仕事内容よりも大切なこと
はじめに
鹿児島県で病院事務長をしながらキャリア形成支援の個人事業を行っている鶴喰(つるばみ)です。
私はこれまで大中小規模の医療機関で約10年以上働いて来ました。また、個人事業主として経営者や多くのクライアントとも関わらせて頂きました。
(簡易な経歴等は下記参照↓)
そのような中で私なりに気付いたことがあります。
それは「仕事内容よりも誰と仕事をするか(誰と働くか)がとても大事である」と。
もちろん仕事の内容も大切ですが、それ以上に誰と共に仕事をするかは本当に大切です。
仕事のシーンを思い浮かべて下さい。
あなたが仕事で辛い時、残業が多い時、プレッシャーの高い業務を任された時など、あなたが苦しんでいる状況で上司や周りの職員は声をかけてくれるでしょうか。
また、新たな業務を提案し取り組もうとしたり、部署や組織をより良い方向に推進しようと試みる際など、上司や周りの職員は一緒に肩を組みスクラムを組んでくれるでしょうか。
答えが「いいえ」であるのなら、職場環境を変えることも視野に入れることが大切です。
組織における主体性とは
上記のような否定的な組織(職場)の特徴の一つが「主体性がない」ことです。主体性とは「自分ごととして物事を捉え判断し行動に移すこと」
また主体性にも「現在の主体性」と「未来の主体性」の2種類があると思います。
主体性のない組織には下記のような人材が多い傾向にあります。
これらは自分ごとと考える以前に”自分のことしか考えていない人”です。
組織における主体性は「自分の視点+他者の視点」が必須です。
では、主体性の少ない人材の多い組織で働くとどのようになるのか。
皆さんもお察しのとおり「井の中の蛙」になります。
井の中の蛙の問題点は自分のことを「主体性があると思い込んでいること」にあります。
「自分達は頑張っている。周りの為に目の前の仕事に誠実に向き合っている」と。
しかしながら、井の中の蛙の多くは前述した主体性の「未来の主体性」が欠けていることがほとんどです。
仕事をする上でこの「未来の主体性」が何よりも大切です。
「未来の主体性」とは言い換えると「大きな目標に向かう推進力」とも言えます。
※現状の延長線上にあり努力もあまり必要なく、時間が経過することで達成できるような目標への推進力は未来の主体性とは言いません。
つまり、未来の主体性を持ちながら仕事をするには、自分自身の夢や目標へのGOAL設定も重要ですが、それ以上に周りの理解や協力、目標を応援してくれる環境がとても大切になります。
もし、現在の職場に未来への主体性を発揮している人材や環境が見当たらない場合でも悲観的になる必要はありません。
未来の主体性を発揮している人達は外部に山ほど存在します。
組織内にこだわらず組織外へ目を向け、自らの主体性を磨き発揮できる環境へ関わりを持ちましょう。
最後に
未来の主体性を発揮するには、仕事の内容も大切ですが、誰と仕事をするかが何よりも大切です。
これからあなたは
「誰と仕事をしたいか」
今や仕事内容は山ほどありますが、世界に同じ人は一人としていません。
それだけ仕事内容以上に、誰と仕事をするのかは貴重でもあるということ。
自分の大切な時間を誰に注ぐのか。誰と注ぎ合うのか。
今一度、真剣に考えてみましょう。
一人で遠くに行くより、仲間と遠くへ行く方が、人生は彩りに溢れるから。