何か?
戦争の虚しさを恋愛感情を通してより、リアルに表現するということなのだと思った。

女子中学生に二十歳の青年が、果たして恋するだろうか?という疑問は感じたのだけど、人情に溢れる街の人々の姿や空襲を受けた時の悲惨な状況、特攻隊員として、死に行く彰を見送る状況はなかなか泣かせる。

映画は見てないのだけど、プライムで見れるようになったら観てみたいと思った。

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