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ストレスマネジメントのキホンのキ

「ストレス」という言葉はすっかり一般的になっていますが、その特徴を十分に理解している人は少ないかもしれません。

私たちのメンタルヘルスに深く関わるストレス、今回はその付き合い方の基本の中の基本について書きます。

早期発見、早期対応

ストレスとの付き合い方の基本は、「早期発見、早期対応」です。

ほとんどの病気で同じことが言えますし、当たり前のことだと感じるかもしれません。ガンがステージ1で発見される場合と、ステージ4で発見される場合とでは、その後の経過は全く違います。ステージ1で発見できた方が良いわけです。

ストレスに関しても同じです。強いストレスにさらされているにも関わらず、そのことに気づかないで頑張り続けると大変な状態になってしまいます。例えば、うつ病になってしまうと数ヶ月の休暇が必要になりかねません。しかし、早めに気づくと、ちょっとした対処で乗り切ることができます。少し距離を取ってみたり、考え方を変えてみる、自己主張の仕方を工夫する、など。早く発見すると、ダメージを小さくおさえられます。

では、どうやったら自分のストレス気づけるのか、、、?

ストレスの反応は、「身体」「感情」「行動」の3つに分類できます。下の図から、自分によく現れるものを探してみてください。

ストレス反応

個別性が高いが、個々に見るとワンパターン

自分の背中は自分で見えないように、ストレスに無自覚な人は案外多いです。そんな方は、自分に現れてくるパターンを知っておきましょう。ストレス反応は、人それぞれで個別性が高いのですが、個々人でみるとワンパターンな場合が多いです。

例えば、僕はストレスがかかると夜に眠れなくなります。そして、このパターンは10年以上変わりません。毎回、不眠です。このように、反応自体はワンパターンなことが多く、毎回違う反応が出てくる人はまれです。自分はストレスがかかると、どんな反応から現れてくるだろう?と振り返ってみてください。

僕の場合、不眠になると、どんなストレスがかかっているのか?について考えはじめます。そして、できる対処をするようになります。ここで無自覚でいると、ストレスは見過ごされ、より大きなダメージを受けることになります。

ストレスマネジメントのキホンのキは、ストレスがかかった際に自分にはどんな反応が出るか?を知ることです。この機会に、自分のパターンを頭の片隅に置いてみてはいかがでしょう。

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