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1ステップで激変!資料のBefore_After~評価 ver.~📝

こんにちは、Rubatoで資料作成の添削スタッフをしている土居です。私は「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」で受講生の方の宿題を添削しています。
資料作成は基本ルールを押さえる事で資料そのもののクオリティを飛躍的にUPすることができ、さらに作成に費やす時間を圧縮する事が出来ます。Rubatoではその基本ルールを理解して実践するための学びを得る機会を皆様に提供しています。
 
今回は「評価」をメインテーマに「環境衛生事業部の売上を3年で2倍するための打ち手」のスライドを添削してみます。

×NGポイント

● 各比較項目の優劣が一目でわからないため、読み手は説明文の 内容にしっかり目を通す必要がある
● 客観的観点から優劣がつきにくいため、結論が提案者の主観のように見えてしまい、説得力に欠ける

まずは、今回のメインテーマである「評価」を追加してみましょう。

読み手にとって内容が理解しやすい資料とは、「何を伝えようとしているのか?」がある程度見た瞬間に伝わる事がとても重要です。
今回のように何かと何かを比較したい場合は〇や×といった「評価」を入れる事で優劣がとてもわかりやすくなります。また、評価を加える事で、結論に対する客観的視点も加わり、より説得力が高まりますね。

Beforeスライドには比較項目に提案者の評価が含まれていないので、〇と×を使って「評価」を追加してみましょう。

いかがでしょうか?ちょっとした事ですが、〇×が追加された事で、どちらが優れているか瞬時に判断できますね。また、既存顧客の深堀りがマル1個に対して、新規顧客の開拓はマルが3個あるため、提案者の「新規顧客の開拓で問題なし」という主張を裏付ける事ができ、主張に説得力が生まれましたね。

さらにそれ以外の要素も含めてもう少し修正を加えてみましょう。

◎改善ポイント

1.主張したい対象が際立つレイアウトにしてみましょう
表のままでも良いのですが、優劣の主張をよりしっかり伝えるために図解も工夫してみましょう。特に1対1の対象を比較する際には表ではなく「対比型」という図解の型を使って整理してあげるのがお勧めです。またその際に、主張したい方に「強調表現」(参照:1ステップで激変!資料のBefore_After~図解での強調(領域強調) ver.~)を入れてあげるととても効果的です。今回は「新規顧客の開拓」を強調するため、小見出しの図形・背景の色をアクセントカラー(オレンジ色)にしています。
 
2.説明文に文字強調を追加しましょう
説明文に一工夫加えてあげましょう。重要なキーワードに文字強調を加える事で視覚的な理解をサポートします。色味は小見出しに使用している色を使用すると統一感を残しつつ強調する事が出来ます。
 
3.ピクトグラムを追加しましょう
ピクトグラムを使用する事で記載されているテキストを読まずとも視覚的にすばやく伝える事が出来ます。4つの比較項目にそれぞれ対応したピクトグラムを追加してみましょう。伝えたい事が一目でわかるようになります。

まとめ

今回の『資料作成Before→After』テーマ
「評価」

いかがでしたでしょうか。「評価」を追加する事で、読み手に対してより早く、そしてより深く理解してもらえるようになります。
ぜひ自分が過去に作った資料を見て、今回解説したポイントをおさえられているか確認してみてください。

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