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NLPは「実践的なコミュニケーション心理学」


【NLPとは】
 私は2020年9月より「NLPの創始者から直伝された日本国内の第一人者」である先生から個人的に「NLP」という学問を学び個別コーチングセッションも受けています。
NLPはNeuro-Linguistic-Programing(神経言語プログラミング)の略称で、別名「脳と心の取扱説明書」と呼ばれたりもします。

※正確にはNLPは学問ではありません

 人は、五感(視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚)を通して、出来事や体験を認識し言葉によって意味付けを行います。
そして記憶として定着させた後、ある年齢に達した時に一定のパターンが出来上がります。
このパターンの事をNLPでは「プログラミング」と呼んでいます。
つまり、私達の思考や行動等は現在にいたるまでの様々な体験や経験を通して、神経、言語、非言語によってプログラミングされているという事です。
勿論このプログラミングは個人で全く異なり、全て同じプログラミングの人は存在しません。
そしてこのプログラミングは書き換えない限り、日々生活していく中で無意識に同じようなサイクルが繰り返されます。
一つの例ですが「三日坊主」には人によってなる人もいればならない人もいます。
その理由の一つはこのプログラミングによるものとも言えます。

 そしてNLPはこの「プログラミング」を心理学と言語学からアプローチし、書き換え再構築する事を可能にするコミュニケーションスキルの一つです。


【NLPを学んだきっかけ】 
 私は医療業界に携わる中で以前より心理学にも興味はあったのですが、今回学ぶきっかけとなった一番の出来事は信頼を寄せていた部下の「心の病」です。
部下に関する話は割愛しますが、
そもそもNLPはベトナム戦争で負傷した帰還兵の精神的なケアの為に開発されたセラピー(療法)でした。
特にPTSD(心的外傷後ストレス障害)や恐怖症などの「ストレス」に対して効果を発揮してきたとされています。
そして現在は様々な分野にまで発展し、セラピーだけに限らずカウンセリングやコーチング等にも幅広く適応され「実践的なコミュニケーション心理学」として位置付けられています。
 私自身コーチとして活動している身としても学ぶメリットはとても高いと感じています。

 「ストレス」は生きていく上で切っても切れないものだと思います。
前述した部下も人間関係からくるストレスにより「心の病」になりました。
今まで何人もの部下が心を病んで辞めて行った経験に加えて、信頼を寄せていた部下までも心の病にかかり、改めて真剣に「自分に出来る事は何かないか」と考えた結果出会ったのがこのNLPでした。
 NLPを学び信頼を寄せていた部下と面談を重ねる中で随所にNLPのスキルを活用した所、今では「心を病んだ当初よりも心も体も軽くなった」と前向きに仕事に取り組んでいます。


【NLPのスキル】
 「NLP」はいくつかの諸前提という考え方やスキルがあります。
その中でも人間関係のストレス等に対して効果があるスキルも沢山あります。
例えば、脳のプログラミングの配線を替える「アンカーリング」というテクニックがあります。
これは言い換えれば「条件反射」の機能を活用したものです。
一つの例として、梅干しを食べた経験のある人に梅干しを見せると無意識に唾液が出るのは梅干しは”酸っぱい食べ物”という経験があるからです。これは脳に視覚、味覚、嗅覚等の過去の経験から得た情報を無意識に与え刺激し反応させているからです。
梅干しを食べたことのない子供に梅干しを見せても唾液は出ません。
なぜなら梅干しを”酸っぱい食べ物”と未だに知らず脳へプログラミングされていないからです。
 つまり、脳のプログラミングは人それぞれ個別的であり反応も千差万別であるという事です。

 ストレスも同じ事が言えます。
例えば、正論ばかり話す高圧的な上司との会話をストレスにしか感じない人がいる一方で、いつも理にかなっている会話の為むしろストレスにすら感じず尊敬の念さえ抱く人もいます。
これも言わば脳のプログラミングにより引き起こされている一例とも言えます。
 このように人により物事の捉え方が異なるという事実こそ「脳の配線の違い=プログラミングの違い」と言えると思います。
つまり、言い換えれば脳の配線を替える事ができればストレスを感じなくなると言えるわけです。
そのテクニックの一つこそ「アンカーリング」なのですが、スキルの手順を述べるととても長くなるので内容は次回以降の記事に譲ります。

 NLPのスキルや考え方を使う事で仕事や人生においてとても生きやすくなります。また、自分自身が人生で本当にやり遂げたい事が明確になります。

NLPを学ぶ本質(意義)は「"俯瞰した視点"と"自身の本当の在り方"を得る事ができる」ことだと思います。つまり「視点が上がる」ということ。
私自身、人が変わったかのように一年前の自分とは別人になりました。
特に仕事でもストレスをあまり感じなくなりましたし、自分が将来成し遂げたい夢や目標がよりいっそう明確になった事で、日々その目標に向かってイキイキと充実した人生を歩んでいます。


【最後に】
 私は「NLP」は全ての人が学んで損はないと思っています。
世間では一定数「心理学を学ぶ人は怪しい」「心理学など学ぶ必要ない」と言うような声も聞きますが私は学んで良かったと心から言えます。
人として生きる以上「コミュニケーション」は欠かすことの出来ないツールですから、それを脳の構造や心理学から学び活用できる学問は他にはないと思います。
しかもNLPは「実践的な学問」なので、座学で心理学の理論のみを学ぶものとは異なり、実践し行動しスキルを磨き続けなければ身につかない所も魅力的だと思います。

 特に「命」を扱いストレスを多く抱える医療従事者には適した学問でありスキルなのではないかと思います。

今や「NLPの考え方が最低限できれば医療事務職の働き方にも変化が起こせるのではないか」と一人で思いを馳せています。
とはいえまだまだ私自身学び続け、NLPを自己適応している最中の為、最終的に無意識にNLPスキルを活用できるよう継続して学び実践していきたいと思います。

 最後にこのNLPをコーチングにも適用した「NLPコーチング」も学びクライアントにも提供しています。
今後「NLPコーチング」についても記事を書いて行こうと思います。

2021年には本格的に夢に向かい行動できるよう今はまだ少し準備期間。2021年は心の底からやりたい事に本気で突き進みたいと思います。

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